5月18日は、観音堂で観音会に参加して、その後に久しぶりに御殿を拝観しました。
勅使門にはいつもは木製のしっかりとした結界が置かれていますが、この日はロープが一本張られているだけでした。
御殿の修復工事中で勅使門から工事用のトラックが出入りしている為でした。
黒書院修復工事が終わると今度は白書院の修復工事です。
文化財を守り伝える事は大変な事で、大変な費用と労力、資材の調達が必要です。
仁和寺でもどこかで修復工事が行われています。
門跡寺院の証でもある"宸殿"です。
豪華な金碧障壁画がその豪華さを物語っています。
歴代の竜王戦がこちらの部屋で行われています。
一室では、現代作家さんの展覧会が行われています。
"龍"は空想上の霊獣なので作家さんの創作意欲を刺激するのでしょうね。
毎年、上京区のお寺では「まるごと美術館」と称して現代作家さんを応援する試みを継続されています。
「霊明殿」の扁額は第34、38、39代内閣総理大臣を務めた近衛文麿公の筆によるものです。
霊明殿
明治44年(1911)仁和寺の院家であった喜多家の本尊薬師如来坐像を安置するために建立されました。他にも歴代門跡の位牌が安置されています。
通常はご本尊さまもお前立がお祀りされています。
ホンモノのご本尊さまは非常に小さなお薬師まさで国宝の指定を受けているので、滅多にお詣りする事ができません。
高さは約11cmしかありませんが実に精巧な彫刻がぽどこらされています。
平成29年(2017)に行われた京都国立博物館で開催された「国宝」に出店されていました。
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