こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

2014年8月24日 日曜日 かたちんば・夏の100曲 ~本日休演ナリ~

2014-08-24 21:47:03 | 音楽帳

【1987年7月15日記】
エリック・サティを知ったのは、ブライアン・イーノとの出会いとほぼ同時期と記憶している。(記憶は記録では無いから、いんたーねっとみたいな寸分たがわぬ日時か否かは不明。)
長嶋茂雄さんが出演した”クレドール”という時計のテレビコマーシャル。

元々、15秒・30秒といった短いコマーシャル。
その映像とバックに掛かる音楽には、多くの発見と喜びを見い出していた。
幼児から小学生といった頃だろうか。まだシンセサイザー聡明期。その後生きてきたから分かったものの、富田勲さんや教授(坂本龍一さん)などの創った曲に「うわーっ」となった。
なったものの、記録媒体は脳しかなく、それを絵に描いてみたり脳にメモをしていた。

【2014年8月24日 島のA公園にて】
長嶋さんが黒のスーツ姿で出演したCMは、伝統ある館の内部をスローモーションで歩くもの。
映像がとにかく美しく、そのバックには、あるときエリック・サティの「ジムノペディ」、またあるときはブライアン・イーノとハロルド・バッドの「ファースト・ライト」だった。

その後、イーノが多大なるサティの影響から、多くの美しい音楽を産み出したことを知った。
サティは一切無駄なモノを捨て去り・何も無い部屋に住んでいた。
一方、イーノは1982年マンハッタンで立川直樹さんがインタビューした中で、同じような暮らし方をしていることを明示していた。

これに感化された少年の時分は、必要最低限以外のモノを、ある時点時点で廃棄処分した簡素な部屋に暮らしていた。
それも今となっては、ゴミ屋敷に住む事態となっている。この間には30年近いタームがあるので同一で無いのは当然だが、放っておくとモノを貯めてしまう性分は幼児から変わらない。

そろそろ色々思うことあって、全処分を行う気に傾いている。

【2014年8月24日 島のB公園にて】
1982年春、FM東京「音楽の森」で主役・立川澄登さんと、ゲスト出演した打楽器奏者・高田みどりさん。
この放送で、サティ→イーノという魂の系譜、そして高田さんらが創ったムクワジュのレコードを聴き、大いに刺激された。

高田みどりさん、と言って分からない方には、TBS土曜日のラジオ「永六輔その新世界~土曜ワイドラジオTOKYO」の間奏・バック曲を演奏している方、と言えば分かるだろう。

この放送で初めて聴いたサティの「錬鉄の綴れ織り」。サティが提唱した”家具の音楽”の一部。
その繰り返しが心地良く、このラジオ録音したカセットテープを当時繰り返し聴いていた。
サティのLP・CDは、高橋悠治さん&アキさんなど、色々今まで買って聴いてきたが、やはりこの曲が好きなのは今も変わりない。

■Erik Satie 「Tapisserie en fer forgé」1920■

当時・立川澄登さんが、サティが書いた曲への注釈。
”この曲を掛けるのは、招待者が現れた際に玄関ホールで○回(忘れた)繰り返し演奏すること”を読み上げた。
そういった事柄にも大いなる思い入れがある。

今夜、このサティについて調べていたら、奇遇にもサティはちょうど自分の100年前に産まれていることを知る。
そして、ちょうど100年前・サティ48歳の頃に、ジャン・コクトーと知り合った。
不思議な時の系譜を知る夜である。
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