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こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

夏の100曲:清水靖晃「案山子」1982

2025-07-20 11:30:00 | 音楽帳

内なる旅の一環として、自分のトラウマに向かい合うため、この数年は週に何度か、子どもたちと半日一緒に過ごしている。
それは、自らの精神的リハビリを兼ねたボランティア的時間。。。
夏休み期間も、朝から夕まで一緒に過ごす。

7月18日 金曜日 午前11時すぎ、東京も梅雨が明けたと発表された。
夏休みが始まるちょうどのタイミングで発表。
一雨来たあとに発表というのは、いかにも出来過ぎていて、何かおかしな感じがするけれども。。。

セミも数日前からやっと鳴き出し、いよいよ夏本番。
自分が子どもだった遠い記憶と今の現実とを重ねつつ、子どもたちと一緒に汗をかき、泣き笑いして過ごす。そんな夏が今年も来た。

***

そしてまた今日もここに取り出すは、夏になると聴く一枚。
1982年のアルバム「案山子(かかし)」は雑誌「ぴあ」の読者プレゼントで当選した一枚。
清水靖晃(andマライア)は、教授(坂本龍一)が参加したファーストアルバム「IQ-179」で知った。「案山子」は自分が聴いた2枚目にあたる。

今年は早々6月から音楽プレイヤーに「案山子」を入れて聴いていたが、今年は余り響かなかったのだが、
ここ数日身の回りで実際にセミの声や夏が深まっていく音に満ち始めて、やっとリアルに響いてきた。
このアルバムを聴くと、同時期に発表された細野(晴臣)さんの「フィルハーモニー」を想起する。ともにジャパニーズエスノの名盤、と思っている。

外に佇み、セミの声を聴きながら、汗ばんだ顔に苦渋のしわを作り、夏らしい花と入道雲を見やる。
外の風景と、イヤホンから流れる「このように詠めり1〜セミ取りの日」がシンクロする。
苦しいだけじゃ、もう生きてる意味がないし、もう十二分に苦労してきた。。今年は良い夏休みになればいいな、と素直に思う。

 

■清水靖晃「このように詠めり(その一)~ セミ取りの日」1982■

今年はナスの苗に挑戦。

ナスを育てるのは二回目のこと。大事に育てた苗からなんとか実が1つ2つと成ってきた。。。大きく育って欲しい。

ちる坊は平和な顔で爆睡中。

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夏の100曲:Eno「Final Sunset」1976

2025-07-14 22:00:00 | 音楽帳

2025年7月14日 月曜日。

早朝は眠くしんどい中、ムチ打って起きた。重要業務=草花への水やりのために。。。
そのときには空はうす曇りだった。

しかしその後寝床に戻ってしまうと、8時半頃・・雨が降り出したようだった。
TVでは台風5号がすでにまじかを通過したことを知らせていた。

昼過ぎ13時頃に外に出ると、雨はいつのまにか止んでいて、雲のあいだから青空が覗き出す、という具合。
ひどい蒸し暑さ。想定外の暑さの中、しごとへ。

しごとおわった帰りの途。
きょうの空。

特別よいことは何もなかったが、一日が無事終わった。
帰り道に夕焼けを見ながら、大好きなイーノの曲を聴いた。
この曲は、夕陽評論家の自分にとって、いわばテーマ曲。ミュージック・フォー・フィルムスに入った名曲。

 

■Brian Eno「Final Sunset」1976■

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夏の100曲:Thompson Twins「Into The Gap」1984

2025-07-13 21:50:00 | 音楽帳

雑録+/ふたたび、1984年への追憶・・・

1983年高校生の頃、秋~冬に胃潰瘍で入院。
治らないままクリスマスの日に退院、病み上がりにこたつで見た年末のYMO散開ライブ。
そしてYMOが消えてしまった、祭りの後の1984年。その年が明けた。

そんな流れ。
そんな1984年幕開けだったから・・
という単純な理由でもなく、何もかもが終わりではないかという希望の無さが満たしていた。
寄る辺のない、色あせた世界。

果たしてそんな1984年に一番聴いていた新譜は何だったのだろうか?。今も当時もいろいろ聴いているが、どの新譜もアルバム丸ごとは心の芯に響かないものばかりだった。例えば1982年の「Avalon」みたいに聴いたらすぐ感染してとりこになるような、恋焦がれる音楽は無かった。

そんな中、一番繰り返し聴いていたのは多分トンプソン・ツインズの「イントゥ・ザ・ギャップ」だった。それくらい特別なレコードなのか?というとそんなレベルでは全然ない。しかし胃潰瘍のカラダに響きにくい可愛らしい打楽器たち、そしてシンセ類の優しい音。幻想を受け入れてくれる世界観、ポップな曲調、はっきりしたメロディ、仮想敵を責めるばかりのロックのワンパターンから意図的にずらし外し続けているところが気にいった。嫌悪すべき汗臭いだけのロック臭が一切しない世界。

当時深夜のラジオ番組「マイ・サウンド・グラフィティ」でエアチェックしたカセットテープで繰り返し聴いた。この番組ではのちにシングルカットもされたA面2曲目の「You Take Me Up」がかからなかったが、それ以外のアルバム収録曲全部を掛けてくれたので、90分テープ片面全部でアルバム通して一気に聴けた。

トンプソン・ツインズはシングル「イン・ザ・ネーム・オブ・ラヴ」で知り、アルバム3枚目「サイド・キックス」で大好きになり、そしてこの4枚目「イントゥ・ザ・ギャップ」さらには5枚目「ヒューチュア・デイズ」までファンとして密接な関係が続いた。売れても世間のプレッシャーに負けずに走り続けるトム・ベイリーは強くすごい人だなあ、なんて思う事も多かった。ピーター・ゲイブリエルのWOMADにも参加していて、第三世界の音楽にも知見があったし。。。
しかし、5枚目から後、メンバーが3人から2人になったところから自分は聴くことをやめた。

