森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

横浜☆ブラフ18番館・ベーリックホール・111番館☆ハロウィン

2022-10-31 01:40:18 | お出掛け日記

・「横浜☆イタリア山庭園☆ハロウィン」

の続きです。

次に行ったのは、イタリア山庭園に隣接する「ブラフ18番館」でした。

可愛らしい家に、可愛らしい飾り。

玄関の所で写真を撮りましたが、中には入りませんでした。

と言うのも、私たちがイタリア山庭園に辿り着いた時には、既に2時を回っていたからです。

↓「小さな西洋館の丘」

「18番館」の横にあります。クリスマスの頃には、こちらの飾りも素敵になるのだとか。

そしてまた移動して「べーリック・ホール」に着きました。

ここには2019年4月7日に母と姉とで訪れたことがありました。

 

 

こちらもゴージャスな飾りです。

ハロウィンカラーの飾りですね。

なんでか階段を撮るのが好きです。

頑張って豊かに飾られていたの証と言うわけではありませんが、2019年に訪れた時のシンプルな同じ場所の画像も、合わせて載せておきますね。(母の過去を辿るミニ旅

 

「ベーリック・ホール」はどの部屋も飾っていたわけではありませんでした。

だけどだからこそ、このような飾りにまた出会えたように感じました。

可愛らしい兎の置物だと思いました。

(手が映り込んでしまいました(^_^;))

 

そしていきなり「111番館」の画像です。

星子さんが、今回はそこにあるカフェに行きたいと言っていたのですが、ベーリック・ホールを出たのがだいたい3時20分頃だったのです。その隣にある洋館もカフェをやっていました。

その時ふと閃きました。今の時代は、遅くまで営業している昔とは違います。

そのカフェの営業時間を見てみたら、4時までとなっていました。

行きたい所も同じ可能性がないわけではありません。

そこから「111番館」までは決して近くはなかったのです。

もし4時閉店でも、ぎりぎり間に合うかもしれないと思い、せっせと歩きました。

なんとか港の見える丘公園に辿り着き、そして薔薇とカスケードの庭を通り、目的地まであと一歩・・・・

振り向くと、星子さんが薔薇のお写真を撮っていました。

「何をしているの !?

目的地まではあと少しよ !」

「だって、薔薇が今が一番綺麗に撮れそうじゃない?」

「ダメよ。何かを得るには何かを捨てる !」

すると星子さんが

「何かを得て、そして何も捨てずにもう一つも手に入れる。」

その後私が何を言ったか、もう忘れてしまいました。

だけど凸凹コンビぶりだけは加速したような気がしました(笑)

 

で、間に合いました。

そしてついでに言うと、ここは閉店時間は4時ではありませんでした。

だからちょっとノンビリ珈琲タイムを持つことが出来ました。

だけどケーキセットのケーキが、私の前で一個も無くなってしまいました。(涙)

 

それでソフトクリーム・・・・。

これはトッピングフルーツを、わざとこんな風にしていたのですよね。

 

くるりと回して写真も撮ってみたけれど、やはり最初の画像が正解だったみたいです。

単なるトッピングか、ハロウィンバージョンの崩れた顔か、ちょっと分かり辛かったのですが、美味しかったです。

そして裏手に回って、「111番館」の見学をしました。

2階から見た庭の風景です。

もう4時半近くになっていました。洋館巡りは、今回はここまでです。

私だって、その時は捨てても、後から拾って二つ手に入れようと思う人だと思います。

夕闇迫る庭でしたが、多くの人が去った庭は、寧ろ快適でした。

おっと吃驚!!

君もハロウィンのオブジェかと思ったよ。

 

※    ※    ※

2019年に、姉が買った絵葉書です。

あの時は行ったのがそこだけだったので、一枚目しか親しみを感じませんでしたが、

今回は、下二枚にも親しみを感じています。


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横浜☆イタリア山庭園☆ハロウィン

2022-10-30 03:10:18 | お出掛け日記

横浜の実家に帰る時は、(今のところはですが)だいたい一日は自分のやりたかった事をやろうと思っています。

言うなれば主婦休みの日です。(と言っても洗濯はしてくるのですが。)

10月は、山手の西洋館のハロウィンの飾りを見に行くことにしました。

もう15年以上は経ってしまっているのですが、一度このシーズンに西洋館のどこかを姉と一緒に訪れたことがあるのです。

その時はすこぶる手作り感が漂うハロウィンの飾りで、その翌日に傘下に入っていたお仕事関係のイベントが控えていて、そのイベントの飾りづくりに大いに役に立った記憶があるのです。

さすが本場は違うなと言う印象もあり、楽しい想い出です。

それもあって今回もやって来たわけですが、今回は「イタリア山庭園」からのスタートになりました。

ここに来るのは初めてでした。

 

可愛らしいお花たち。(クリックして頂けると、大きくなります。)

      

表玄関から見えた飾り。いい感じです。

外はこんな感じです。トップの画像はその裏側からなのですが、ちょっと印象が違いますよね。

そして中に入って行ったわけですが、なんとゴージャスな !!!

