9月5日(木)
朝一番、育たないゴーヤの水やりに外に出ると、信じられないくらいに涼しい陽気。
こないだまでの人間離れした狂った陽気はどこかに去っている。
空は美しい青をしている。秋の気配がする。
部屋に戻ってネコたちに朝ごはん。
そして、洗濯開始→外干し。。
やっと湿気が消えた空にTシャツがなびく。
今日は通り雨にまどわされずに過ごせそうな予感。
11時ごろ外に出る。
自転車に乗り込み、リハビリに向かう。
昼に近づく空の下、ロータスイーターズを聴きながら走る。
毎年聴いているアルバムも、思えばあの十代から40年が経っている。
アルバムタイトル「青春のアルバム」は、原盤タイトル「No Sense of Sin」と違い、日本で勝手につけたもの。
「青春のアルバム」とは実にド直球だけど、確かにロータスイーターズには彼らだけに許された純粋無垢がある。
それは、小っ恥ずかしさを超えて輝いている。
キラキラとまるで三途の川のような風景に思えるデビュー曲。=「First Picture of You」。
夏のまぼろし。この曲が彼らとの初めての出会いだった。
隅田川を渡り、視界が広がった空の下。
音楽を聴いてチャリンコで走ると解放感に包まれる。
うっとうしい観光客等々に汚された浅草をくぐり抜け、違う街へと駆け抜けていく。
これでもかといくつも重なっていくロータスイーターズの青春歌を聴く。
50代後半・2024年の夏のおわりの風景。
昼に近づく時間。
空にはたくさんの雲が、湧いて浮かんでいる。
年を重ねたからといっても、未だこころの底では青春じみた幼い妄想が燃えている。
■Lotus Eaters「Out own Your Own」1984■