京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

東大寺二月堂お水取り(修二会)

2024年03月12日 07時30分00秒 | 日記
 3月5日は、東大寺二月堂で行われている"お水取り(修二会)を見学しました。









東大寺二月堂の修二会(しゅにえ)は、天平勝宝、4年(752)、東大寺開山良弁僧正の高弟、実忠(じっちゅう)和尚が創始された。以来、令和6年(2024)には1273回を数える東大寺の大切な法要のひとつです。

修二会の正式名称は「十一面悔過(じゅういちめんけか)法要」と言います。十一面悔過とは、われわれが日常に犯しているさまざまな過ちを、二月堂の本尊である十一面観世音菩薩の宝前で、懺悔することを意味します。





二月堂正面の左手に練行衆が入堂される扉があります。



お松明の火が残っている場合は、本堂正面の右手にあるこちらの水槽で消火されます。





閼伽井屋(あかいや) 鎌倉時代・重文

駒札の通り3月13日午前1時半頃に、こちらから十一面観音菩薩にお供えするお香水(おこうずい)を汲む若狭井と呼ばれる井戸があります。







回廊の入口付近には明日に使われるお松明が並べてられています。
根っ子が付いているのはお松明とのバランスを取るためだそうです。

この行を勤める練行衆(れんぎょうしゅう)の道明かりとして、夜毎、大きな松明(たいまつ)に火がともされる。








練行衆は11名ですが、ひとりは既に入堂されているのでお松明は10本が上がります。





練行衆を出されている東大寺塔頭寺院の表門には「注連縄」が掛けられています。

東大寺の長い歴史にあって、二度までも大伽藍の大半が失われてしまった時ですら、修二会だけは「不退の行法」として、1250有余年もの間一度も絶えることなく、連綿と今日に至るまで引き継がれています。

東大寺の建立に関わられた聖武天皇はじめ良弁僧正や実忠和尚の国家鎮護に対する想いを感じます。











18時過ぎに若草山の麓にある"春日野"さんですき焼き御膳を頂きました。

11名の練行衆の方々が厳しい行をおこわれている中"すき焼き"なぞ食べてもいいのか?と少し疑問に思いながらも美味しく頂きました。




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2 コメント

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Unknown (たいぴろ)
2024-03-12 09:12:33
お水取りに行かれたんですね。良いなあ。
根付き竹、まっすぐで良い竹だなあ、どこからくるんだろうと調べたら京田辺市の竹林からなんですね。この為に管理されてるんだろうなあ。
東大寺、また行きたいです。仏像の宝庫ですから何度行っても飽きないですね。
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Unknown (kmyt0794)
2024-03-12 13:15:31
たいぴろさま
お松明に使われている竹な京田辺市以外にも数ヶ所から奉納されているようです。
京田辺市にある大御堂観音寺ね境内には'この地唐二月堂に竹を奉納されついる旨こ石碑が建っています。
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