素敵ですが、思っていたのと違っていたので少し驚いてしまいました。

多くの部屋が、丁寧に飾り付けられていて見ごたえ十分です。

 

まあ、下の画像は・・・・あれですよあれ(笑) 気がつかれましたか?

二階です。魔女が可愛らしい。

実は下の写真がとっても好きです。ただの黒い額に、窓の外が映り込んでいます。

全体的には、こんな建物です。

部屋の中から撮ったお庭です。

そして外に出て・・・。

この日は快晴。雲が本当に美しかったです。

そして私たちは他の西洋館に向かったのでした。


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「畠山重忠公」のゆかりの地を訪ねて

2022-10-28 21:00:40 | お出掛け日記

「鎌倉殿の13人」には、本当に感謝しています。

私は横浜生まれの横浜育ちだったと言うのに、今まで畠山重忠の存在を知らず、彼の事を知ったのは、このドラマのお蔭に他なりません。しかもゆかりの地がこんなに近くにあった事も、先月、実家に帰った時に姉に聞くまで知らなかったのでした。

その時、帰りがてらそのゆかりの地を歩いてみたいと思ったものの、時折降る大雨に負けて諦めたのでした。それでタイミング良く、大雨、小雨、止むの繰り返しの中、まったく雨にも濡れず傘もささずに帰る事が出来たのでしたが、未練が残りました。

だいたい、その帰った日の夜に見た「鎌倉殿の13人」は、その畠山氏の最後が描かれたもので、「神回」と呼んでも差し支えなかったと思いますし、そして紀行も、天気が良ければ私が行こうと思っていた所が多く紹介されていたわけで、なんとなく未練倍増!

というわけで、今月の月一実家帰りの時、ようやく帰りがてらの23日「ゆかりの地散歩」を実行してまいりました。

横浜市旭区も彼のキャンペーンなどをして行たみたいなのですが、気も早く9月いっぱいだったみたいです。年内やれよ~って思いませんか ?

お蔭で(怒)またも余分に歩いてしまいましたが、実は普通の人には(どこでも真っすぐに行ける人)には、「畠山重忠公碑」は鶴ヶ峰駅北口から真っすぐに歩いて15分も掛からないと思います。

 

 

この「碑」がある場所は狭いのですが、その両側に行くと、トップの画像も含めて、このような風景が広がっているのです。

ここは合戦の地ですから、古のその昔、家々など無くドラマにあったような、ただの広っぱだったのだと思います。

 

きっと重忠公も、キラキラした帷子川の川面を見た事でしょう。

その「重忠公碑」の所に、「さかさ矢竹」がありました。

ちょっと胸がジーンとなるエピソードですよね。

だけど一度はすべて消滅してしまったさかさ矢竹。

それでも人々は、忘れても思い出し、思いを込めて植え直したのですね。

(しかし、だったらもう少しお手入れを・・・・(^_^;)いや、竹だけじゃなくてね。)

だけど季節外れの紫陽花の色が綺麗だなと思いました。

 

「じゃあ、次に行ってみよう。」と思いました。

ところが方向を示す矢印のような(道標)などが無いために、かなり遠く感じました。

でも当たり前ですよね。

馬で走ってまたは走って、弓を射たり剣で戦ったりするのですから、距離は近いと言っても、私のヨロヨロする足では、簡単にはつかないのでした。だいたい、山道のようにすれ違う人が居たら、どちらかが待たなくてはならない細い歩道を歩いていくのも、ある種の驚きがあり、そして疲れました。

「もういいや。どうせ単なる跡地。どうせ単なる伝説よ !! あそこまで行ったら、もう引き返す。」と思った「あそこまで」の「あそこ」にありました。

いくら私でも、ちょっとだけ思ってしまいました。

これを見る必要があったのかと・・・・(笑)

だからしばし目を瞑って、その壮絶な戦いの様を想像してみた・・・・・・なんちゃって。

そんな事まではしませんでしたが、戦場の広さと言うのは、ちょっとだけ感じる事は出来たような気がしたのです。

 

