内なる旅の一環として、自分のトラウマに向かい合うため、この数年は週に何度か、子どもたちと半日一緒に過ごしている。
それは、自らの精神的リハビリを兼ねたボランティア的時間。。。
夏休み期間も、朝から夕まで一緒に過ごす。
7月18日 金曜日 午前11時すぎ、東京も梅雨が明けたと発表された。
夏休みが始まるちょうどのタイミングで発表。
一雨来たあとに発表というのは、いかにも出来過ぎていて、何かおかしな感じがするけれども。。。
セミも数日前からやっと鳴き出し、いよいよ夏本番。
自分が子どもだった遠い記憶と今の現実とを重ねつつ、子どもたちと一緒に汗をかき、泣き笑いして過ごす。そんな夏が今年も来た。
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そしてまた今日もここに取り出すは、夏になると聴く一枚。
1982年のアルバム「案山子(かかし)」は雑誌「ぴあ」の読者プレゼントで当選した一枚。
清水靖晃(andマライア)は、教授(坂本龍一)が参加したファーストアルバム「IQ-179」で知った。「案山子」は自分が聴いた2枚目にあたる。
今年は早々6月から音楽プレイヤーに「案山子」を入れて聴いていたが、今年は余り響かなかったのだが、
ここ数日身の回りで実際にセミの声や夏が深まっていく音に満ち始めて、やっとリアルに響いてきた。
このアルバムを聴くと、同時期に発表された細野(晴臣)さんの「フィルハーモニー」を想起する。ともにジャパニーズエスノの名盤、と思っている。
外に佇み、セミの声を聴きながら、汗ばんだ顔に苦渋のしわを作り、夏らしい花と入道雲を見やる。
外の風景と、イヤホンから流れる「このように詠めり1〜セミ取りの日」がシンクロする。
苦しいだけじゃ、もう生きてる意味がないし、もう十二分に苦労してきた。。今年は良い夏休みになればいいな、と素直に思う。
■清水靖晃「このように詠めり(その一)~ セミ取りの日」1982■
今年はナスの苗に挑戦。
ナスを育てるのは二回目のこと。大事に育てた苗からなんとか実が1つ2つと成ってきた。。。大きく育って欲しい。
ちる坊は平和な顔で爆睡中。