京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

嵯峨野 宝筐院の紅葉

2021年12月09日 07時33分00秒 | 日記
 清涼寺(通称 嵯峨釈迦堂)境内にある湯豆腐の名店「竹仙」で湯豆腐を楽しみ、すぐ近くにある「宝筐院(ほうきょういん)」を訪ねます。



宝筐院の歴史は平安時代にまで遡り、白河天皇の勅願寺として建立されたのが始まりです。
当時は善入寺と呼ばれ平安時代末から鎌倉時代には数代にわたり皇族が住持として入寺しています。







南北朝時代には夢窓疎石の高弟・黙庵禅師が入寺し衰退していた寺を再興しています。







室町幕府第ニ代将軍義詮(よしあきら)は黙庵禅師に帰依し伽藍の復興に寄与します。





貞治5年(1367に義詮が38歳の若さで没すると寺は菩提寺となり義詮の院号にちなみ寺名を現在の「宝筐院」に改められました。





楠木正行(くすのき まさつら)と足利義詮の墓が並んでいます。

正行の人柄や武勇、忠義を黙庵から聞いた義詮は自分の死後、正行公の傍らに葬るように遺言したそうです。
これこそ「歴史秘話ヒストリア」ですね。



友人とはここで別れ、ひとりで"厭離庵"へと向かいます。