戻って、「重忠公碑」の斜め前にこれがありました。

今は面影のない賑やかな厚木街道ですが、なんかちょっとしみじみとしました。

この奥に静かな公園があったので、少し座って地図をじっと眺め、それから首塚を目指して歩きました。

首塚は、本当に住宅の真ん中にあると言う感じでした。

ここではしっかりと手を合わせてきました。

そこからすぐ近くに、首洗い井戸、鎧渡しの跡地がありました。

区役所の敷地内に・・・。

「帷子川親水緑道公園」の中に、このような看板がありました。

私ちょっと思ったな。

なんでこれを通りの方に設置できなかったのかって。

確かにこれはありました。でもなんか分かり辛い。

それで、私が思ったルート。

鶴ヶ峰駅→帷子川親水緑道(左側を降りていく)→この案内図→首洗いの井戸跡地→首塚→「畠山重忠公碑」→「矢畑の碑」(行くなら)→駅に向かう道で行ったら、また左側のひっそりとした公園の下の道→(たぶん)緑道の反対側に出てくる

↓ ここに。

何となく「へぇ」と思うポイントがいっぱいの街でした。

でも駅は、こんな感じ。

そして真っすぐには「辿り着けない女」である私が、余分に見た風景。

色付き始めた街。

待ってれば東海道線の列車が来るのですが、そんな事言ってる場合じゃないなと思って振り向いて歩きだしたら、背後に通り過ぎていく音が・・・

ほんのちょっと悔しかったけれど、気分的にはそれどころではなくて・・・。

 

確かに籠塚とか行かなかったし、二俣川駅近くの烈士たちの碑も行かなかったです。

それでも「行ったんだ!!」という自己満足という満足感で満たされつつ、私は夫殿にメールをしました。

「6時には間に合いそうもないので、『鎌倉殿の13人』、録画しておいてください。」でした。

余分に歩いた分、遅れました。(^_^;)

 


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相棒21 第3話「逃亡者 亀山薫」

2022-10-27 00:27:42 | ドラマ(相棒)

時には、秘密は封印された甕の中・・・・・という事も、ある得るかもしれない。

だけど、この「不都合な真実」は、犯罪だから。

暴かれるべき真実でしたよね。

 

それでも塩見の息子にとっては、あまりにも残酷な真実でした。

父も母も犯罪に手を染めたとなれば、警察官になりたいと言う彼の夢も潰えたわけでしょう。

何もここまで残酷な話にしなくても良かったのになと、私なんかは思ってしまったんですよね。

それでも「本当の事が分かって良かった。」と彼は思うかもしれませんが、簡単には泣いてスッキリなんて訳にはいかないと思うのです。

「けじめ」なんて言う綺麗ごとじゃなくて(それも気に入らない)、本当に死にたくなってしまうレベルの案件じゃないかと思うんですよね。

もちろん自分だったらと言う話ですよ。

だから、何か一つでも救いに繋がるエピソードが欲しかったです。

これは私の感想であって、「文句」と言うものではないですが、何か「こうであったら」という事を書いていると、文句を言っているような気持ちになってしまうのは、嫌な感じですね。でもついでながら言ってしまうと、引きちぎられたアクセサリーのパーツから犯人が・・・という流れは、個人的には好きにはなれないパターンです。

(答え合わせのように写真が飾ってあるしね。)

 

波岡一喜の羽柴刑事、癖があって、こう言う感じの役者さんが好きです。

好きだなと思ったもので、出来れば秘密を打ち明けられて、真実を知っているだけの人でいて欲しかったです。

もちろん、この羽柴は売人を紹介してしまって加担してしまったわけですから、彼もアウトですよね。

これ、すごい警察スキャンダルですよね。

 

世間も大騒ぎさ・・・・ってまったくならない雰囲気の「こでまり」でのラスト。

 

隠ぺいかな(笑)

 

イタミンは今週も良かったです。

 

 

 

 

 


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楽しみにしています !!!

