12月11日の高台寺の「雪月花」の行事を終えて洛北にある圓通寺にきました。
着いたのが拝観時間終了の10分前で、受付に居られたご住職が「あと10分くらいしか無いけどいいか?」と尋ねて下さいましたが3人とも"もちろん拝観希望"でした。
ホント、"京都バカ"ですね。
この洛北幡枝の地にひっそりとたたずむ圓通寺は江戸時代初期の1639年に後水尾天皇が造営された幡枝離宮の跡です。
霊峰比叡山を借景にした庭園は雄大さを感じると共に静寂感が漂う枯山水庭園でもあります。(国の名勝庭園)
堂内の音声案内によると庭石は全国から名石が集められ、配置は天皇自ら配置を決められ、また、地上に見えるのは石全体の1/3程度だそうです。
しかし、豊かな水の流れを求められた天皇は修学院に理想の地を見つけられ大規模な離宮を造営されます。
以前は全面撮影禁止でしたが、この素晴らしい計画を守るために多くの方々が協力しています。
それ以降は庭園の撮影だけは許可されるようになりました。