京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

京都岩倉 実相院

2019年10月20日 05時59分53秒 | 日記
 10月11日は京都市文化観光資源保護財団の招待事業で洛北岩倉にある実相院を訪ねてました。



実相院は長く園城寺(三井寺)を本山とする天台宗寺門派の末寺でしたが、現在は単独寺院です。
御本尊は鎌倉時代作と伝わる不動明王立像です。





約800年前に紫野の地に創建され、その後に御所近くに移転、室町時代の応仁の乱の戦火を避けるため岩倉に移転して来た歴史があります。

代々、皇室の血を引く方が入寺され門跡寺院として栄えました。多くの建物が御所や大宮御所から下賜され移築されたものです。



実相院と言えば「床みどり」「床もみじ」が名高いですが部屋にある障壁画保護の為に撮影は禁止されています。



庭園も本堂裏にある緑豊かな庭園と、比叡山を借景にした現代の枯山水庭園とがあります。
後者は次期12代目小川治兵衛になる予定の小川勝章さんの作庭です。







先日、藤原定家直筆の源氏物語"若紫"の写本が見つかり話題になりましたが、光源氏がまだ幼い若紫と出会う場面があり、"北山のなにがし寺"の候補地のひとつがここ大雲寺と言われています。





かつては非常に栄えた天台宗寺門派の寺院でしたが、今はこのように一民家のようなお寺です。

その後、石座神社へ。









非常に立派な神社ですが、宮司さんは在籍しておらず、維持管理、礼祭などは氏子の皆さんで運営されているようです。

その後、岩倉具視幽棲旧宅を見学しましたが、先日、記事に書いているのでよろしければ9月9日の記事をご覧下さい。