山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)

英語教育、国際姉妹都市交流、ジョン・スタインベック、時事英語などの研究から趣味や日常の話題までいろいろと書き綴ります。

旧日本兵の日の丸返還先情報求む

2011-06-17 23:54:05 | 日記
先日は、ニューパルツの友人の少年時代のペンパルをさがす記事を書きましたが、(人探し←まだ見つかっていません)、今回は旧日本兵の遺族または関係者を探しているという記事です。

実は、姉妹都市ニューパルツに近い町Saugerties(ソーガティーズ)にある退役軍人会で旧日本兵が形見として身に付けていたと思われる2枚の日の丸を保管しているのですが、遺族または関係者に返還したいとの申し出が、ニューパルツで姉妹都市交流に関わり僕の友人でもあるAlfred Marksさん(ニューヨーク州立大学名誉教授、日本文学などを専攻、三島由紀夫の『禁色』と『愛の渇き』の英語翻訳者)を通じてありました。

これらの日の丸は、出兵時に身の回りの人に書いてもらった寄せ書きで身の回りの人たちの名前と共に「武運長久」や「必勝」などの文字も書かれています。

そのうちの1枚は「贈 小早川春義 君」と書かれ、持ち主は、小早川春義さんという方だったようです。また、寄せ書きの中に「徳島縣美馬郡岩倉村 松田善正」と読める文字が見られ、この松田善正さんという方を調べていけば何らかの手掛かりがつかめるかもしれないと想像できます。また、日の丸の持ち主、小早川さんも現在の徳島県美馬市辺りの出身だったのかもしれません。
これについては、美馬市役所の脇町支所に連絡を取り、担当者を訪ねましたが、今のところ情報は得られていません。
現在、卒業生の義理のお父様で徳島県議会議員を勤められている方や地元の新聞社に連絡をとっているところです。

もう1枚には、「贈 金子惣二 君」と書かれています。「昭和十九年七月二二日」の日付や「池貝自動車製造株式会社」の文字があり、この金子さんは池貝自動車製造株式会社に勤務されていたことが示唆されます。ただ、この会社の後継と思われる会社に問い合わせをしてみましたが、不調に終わり、次の手段を考えています。

2枚の日の丸の画像は、下記のAlfred MarksさんのPicasaウェブアルバムで見ることができます。

旧日本兵が持っていた日の丸の画像

この、2枚の日の丸、おそらく今の僕よりも若かったであろう旧日本兵の方たちの思い、それを見送った故郷の人たちの思いが込められたものだと思います。

何とか、遺族または関係者の手に返してあげたいと思います。

お読みのみなさんで、何か心当たりがある方は、どうぞ、ご連絡ください。
また、このブログ記事はどうぞご自由に転送してください。


コメント (4)
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読書案内:栗林 慧(サトシ) 『アリの世界』科学のアルバム7(あかね書房, 1973)

2011-06-17 11:49:32 | 日記
夏になり昆虫の季節(?)です。
皆さん、虫は好きですか?

僕は、幼児教育学科の授業でもよく言いますが、将来子供と接するときに、必ず昆虫についての知識が役立ちます。
また、虫に対して堂々と接する態度(怖がらない、触れる、捕まえられる)が、子どもに関わる皆さんの職業では絶対に必要となると思います。

ということで、今回は、昆虫関係の書を紹介します。

栗林 慧(サトシ) 『アリの世界』科学のアルバム7(あかね書房, 1973) 

この本は、僕が子ども時代父親から買ってもらった科学のアルバムシリーズの7で、子供用(出版社の想定としては小学2年生以上向け)の写真がふんだんに使われた本です。

著者の栗林氏は昆虫写真家で、この本の中にはあの小さなアリの世界がとても生き生きと再現されています。

小学生の頃、僕は虫好きで、親戚の伯母から「虫チョン博士」というニックネームもつけられたほどです。

「アリの飼育」というページもあり、小学生当時、僕も容器にアリを飼育しようとしてみたこともありました(が、容器の中に立派な巣を作らせることは難しかったです)。

この栗林氏と新見市出身の写真家難波由城雄氏の昆虫写真展が2008年7月5日から8月24日まで新見美術館で開催され、両氏は7月5日にトークショー&サイン会をしました。

僕は、自分が少年時代に大いにお世話になったこの本を手に、サイン会に是非行きたかったのですが、残念ながら都合が悪く行くことができませんでした。

でも素晴らしい写真展は見に行くことができました。
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6月のライブラリートークに(部分的)参加

2011-06-17 08:45:15 | 日記
6月14日(火)、18:30から開催の新見英語サロンに先立ち、18:00から開催の本学図書館主催のライブラリートークに約30分だけ参加。

このライブラリートークには、先月ゲストスピーカーとして招いていただきましたが、通算3回目の参加(ライブラリートークのお知らせ ライブラリートークでジョン・スタインベックの作品を扱う参照)。

この日のゲストスピーカーは地域福祉学科の池田先生でした(↓)。
6月のライブラリートーク

池田先生が紹介されたのが、『モモ』、『ラスムスくん英雄になる』、『赤毛のアン』、『アルプスの少女ハイジ』の書でした。

その他、難波学長から『高齢者医療と福祉』、『生きている心臓』、『ナイチンゲール言葉集』、『伝える力』、『医の未来』の紹介、参加した学生からも『イン・ザ・プール』の紹介がありました。

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