森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

相棒16/第13話「300回スペシャル・前編」

2018-01-25 10:03:14 | ドラマ(相棒)

物語については、すべてが霧の中と言う感じで、次週に期待と言う所でしょうか。

とは言っても、第一発見者の常盤青年が怪しいことぐらいは分かりますよね。

「ここだけ花の勢いが違う。」と、たとえ思う事はあっても、それでそこを掘ってしまうなんてことはしない確率の方が高いですよね。

もちろん彼の行動には裏があった事は、次回予告編でも既に分かっている事だし、最初から右京などにも疑われていましたね。まあ、これを疑わなかったら、・・・・・バカだよねえw

 

しかしこの300回記念スペシャルに、瀬戸内米蔵を持ってきたのは良い選択ですね。16年の重み、ばっちり感じましたよねぇ。

瀬戸内逮捕の回の時は、既にブログに感想を書いていたのですが、今読み直してみるとネタバレを避けて「ショック」と言う言葉のみで、そのことを書いてないのです。

懐かしい薫ちゃんとの映像再会も嬉しかったです。そう、薫ちゃんの時だったのですよ、これ。懐かしい。

一応、その時の記事もリンクしておきます。

「相棒」シーズン7第1話還流~密室の混迷

「相棒」第2話還流~悪意の不在

と言っても、上記の記事は感想なので、どのようなお話であったかと言うと、「相棒」のHPのスペシャルページにあらすじが載っています。

ちょっとこちらにもお借りしてきました。

「右京と薫(寺脇康文)は、元法務大臣・瀬戸内の政治資金集めパーティーに警備として駆り出される。薫は、会場となったホテルで偶然、高校時代の友人・兼高(四方堂亘)を見掛けるが、その直後、彼は遺体で発見される。右京は、防犯カメラの映像から、同じフロアに滞在していた総合商社の部長・小笠原(西岡德馬)に疑惑の目を向ける。すると、小笠原が発展途上国サルウィンへの支援物資を買い戻し、横流ししていたことが判明。小笠原は、それを知った兼高から揺すられたため殺害したのだという。さらに、買い戻しの首謀者が、瀬戸内であるとも供述。瀬戸内は、支援物資をサルウィンに届けても、本当にそれを必要としている人の元には届かない現状を打破するため、支援物資を小笠原に買い取らせて現金に換え、それをすべて寄付していたのだ。特命係によって暴かれたこの不正により、瀬戸内は懲役10年の実刑判決を受けることになる。」

この作品は2008年なのですが、彼はこの後、小野田さんの死亡後にもちょっとだけ出てきます。

だけどちょうど10年。演じている津川さん自体に加齢の重さを感じてしまいます。(痩せましたねえ)

だから本当にリアルさを感じました。

女優さんだと、ここまでは感じないんですよね。

片山雛子の木村佳乃さんは変わらずに綺麗ですもの。

 

だけど瀬戸内は刑に服した者だけれど、実は正義の人。かたや雛子は違います。

私が「相棒」が本当に好きなと引き込まれて行った一因には、この雛子の存在があったからかもしれません。

彼女は別に「悪」と言うわけではありません。でも悪女。強烈な魅力がありますよね。その退場劇に物語的納得と言うよりは、「相棒」に新風を吹かせる(Season切り替え的な)都合かなと思っていましたから、個人的には勿体ないなと思っていました。

さらに個人的な好みを言うと、ヤロポロクエピソードはあまり好きじゃないので、今度のお話に彼女が絡んできてくれて嬉しいです。

 

坊谷の白骨の事件のニュースを見ている雛子が薄笑いを浮かべる・・・

もうそれだけで、「なんかあるのかっ?!」って言う気分になるじゃないですか。

 

過去映像が多用されましたが、300回スペシャルにはそれは意味のある事だと思います。

懐かしい映像がむしろ嬉しかったです。

お話的には意外と手堅いものだと思うのですが、ある意味お祭り的要素もなくはないですよね。

 

「しかし津川雅彦は痩せたけれど元気だな。」と夫が言いました。

「うん。」と私は応えて、きっと夫も今、ふと同じような事を考えていたのかなと思ったのです。

誰かと比べて元気で良かったと言ったのでは ?

その誰かとは、お兄ちゃん。そう、長門裕之さん。

「相棒」の中ではゲストでありながら人気があった「閣下」。かなりのゲス野郎なんだけれど、彼のエピソードは皆面白かったですね。過去映像がたくさん流れたり、大物ゲストが並ぶと、ああ、彼にも出てもらいたかったなあと、私は思ってしまったのでした。

それが出来るものならば・・・・・。

 

 と言うわけで、前編ではさっぱりわけの分からなかった白骨死体の真相解明は次回のお愉しみです。

あっ、そうそう。めったに褒めない夫殿も、映し方が上手いと言っていました。私もちょっと思ってしまいました(偉そうですみません。)

あっちこっちで思惑が。そうすると地味な会話劇が続きますよね。だからカメラの角度を変えたり、戸棚に映った彼らを撮るとか、なんか変化があって飽きませんでした。

気合が入っていますよね。

なんたって300回なんだから。

 

あー、そう言えば(って、なかなか終わらない・(笑))、「水戸黄門」って通算何回やったわけって調べたら、1227話だって。

ありゃりゃ、これには勝てませんね。右京の相棒をチェンジだけじゃ済まなくて、右京自体を水谷さんから若手に配役チェンジしなければ無理な数字です。もしもそれが可能でも、「相棒」が1228話になった時には、私は生きていませんて(/_;)

 

たかがドラマ、されどドラマ。

なんでも継続するって素晴らしい事だなと、しみじみと思った今日の朝です。(もう、終わるよ^^)

 

 

 


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