飛騨の山里暮らしの最後の朝を迎えた。
十年一日のごとく、ユキを連れて朝の散歩に出かけた。
雨上がりの野山からは霧が立ち上り、ウグイスがさえずりセキレイやツバメが巣作りに励んでいる。
田畑では、野良仕事をする人たちの姿が目立つようになった。
去年まで借りていた田んぼは、畦の補修をし堆肥を漉き込み田植えの準備が進んでいる。
春に種を蒔き秋に収穫する山里の風景も、いつもと変わることなく続いている。
平穏でのどかな田園風景が、いつまでも続くことを願いながら、13年間過ごした山里に別れを告げた。
当ブログの更新は今日が最後となり、山里暮らしとともに幕を下ろすことにしました。
長きにわたり、ご愛読いただきましたことを心よりお礼申し上げます。
幸い山里への想いと自然に寄り添う心を共有できる若い二人が、ここを引き継いでくれることになりました。
同じ志を持つ二人は飛騨の地に根を下ろし、二人三脚で新しい世界を切り拓いて行くことでしょう。
「くわとちょうな@飛騨の山里」を、従前と変わらぬ応援を頂きますようお願いしまして、お別れの挨拶とさせていただきます。
満開の桜と、燃えるような夕日に見送られて山里を後にした日から、早くも1か月が経とうとしています。
住まいの環境も毎日の暮らしも激変し、ユキ(柴犬)共々戸惑いながらも少しずつ喧噪の都会に溶け込もうとしております。
これを機にブログ「飛騨の山里便り」に代わって、ポータルサイトFC2ブログで、第二の定年・持て余し日記で再スタートすることになりました。
山を想いながら、都会暮らしの折々を綴っていこうと思っていますので、興味のある方はどうぞお立ち寄りください。
2013年5月29日