2022-10-25 11:33:03 | 梢は歌う(日記)

元気で生きてさえいれば、楽しい事が何かしら見つかる毎日のような気がしています。

もちろん、辛い事や逃げ出したくなるような気持ちになる事も同様にあると思います。でもそれはまた別のお話・・・^^

 

トップの画像は、もう終わりかけているマンションの花でルリマツリです。花壇の90%は整理され、次の花が植えられるのを待っている所なんです。

 

そして

2023年1月スタートの日曜劇場は「Get Ready!」。

まあ、この事を一番に言いたかったわけで・・・♪

主演が妻夫木聡・藤原竜也。そして演出が堤幸彦。

HPは→こちらです。

藤原さんの「ハリー・ポッター」の舞台が9月いっぱいだったのは、次のスケジュールに関係があるのだと思っていました。だから次の情報はいつになるのか、首を長くして待っていたのです。

「大河」とかも結構期待して待っていたのですよ。

もうこうなったら、最終回で、後の北条をナレーションで語る時の、最後の北条高時とかもしくは足利尊氏とかで、チラリと出てくるチョーサプライズゲストとかでも良いからって思ってしまっている私。(アホですね(笑))

まあ、それはともかく、まだかまだかと待っていたので、昨日いきなり情報が解禁されて嬉しかったです。

しかも共演が妻夫木さんと言うのも嬉しい限り。

この二人だと、やっぱり「SABU」を思い出してしまいますよね^^

2023年の楽しみが、早くも一つ出来ました。

 

 

2022年の最後の楽しみと言ったら、やはりこれでしょうか。

 

無観客のスタジオライブ映像が、12月14日に発売されるのですよね。

今なら予約で、ポスター付き、しかも一日早く届きます。

 

またもう一つ。

これは、ちょっと残念なお知らせですね。

またもネットで「月刊フラワーズ」の12月号を買ってしまおうとしたら、萩尾望都氏の「ポーの一族」は休載らしいです。

お体とか大丈夫かしら・・・?

早い復活を待たれます。

そしてまた「ポーの一族」の続きを、楽しみにしています !!


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鎌倉殿の13人 第40回「罠と罠」

2022-10-24 01:21:56 | ドラマ (大河)

御家人からの人気も高くて、そして視聴者からの人気も高い和田殿の、和田合戦の序章。

 

政子が動き、そして実朝も動きました。

政子の「我が家の秘策」・・・(女装)でやって来た和田と実朝との会話は、ジワーッと来ました。

その手を取って、「ずっといてくれ。」「また獅子鍋を食べさせてくれ。」「鎌倉一の忠臣である。」。

鹿鍋じゃないのかとか、言ってみたりもする私ですが、このシーン、かなりジワーっとしましたよ。

実朝はどんどん本物の鎌倉殿になっていきますね。(逆にそれがなんか不安)

 

またその前に謹慎を言い渡されてしまった泰時も動きました。

みんなで助けて、ダーク義時も今回は引き下がったと言うのに・・・・・。

 

もちろん歴史の事実は変わらないにしても、

「ああ、これが水戸黄門のようなお気楽な時代劇だったら、いい感じこのまま終わるのになあ。」と、思わず思ってしまったのでした。

クライマックスは、「次週に続く」ですね。

 

いつもはBSで6時に見るのですが、今回は帰宅時間が遅くなって、8時の回に見ました。

先に見ていた夫殿が、「和田は可哀想だった。義時はますます悪人だった。」と言いました。

でも私は義時も可哀想だなと思ってしまったのでした。

せっかく、心が平穏でいられる流れになったのに、それを歴史は彼に赦してくれないのでした。

鎌倉の為、北条がてっぺんに居るため。

その為に彼は頼朝から学んだやり方で頑張っているのだと思います。

だけどお兄ちゃんだったら、北条のてっぺんをどうやって取り守ったと言うのでしょう。

きっとその答えは、泰時に生きざまに現れる様な気もするのです。

 

それから印象に残ったのは、実朝と千世のシーンです。

心を分かち合った二人は、良きパートナーになったと思います。だけどそれは、彼女の処女妻という点に蓋をした発言なのですよね。

だけどそれを歩き巫女が

「幸せ3割、寂しさが7割。」

「だけど10割寂しいよりかは良いだろう。」と。

(セリフは不正確ですが、)何やらホッとできるシーンでした。

だけど他の占いは恐ろしいものでした。

「みんな死ぬ。」とは、不穏ではありませんか。

他の髭面の遺体が累々と並ぶと。

髭面の・・・と言ったら、それは・・・・

 

というわけで、また次回に・・・。

 

(トップ画像は記事には関係のないものですが、和田殿の為に・・・。)


