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ガソリン91%、うるう年の影響除き94% 2月販売動向、中間留分は実質前年並み

2021-03-08 07:27:29 | 日記
本紙推計による石油元売各社の2月の販売動向によると、ガソリンは前年同月比91.1%と月末に向けて失速した。今年はうるう年だった前年に比べ1日少ないため、見た目上の伸び率が押し下げられる。
ガソリンはうるう年の影響を除くと94.4%となり、自動車の低燃費化を含めた需要減退ペースといわれる▲2~▲3%の水準を下回った。東京など10都府県の緊急事態宣言が2月8日以降も延長されるなかで、マイカーなどの需要が徐々に落ち込み、さらに企業のテレワークなどで営業車の稼働が落ち込んだことも影響した。
中間留分はうるう年の影響を除くとほぼ前年並みとなるが、ほとんどが低調だった前年の反動によるもの。前年は記録的暖冬で暖房需要や除雪車の燃料油需要が低迷していたほか、新型コロナウイルスの感染が徐々に拡大する中で中国の団体ツアーがなくなり、観光バスの需要も落ち込み始めていた。

石油通信社

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