こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

Ulrich Schnauss 「Monday Paracetamol」'03

2008-11-23 04:57:24 | 音楽帳
Ulrich Schnauss - Monday Paracetamol


やたらみんなほめる、このウルリッヒ・シュナウスの2枚目は、自分は好きになれない。
やはり、1枚目のクリアーなつきぬけるPOP感と、新しい時代のエレクトロ音楽を感じた点で、自分にとって1枚目は、稀有な存在だ。

さてさて、この2枚目だが、唯一好きなのが、この「Monday Paracetamol」という曲。
少し、というか、かなり暗めの曲で、まるで「BLUE MONDAY」だが、ダウナーな気分の時には、ぐっと入ってくる曲である。
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本田紘輝君の絵

2008-11-23 04:21:43 | スケッチブック
夜、いつのまにか、灯りをつけたまま、眠ってしまっていた。
テレビをつけたままだったが、その音が自分に入ってきて、夜中2:30に目が覚めた。

本田紘輝君という、12歳で亡くなった「アーチスト」の、病気との闘いの日々を綴った番組だった。

***

【ドキュメンタリー大賞 負ケテタマルカ!!~画用紙に描いた命の記録~】
本田紘輝君は7歳の時「脳腫瘍(髄芽腫)」を発病し、以来常に生死と隣あわせで生きてきた。
そんな絶望の彼を救ったものがある。
それは絵を描くことー。
圧倒的な迫力で、見る人の心を揺さぶる紘輝君の作品は県内外の絵画展、CGアート展で数々の賞に輝き、アジアを舞台にしたコンテストでも小学生初の受賞を飾る。
画用紙に彩られていく赤や青、緑にピンクといったカラフルな色には紘輝君の“生きること"“生きたいと願う望み"が込められていた。
紘輝君が絵を描く時、いつも励みにしていた言葉がある。
“負ケテタマルカ!!"
絵を描きながら病気と闘い続けた紘輝君の2年間の記録を通して、“生きる"とは何かを考える。

***

今週、自分の仕事場の同僚Aさんが亡くなった。
急なことだった。
朝、そのAさんの死を知り、夜、土浦まで、通夜に向かった。

土浦の駅を降りると20:00.
東京との温度差に震えながら、タクシーで斎場に向かった。


お線香を上げ、お棺の中に眠る彼の顔を見ながら、この「生」と「死」のへだたるものの境目と根拠というのは、一体なんなのだろうと、今更ながら、自問自答していた。

***

本田紘輝君のドキュメンタリーを見ていて、つくづく思った。
その絵の、パワー、エネルギーの凄さもそうだが、「絵」は、彼という筆者が消えて死んでしまっても残る。

音楽もそうだが、アートというのは、出来た瞬間に、その作者の手を離れて、自由になる。
「生」にも「死」にもまたがる、そういう存在に感じられた。

時間、時代という軸を超越して、アートというのは輝く存在なのだった。

僕は、本田紘輝君の絵を、その彼の病気や死という背景さえも越えて、永遠に輝けるアートだと感じた。

自分も、最近サボッている「モノを創る」という行為に、ふたたび向かわねば・・・・、そう思った。
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