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「百鬼夜行抄30」

2022-10-21 01:38:40 | 漫画・マンガ・まんが

Amazonで予約したら、一日早く届いてラッキーな気持ちになりました。

月に一回は実家に帰ろうと思っていて、明日から家を空けるので、読むのが遅くなると思っていたからです。

「百鬼夜行抄」はコミックで読んでいるので、「一年に一回のお楽しみ~」なので、そのお楽しみを後に回すのは、ちょっとの我慢だなと思っていたのですよ。だからちゃんと寧ろ早く読めて嬉しかったです。

って、本当に私、ささやか過ぎる幸せで成り立ちすぎる~(笑)

今回の内容は

「迷い子石」「どうぞお帰り下さい」

「真夏の桜」「その日の前に」

の四編です。

本の紹介の下に書いた感想も、あらすじなどのネタバレもしていませんし、ほんの僅かな事しか書いてはいないのですが、それでもそのほんのちょっとの情報からも何かを感じ取ってしまわれる(飯嶋の遠縁か!?)方には不向きなので、読まれたら是非いらしてくださいね。

 

私的には、「どうぞお帰り下さい」が好みです。

「こっくりさん」はやはり危ない遊びだと思っています。これを読んでいて、昔、友達が話していた、これのせいで狂ってしまって田舎に帰ったその人の知人の話を思い出してしまいました。

ただこの話は、怖いと言うよりも「百鬼夜行抄」の持つしっとりとした世界観が広がっていて、とっても良かったです。

 

他の三篇は、坂元海くんのシリーズ。

とうとう海と律は、リアルに出会います。

海、騙され過ぎと思ってしまうのですが、でも彼は蝸牛の血筋の力を持ってしまっているのに、律が子供の時のように、導いてくれるおじいちゃんも、守ってくれていた青嵐もいなかったわけですから、いちいち惑わされても仕方がないと言う所ですよね。

律の家に来た海は、その家を怖いと思います。

でもお母さんの兄弟たちも、彼らの実家を怖いと思っているのですから、小さな子供が思っても仕方がない事ですよね。

司が海に家の案内をした時、裏庭を「途中からよその土地になるから入ってはダメよ。」というのですが、上手い事を言うものだと思いました。確かに「よその土地」ですよね。^^

気になった言葉は律の「水脈大叔母さんは悪霊化してる・・・・」。

ちょっと驚きですね。今後はどう繋がっていくのでしょうか。

と言っても、また来年のお楽しみでしたね♪

 

なんだかんだと言って、律が良く動く物語の方が、やはり面白く感じます。

また、飯嶋家全員集合みたいなお話がまたあればいいのにと思っています。

他の皆さん、今頃はどうなさっているのでしょうね。もちろんこの物語の中の皆さんの事です^^

たまには会いたいと思ってしまうんですよね。

 

 

・・・


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相棒21 第2話「ペルソナ・ノン・グラータ~二重の陰謀」

2022-10-20 09:34:24 | ドラマ(相棒)

相棒21 第1話「ペルソナ・ノン・グラータ~殺人招待状」

の続きです。

なにげに、1話で思っていた事が、明らかにされていったなと思いました。

怪しいと思ったやつが犯人で、狙いは心優しいアイシャに自殺をさせる事でした。

 

だけどそうすると、アレは脚本の計算だったのですね。

何がかというと、「アイシャの死は右京のせい」というやつ。巷でもそう言われ、私も「右京の大失態だと思う。」と書き込んでしまったわけですが、この2話のシナリオの中に、「アイシャの死は杉下のせいだと、思っている者も多い。」と出て来て、物語と視聴者の感情がリンクするって、面白いしライターの罠かも(笑)

つまり、ちゃんと彼のせいだと思われるような計算されたシナリオだったのかと思ったわけです。

だけどそれでも犯人の動機があまりにもゲスで(また月並みで)、1話目で、犯人が何をしたいのか分からないなと思ったのは当たり前のような気がしました。

そして描かれようにはとてもつまらないお話になってしまったかも知れません。

それを動機以外の部分の物語や役者さんの演技・演出・ロケーションなどで、かなり面白く仕上がったように思いました。

1話は、私的には面白いと思いながらも少々文句もあったので、2話の方が断然楽しめました。

 

宮澤エマさんの透き通った声でテキパキとした話し方がとっても良かったです。

聡明で、だけどちょっと怖い、そんな感じがしましたから。(なんたって北条の女ですからね^^)

それでも亀山夫婦を事故に見せかけて殺すなどせず、国外退去、しかも外交官のような対処をしてきたのは、せめてものミウの気持ちの表れだったのかも知れませんね。

 

