10月20日は、京都国立博物館で開催中の「三十六歌仙絵と王朝の美」に来ました。
日曜日で混雑を覚悟していましたが運良く空いていて、ゆったりと鑑賞することが出来ました。
鎌倉時代に制作されたこの佐竹本三十六人歌仙巻は、歌に優れた三十六人の"歌仙"と呼ばれる詠み人の経歴、歌、肖像画が書かれた二本の巻物でした。
それがどういう経緯か旧秋田藩主の佐竹侯爵家に伝わります。
やがて、この「佐竹本三十六歌仙絵」は売りに出されますが、余り高額な金額に単独で購入する者はいませんでした。
そこで、大正8年(1919)に一歌仙ずつに分割され売りに出され、それぞれ別の所有者の元に秘蔵される事になりました。その分割からちょうど100年目に開かれた展覧会で三十六歌仙のうち三十一が展示され、恐らく今後はこれだけの名品が一堂に会する機会の可能性がないと思われる内容です。
美術館や博物館がお持ちの場合には、単独で見れる機会はあるでしょうが、今も多くの歌仙絵が個人の所有になっています。
斎宮女御など5点が今回は出品されていないのが残念です。
個人の考えですが、いずれも国指定の重要文化財ですので、こういう大きな特別展では、是非出して欲しいと思います。
御朱印帳が付いた前売りを購入していたので、引き換え、坂上是則と小大君の絵葉書を購入し、京博を後にしました。
追記
京博に来る際、七条大橋を渡ってきましたが、前回に記事にした様に今年に登録有形文化財に指定され、そのプレートが北側に取り付けられていました。
日曜日で混雑を覚悟していましたが運良く空いていて、ゆったりと鑑賞することが出来ました。
鎌倉時代に制作されたこの佐竹本三十六人歌仙巻は、歌に優れた三十六人の"歌仙"と呼ばれる詠み人の経歴、歌、肖像画が書かれた二本の巻物でした。
それがどういう経緯か旧秋田藩主の佐竹侯爵家に伝わります。
やがて、この「佐竹本三十六歌仙絵」は売りに出されますが、余り高額な金額に単独で購入する者はいませんでした。
そこで、大正8年(1919)に一歌仙ずつに分割され売りに出され、それぞれ別の所有者の元に秘蔵される事になりました。その分割からちょうど100年目に開かれた展覧会で三十六歌仙のうち三十一が展示され、恐らく今後はこれだけの名品が一堂に会する機会の可能性がないと思われる内容です。
美術館や博物館がお持ちの場合には、単独で見れる機会はあるでしょうが、今も多くの歌仙絵が個人の所有になっています。
斎宮女御など5点が今回は出品されていないのが残念です。
個人の考えですが、いずれも国指定の重要文化財ですので、こういう大きな特別展では、是非出して欲しいと思います。
御朱印帳が付いた前売りを購入していたので、引き換え、坂上是則と小大君の絵葉書を購入し、京博を後にしました。
追記
京博に来る際、七条大橋を渡ってきましたが、前回に記事にした様に今年に登録有形文化財に指定され、そのプレートが北側に取り付けられていました。