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油価上昇と円安で★円 5月通関原油1次予測★ドル

2018-05-07 07:08:43 | 日記
石油通信社推計による2018年5月の原油CIF予測(1次)は、ドル建て★ドル/バレル、円建て★円/klとした。
5月の通関原油は、3月積を1割、4月積を9割で想定し、輸入量は3月の石油統計の数値と過去の実績をもとに4月の主要油種の輸入量を推計。CIF価格は4月最終予測に比べドル建てで★ドル/バレル上昇、為替レートはジリジリと円安に進んでいる傾向をふまえ、★円/ドルと想定。円建てでは★円/klとなり、これは4月最終予測に比べ★円上昇する。
また、6月以降も原油価格はジリ高で推移すると想定。シリア情勢は大きな武力衝突には至らないものの、地政学リスクへの懸念が油価を押し上げ、6月末に見直す機会が設けられているOPEC・非OPECの協調減産については、70ドル前後の価格水準が産油国にとって心地良いレベルであるため、18年末までの継続に合意すると予想した。
ベーカー・ヒューズ社発表の米国内のリグ稼働数は高止まりするなど需給の緩みを引き起こす可能性は否定できないものの、世界需要が旺盛で油価の上値を重くするにとどまるとの要素も加味した。
なお、北朝鮮情勢は対話ムードは進んでいるものの、現時点では核開発疑惑は根本的に解決しないと予想し、原油・為替動向に大きな影響を及ぼさないと想定した。
今後の原油CIF予測は、5月14日頃に2次予測、21日頃に最終予測を示す予定。

石油通信社

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