スパム・メール

携帯電話にスパムメールばかりくるようになった。

不思議なもんで、この夏からの現象。
それまでは一切来なかったのに、不思議なものである。

来るのは、「出会い系」がほとんどで、最近では１日１０通は来る。

しかし、どれもが稚拙で、「だましですよ」といわんばかりのものばかり。
こういうスパムメールのコレクターもいて、本まで出したヒトもいるが、自分はそういう余裕がないので、いちいち削除している。

どうせなら、取っておきたいような、「傑作」のスパムメールに出会いたいものだ。

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・・・・しかし、実は実害の無いのはスパムメールの方で、私は、仕事場のメールの方が恐怖である。

何百人のヒトが、凶器のような穏やかでは無いメールを飛び交わし、刺しあい、お互い・日々変わっていく社内という狭い世界の中、日々等高線を引きなおしながら、精神的にヒトを病ます。

時代背景もあるが、その中でも、特にギリギリの所にいる仕事場というのは、そういうものである。

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パソコンを開けるのも最近では恐怖なので、付けっ放しにしている。
付けっ放しにしたって、刺客は唐突にやってくるのには、変わりが無いのかもしれないのだが、パソコンを開けて・「ＯＮ」のボタンを押し・Ｗｉｎｄｏｗｓを立ち上げ・メールを開く・・・という流れが、恐怖を強めるのである。

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一方、自宅のＰＣは、友人数人にしか教えていないので、恐怖感は薄い。

同じ、病魔としてのメールならば、「今晩会ってくれませんか　みか」という笑えるスパム・メールの方がいい。

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と病んだ世界を離れて、写真は「ねこの歯磨き」です。
癒されます。