その4枚目を、あれから41年目の夏、久々に取り出して聴いた。
もうあのときの必死さや、大事に思った気持ちは消え、心地よくしてもらった魔法は解けていた。そんな40数年目の今、せっかく聴いたのだからどれか1曲を選ぶとしたら、、B面終わり近いところにある曲「ストーム・オン・ザ・シー」だろうか。

1984年夏は、エアコンをつけた自室の勉強机に座り、部屋の大きな窓ガラスから見える青空を大きな入道雲が優雅に流れうつろう中、このアルバムやドゥルッティ・コラム、ニューアコースティック・サウンドなどをひたすら聴いていた。
それを思い出す。しかしその家も部屋も今では丸ごとなくなってしまい、いまや幻のようだが。。。

 

■Thompson Twins「Storm on the Sea」1984■

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夏の100曲:プリンス「ビートに抱かれて」1984

2025-07-02 23:55:00 | 音楽帳

今夜ビルボードの本をぱらぱらめくっていたら1984年のチャートが目に留まった。

敬愛する矢口清治さんの番組ではないが、当時の空気が浮かんだ。

 

1984年7月7日、まさに七夕の日、プリンスが初めて全米でNo.1になった。

曲はみなご存じの「ビートに抱かれて」(when doves cry)。

 

1.ビートに抱かれて/プリンス

2.ダンシン・イン・ザ・ダーク/ブルース・スプリングスティーン

3.ジャンプ/ポインター・シスターズ

4.セルフ・コントロール/ローラ・ブラニガン

5.ザ・リフレックス/デュラン・デュラン

6.アイズ/ビリー・アイドル

7.タイム・アフター・タイム(過ぎ去りし想い)/シンディ・ローパー

8.パラダイス~愛のテーマ/マイク・レノ&アン・ウィルソン

9.ハート・オブ・ロックン・ロール/ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース

10.レッグス/ZZ トップ

 

プリンスは前作アルバム「1999」からすでに数曲トップ10に入っていたが、この曲「ビートに抱かれて」は「必ず全米No.1にする」という覚悟をもって作ったということ。プリンスは元々マニアックな音楽中毒者だったが、それよりマシマシであらゆる音楽を聴き、何がどう大衆にウケているのか?を徹底的に分析しつくして「パープル・レイン」の制作にあたった。その結果がこの大ヒットだった。

 

この「ビートに抱かれて」は、当時のチャートをめくっていくと1984年8月4日まで5週連続でNo.1になっている。6週目に2位に転落。その日に「ビートに抱かれて」から入れ替わって1位になったのは映画「ゴーストバスターズ」のテーマ(笑)。。実に懐かしい感じ。

そしてこの週には新しい次のプリンスのシングルカット「レッツ・ゴー・クレイジー」が初登場45位に入っている。

 

7月~8月よく「ベストヒットUSA」などのTVやラジオで流れていた「ビートに抱かれて」。妙に思い出すのは、土曜日の夜「鈴木さえ子のサウンドキッチン」で流れていたときのこと<・・・というのもカセットテープに録音していたからでもあるが。。。>(AMの粗い音質なのに録音していたのは、さえ子ちゃん初DJの番組、そして珍しい曲がかかる稀有な番組だったからである。)

 

当時高校生の自分は、授業後のクラブの練習を終えてヘロヘロで帰宅後。

まだエアコン無しで暮らせる時代だったか?うっすら開けた窓から夜の虫がじーじー言う。その音と扇風機、うちわであおぐ中、ラジオを聴いていた。そして番組冒頭1曲目、例のグイーンというプリンスのギター、そしてリズムが始まる。

このイントロの感じと薄暗い夏の室内の明かり、蒸し暑いなあと汗をぬぐいながら過ごす夜。

「ビートに抱かれて」でプリンスのハードなギターを聴くたびに、十代の夜のむさくるしく狂おしい風景が重なる。

■Prince & the Revolution「When Doves Cry」1984■

 

★今日の名言・・・「卒業後に除籍となることはありません。」(by 東洋大学)

田久保真紀はのらりくらりと会見。おおかた大ウソなのはこれではっきりしたが、いつまで逃げ切れると思っているんだろうか。小池百合子先輩に見習ったにしては、ずいぶんとおそまつ。

2355、ぎりぎり更新セーフ。

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初夏の100曲:村松健「Hydrangea」1984 / 散歩旅:千住、牛田/関屋、堀切あたり(2024年6月20日)

2025-06-30 23:40:00 | 音楽帳

今年も早いもので、今日が夏越の大祓。半年が経過した。

引き続いて、過去の写真の棚卸し。。。振り返る中で、ここ数日は昨年6月の散歩写真をめくる。

あてを定めずにふらふら歩くのが本来の自分の散歩方法。この日も時間も場所も適当に歩いていた。

たった一年前なのに、はるか遠くに感じる異界への旅。

 

6月20日 うすぐもり。最高気温28.4℃/最低気温20.8℃、平均湿度75%、じめじめした陽気のなか。。

千住から牛田/関屋、堀切あたりへ。

この日、レコード屋さんで村松健の懐かしいアルバムを発見、購入した。

 

■村松健「Hydrangea」1984■

*Hydrangea・・・「あじさい」のこと。

綾瀬橋のたもとでのらねこさんと出会った。

ひどくつかれたすがたに見えて、悩ましかったが、回遊後再びその場所に行くとおじさんと一緒。

決してそう言ってじぶんを安堵させるつもりはないけれど、見守りが居たことはよかった。

コメント (2)
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