「ご本尊様が欲しいんだけど」とお客さま。
はいはい、どうぞどうぞ、
種類もいろいろございます。
どうぞごゆっくりご覧下さい。
・・・・と、ちょーーーーっと待ったぁぁぁ!!!
その前に、聞かなきゃいけない例のこと。
「お客様、ご宗派は?」
「ああ、真宗(=浄土真宗。この辺りは99%本願寺派)」
・・・やっぱり。
浄土真宗本願寺派の場合、ご本尊様は
お寺様を通して本願寺からお求めいただくのが原則。
市井の仏壇屋ではい、どうぞというわけにはいきません.
もちろん、お寺様とご相談の上、了承があれば
市販のものもありますが。
と、言うわけでお客様には2度手間ですが
説明の上、「とりあえず、お寺様とご相談を・・・」
ということになります。
さて、ここで聞かなきゃいけない、もう一つ。
「ところで、どちらのお寺様ですか?」
「・・○○寺」
「!!!!そちらでしたら浄土宗ですが」
ここで話は振り出しに戻る。
めでたく浄土宗のご本尊(舟型光背の阿弥陀様)を
お買い上げいただきました。
浄土宗と浄土真宗。
ごっちゃにしているお客様、多いんです。
2月18日の「エンタの神様」で
小梅太夫が
「息が白いと思って見ていたら~
魂が抜け出していました~~
チックショー」
と、やってました。
爆笑!!したけど、よく考えたら
「言霊」という言葉もあることだし、
しゃべるという行為は一種
「魂が出て行っている」行為なのかも
と思いました.
多かれ少なかれ発する言葉は
人柄を反映するものだし、
独り言を除けば相手のあることだし
出してしまったら戻すことも隠すことも
出来ないからよくよく気をつけなければ・・・。
でも、頻繁にあるのよね。
ああ、やっちゃった・・・
しどろ、もどろ・・・。