2020年7月22日から開始された観光庁の「Go To トラベル」事業名に使われている、go to travelという英語が不自然ではないかというご質問を受けましたので私見を述べたいと思います。
質問をされた方のご指摘の通り、go to travelというのは英語では不自然です。
おそらく、「旅行に行く」という日本語を誰かがgo to travelと訳し、それがキャンペーンの名前になったのだと思います。
例えば、「ニューヨークに行く」ならgo to New Yorkでいいわけですが(New Yorkに行きたいなあ!)、go to ~の前置詞toの後には行き先の地名が来ます。
だから、「Go to トラベル」というのは、英文字を使った日本語ということなのでしょう。
ちなみにこれは、昨日(2020年7月23日)付けのThe Japan Newsの1面記事です。
見出しに 'Go To Travel' campaign gets off to uneasy start と、'Go To Travel'が引用符付きで書かれています。
これは、英語としては不自然であるという何よりの証拠で、いわゆる日本人が言っている「Go to トラベル」というニュアンスです。
僕も、なかなか帰省ができずに歯がゆい思いをしているので、息子の夏休み中にこのキャンペーンを利用して帰省しようかと思っていましたが、息子の夏休みも短縮され、僕自身の夏休みも相変わらす短いので、行けるかどうかといったところです。
なので、To go or not to go, that is the question.(行くべきか行かざるべきか、それが問題だ)というハムレットの心境です。
追記
この記事を読んでくれた同僚から、The Japan TimesでのGo to トラベルについて書かれたコラムの情報をいただきましたので、ここに紹介させていただきます。
追記2
Go To トラベルキャンペーンが始まって1か月になったという "Go To Travel campaign shows tepid results 1 month on"という見出しの記事が、The Japan News の8月23日号に掲載されました。
(*tepidは「なまぬるい」などの意味です。)
1ヶ月して、読者もこの語をかなり聞きなれたのだろうと判断したのか、既に引用符は使われていませんでした。
質問をされた方のご指摘の通り、go to travelというのは英語では不自然です。
おそらく、「旅行に行く」という日本語を誰かがgo to travelと訳し、それがキャンペーンの名前になったのだと思います。
例えば、「ニューヨークに行く」ならgo to New Yorkでいいわけですが(New Yorkに行きたいなあ!)、go to ~の前置詞toの後には行き先の地名が来ます。
だから、「Go to トラベル」というのは、英文字を使った日本語ということなのでしょう。
ちなみにこれは、昨日(2020年7月23日)付けのThe Japan Newsの1面記事です。
見出しに 'Go To Travel' campaign gets off to uneasy start と、'Go To Travel'が引用符付きで書かれています。
これは、英語としては不自然であるという何よりの証拠で、いわゆる日本人が言っている「Go to トラベル」というニュアンスです。
僕も、なかなか帰省ができずに歯がゆい思いをしているので、息子の夏休み中にこのキャンペーンを利用して帰省しようかと思っていましたが、息子の夏休みも短縮され、僕自身の夏休みも相変わらす短いので、行けるかどうかといったところです。
なので、To go or not to go, that is the question.(行くべきか行かざるべきか、それが問題だ)というハムレットの心境です。
追記
この記事を読んでくれた同僚から、The Japan TimesでのGo to トラベルについて書かれたコラムの情報をいただきましたので、ここに紹介させていただきます。
追記2
Go To トラベルキャンペーンが始まって1か月になったという "Go To Travel campaign shows tepid results 1 month on"という見出しの記事が、The Japan News の8月23日号に掲載されました。
(*tepidは「なまぬるい」などの意味です。)
1ヶ月して、読者もこの語をかなり聞きなれたのだろうと判断したのか、既に引用符は使われていませんでした。