京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

浮御堂(臨済宗大徳寺派 満月寺)

2019年10月07日 07時37分08秒 | 日記
今日の講座は居初(いそめ)氏庭園とヴォーリズ建築の堅田教会で終わりでしたが、時間は16時。調べてみると浮御堂の拝観が17時までで充分に時間があるので立寄りました。





近江八景のひとつに数えられる浮御堂は、一条天皇の御代 長徳年間(995年ころ)、比叡山延暦寺の横川を開かれた恵心僧都源信が、琵琶湖の湖上交通の安全と衆生済度を発願し、自ら千体の阿弥陀仏を刻み「千仏閣」あるいは「千体仏堂」を建立したのが始まりです。







現在の浮御堂は、昭和12年の再建で「阿弥陀仏一千体を安置されています。これは、平安時代の「多数功徳作善信仰」によるものです。

つまり仏さまは一体より二体、二体より三体と多い程に功徳も多いとの信仰からこれ程多くの仏さまが造られた訳です。
東山にある三十三間堂の観音さまも同様な信仰で造られたのかもしれないですね!



松尾芭蕉の句碑で、元禄4年の仲秋の名月の翌日に十六夜の月見の宴を催された時に詠まれた俳句です。

「鎖(じょう)あけて 月さし入れよ 浮御堂」