12月11日は高台寺と塔頭寺院圓徳院で年中行事のひとつ「雪月花」が行われ参加させて頂きました。
「雪月花」とは仏教ではお釈迦さまが悟りを開かれた12月8日の鷄鳴の刻(午前2時頃)修行僧が暖をとるため「うずみ豆腐粥」(簡単な点心)を食した事に由来しています。
圓徳院で受付の後、南庭から北書院を巡ります。
毎年、異なる"テーマ"を設けられていて今年は、ねねさまに多くの方が抱かれているイメージカラーの「薄紅梅(うすこうばい)」の物を身につけて参加するようになっています。
今回、僕はピンクのハンカチをポケットチーフにしました。
圓徳院の北書院では例年はお抹茶席ですが、コロナの影響と対策の為に紙コップに入ったお煎茶と個包装されたお菓子が供されました。
なんだか物足りなさを感じますが、まだまだコロナ禍の中ですので充分な対策を取られていて関係者の皆さまのご苦労に感謝の気持ちを持ちつつ頂きました。
続いて抽選会です。
毎年、圓徳院のカレンダーですが、やはり今年もカレンダーでした。
場所を高台寺に移し拝観します。
台所坂や庫裡の前の紅葉が残っています。
次に高台寺の立礼式の茶室「雲居庵(どんごあん)での茶席です。
こちらでも個包装されたお菓子が出されます。
どれもカラフルで選ぶのに迷います。
次に「利生堂」に移動し、高台寺前執事長(圓徳院閑栖住職の後藤典夫さまから法話を頂きます。
次に「高台寺洗心寮」での点心席です。
料理は高台寺御用達の「高台寺 羽柴」が提供されています。
円山公園の中にある「いそべ」さんの系列のお店です。
滅多に入る事のない洗心寮ですが、毎年8月16日の「五山の送り火」の際の点心席兼ビアホールにもなっています。
今年は規模を縮少しての開催でしたが、自分自身について、家族について、社会について考えるいい機会になりました。