京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

近江三雲城址を巡る

2024年05月07日 08時18分00秒 | 日記
 5月1日は、滋賀県 にある三雲城跡に登りました。
講師は中井均先生(滋賀県立大学名誉教授)です。









午前10時15分にJR草津線三雲駅に集合の後、登山口まで小1時間を歩きます。





こちら登山口から標高334m、比高180mの城跡を目指します。

三雲氏は、もともとは関東御家人でしたが、近江に居つき、近江守護六角氏の重臣として活躍しました。





そのことを示すように、岩には六角氏の家紋「隅立て四つ目」が刻印されています。
写真は八丈岩に刻まれた六角氏の家紋です。

この城には、永禄11年(1568)年に織田信長が観音寺城を攻めたときに六角義賢(よしかた)・義治(よしはる)の親子が逃れてきたという記録があり、そのあとに落城したようです。









途中には「八丈岩」と呼ばれる巨石があります。
落ちそうで絶対に落ちない岩として"合格祈願"に訪れる受験生も多いそうです。



この日は生憎の天候でしたが、東西に流れる野洲川や佐々木六角氏の居城観音寺城址が遠望出来ます。













大手道を登るとやがて桝形虎口の立派な石垣が見えて来ます。

石垣には矢穴が残り、その後に築城された観音寺城址や野洲市に残る小堤城山城址にも見られる技法です。
その後、この技法は全国の城郭石垣に広がり、その走りとして三雲城址は貴重な石垣の遺産となっています。









主郭には穴太積の井戸が残ります。
(直径1.9m、深さ6.2m)

案内板には「竪堀群」とありますが、中井均先生は否定的でした。









西側からは「近江富士」と呼ばれている三上山が遠くに見えます。
その先は琵琶湖です。

今回は比高が180mなので、山頂までの登山は楽でした。
15時過ぎには三雲駅に着きました。



御城印は道沿いの自販機で販売されていました。

まだ時間が早いので、京都駅で下車し前売り券を買っている京都文化博物館で開催されている「松尾大社展」に寄りました。






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