京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

さかい利晶の杜(与謝野晶子編)

2019年10月24日 06時22分53秒 | 日記
 さかい利晶の杜の2階は"与謝野晶子記念館"になっています。



「みだれ髪」をはじめ多くの詩歌集をしたり、「源氏物語」の現代語訳などで明治・大正・昭和と活躍したのは多くの方が知るところです。





詩歌を通じて寛と出会い、寛の連れ子、実子合わせて12人の子どもの母親になりますが。寛が亡くなるまでの34年間を共に暮らしています。





晶子の生家は羊羹で名高い「駿河屋」です。
2階は和洋折衷で晶子の両親も先端的な考えを持っていたのでしょうか?

晶子の詩歌集の凝った装幀なども展示されていて、当時の著名な画家が描いていて、美術品としての評価も高いそうです。
これには夫寛の「後世に残るものでなければならない」との考えが反映しています。

再び1階に降りて呈茶を頂きました。



南梅菴と名付けられた立礼(りゅうれい)席は明るく解放感のある部屋です。
三千家持ち回りで呈茶をされていて、この日は表千家がご担当でした。
最近、少しだけお抹茶の事がわかるようになってきて、この日のお薄は泡だちがほとんどなく"表"だと分かりました。
表千家は"鏡のように、、"
裏千家は"適度な泡だち、、、"がひとつの特徴ですねー。(それ以外は分かりませんが、、、)











水差は鮮やか青色、釜は富士型と、お道具の拝見も楽しみのひとつです。

向かいには"千利休屋敷跡"があります。





以前はフェイスで囲まれていて中には入れず、しかも井戸の屋根も、周りを囲う塀もなかったように記憶していますが、利晶の杜が出来るのに合わせて整備されたのでしょう!
おふたりのボランティアガイドの方が2名おられ説明して頂けます。

井戸の屋根は、大徳寺三門を修理した際の古材で作られているそうです。

妙国寺や南宗寺を再び訪れたいとの思いを強くした一日でした。