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京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

初詣② 柳谷観音揚谷寺

2021年01月09日 08時35分00秒 | 日記
 "西の清水"と呼ばれる楊谷寺は清水寺開山と同じ延鎮僧都が開山された寺院です。





平安時代大同元年(806)の開創と伝わる古刹です。
長岡京市にある乙訓寺の別当(住職)を命じられた弘法大師大師空海も幾度も参詣されています。







ご本尊さまは十一面千手千眼観音さまで眼病を始め様々な病気の平癒に御利益のある観音さまです。
通常は秘仏で幕が下げられていますが毎月17日、18日にはご開帳されます。
また、特別開帳祈祷(壱万円)の際にもご開帳されます。
(観光寺院では拝観料が要りますが、こちら楊谷寺は伽藍内の拝観までもが無料です。)







上書院からの眺めは素晴らしく手水鉢には季節の花々が入れられています。



奥之院への回廊沿いには水琴窟が備わった"琴手水"もあります。









江戸時代の東山天皇の皇妃が出産の無事を祈願され、無事に中御門天皇を出産され、以降、「子授け・安産の観音様」として信仰されています。
向かって左手には観音様の眷族(けんぞく)である二十八部衆がお祀りされています。







本堂の西側には弘法大師ゆかりの"独鈷水"が湧いています。
大師が参詣した際、お堂の傍の溜まり水で小猿のつぶれた眼を洗っている親猿を発見し、大師が祈祷を施したところ満願の日に小猿の眼が開いたそうです。
以降、眼病に悩む人々のために「独鈷水」にしたと伝わる霊水です。

この日も数人の方が汲みに来られていました。







1200年もの間、多くの人々の祈りと信仰を受け止めてこられた歴史を感じる寺院です。

数度、拝観していますが、少しでもお寺の収入になればと思い御朱印を授与して頂いています。
今回は奥之院の御朱印です。



今年も大変な年になりそうですが、コロナの早い終息と家族の健康をお願いしました。