厩谷、馬鹿ですよね~。

きっと最後のその時、右京が言った「帰らなかった事をきっと後悔する。」、または片山雛子の言った「帰国を強くお勧めします。日本の方が民主主義・・・・」の意味を深く理解し、本当に後悔する事でしょうね。(セリフは不正確です。)

今回のお話の中で、一番のどんでん返しは、この人間の人格だったような気がします。実に傲慢の極みのような人でしたね。

それと切なかったのは、薫が言った

「1輪しか咲かなかった~!」でしょうか。

なぜなら薫がサルウィンに行った目的は、→相棒7-9「レベル4~後編・亀山薫最後の事件」

の中にも書いておきましたが、

「教えたいのは正義なんです。」

と、言っていたでしょう。

その彼の想いをミウにはその弟には伝わらなかったのかと思うと・・・・ってところですよね。

でも人生に無駄なんて事は、(無いとは言い切れないかも知れないけれど)、私は「ない」と思っている方です。

失敗に見える事も実は失敗じゃない事も多いし、あの時の惨めな経験も、実は何年も経ってから必要な時間だったのだと分かる事もあるじゃないですか。

嘆く薫に(あんなクールな顔をしていても)励ます右京が良かったですよね。

 

かなり貢献してきたと言うのに、追い出されて二人は日本に帰ってきました。

どうやって警視庁に戻って来るのかと思ったら、イタミンが動きました。

嘱託でしたが、「特命係の亀山復活」でしたね。

 

彼が特命に戻って来る時、ちょっとトキメキました。あの廊下を荷物を持って歩いてくるシーンは、「相棒」の初回で亀山が「特命係」にやって来るシーンと同じじゃないかしら。

「土下座しろ。」「俺の股をくぐれ」「お願いする時は土下座一択」と、イタミンには笑わせてもらいました。

あれも・・・・

「先輩の知っている部長は死にました。」ってやつ。

本当に、こっちの新生部長の方が数倍面白くていいですよね^^

そして最後の留めは「美和子スペシャル」。思わず頭の中がピンクに染まってしまいました(笑)

 

しかし今のレギュラーさんの多くは、亀山薫が去ってからの人だったんだなと思うと、なんか時の流れにしみじみとしました。

 

(ああ、、そう言えば鑓鞍先生の黒い計算については、ねじ込みづらくてスルーしてしまいました。「妄想モンスター・右京」。新しいニックネームサンクスですねぇ^^

しかし想像と妄想とはどのように違うのか・・・・新たなる私的謎が・・・・?)

 

すみません。また追記します。書き込もうと思って、つい忘れてしまった私的メモです。今回、ロケ地、どこで撮ったんだろうってちょっと気になってしまいました。サルウィンの貧民街は、何処かの映像を持ってきたのでしょうか。外でのセットなんかも作られたような気もしました。ラストのEDで確認しながら見ていましたが、結婚式場などが多かったように思いました(本当は調べました。(^_^;))、結婚式場は行けませんが、横浜市の大倉山記念館などは歴史ある建物で、行ってみたくなりました。


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約8年 その14

2022-10-19 02:20:07 | ランダム自分史

・「約8年 その13」の続きです。

「その13」を書いたのが、8月の初めで、いくらランダムに続くと言っても、続いてないなと自分でも思いました。

実は最初は、わざと空けていたのです。ひとつの理由には、せっせと書いていたら終わってしまうからと言う気持ちになってきたからというのもあるんです。

なんですか、それはってな感じですよね。

スノウさんが亡くなった時、私は彼女と私たち姉妹の事を、しっかり記憶しておきたくて、この「約8年」を書き始めたのでした。

 

だけどある時、夢を見たのです。

「なんだ、夢の話か。」と思われた方は、もうここで終わりです。

 

私は時々夢の話を書きますが、私の夢は私の矢印。通過しては語れない事がままあるのです。

 

その「ある時」というのは、スノウさんのお葬式が終わったすぐ後の事です。

どんなに長い夢を見ていても、はっきりと覚えているのは最後だけっていう事も多いのではないでしょうか。

その時も、姉の蝶子さんと末の妹の名都さんと私とで、夢の中で、

「ああ、終わっちゃったね。」と言う感じで、お葬式も初七日も終わった労を、お互いにねぎらっていました。

「ちょっとそこで、お喋りでもしようか。」と言いながら実家(たぶん)の和室に座ると、思わず

「あれっ ?」と声を出してしまいました。

蝶子さん、名都さん、スノウさんと、普通にそこに並んでいたからです。

「えへへ」とスノウさんは笑いました。

「いや、別に平気だよ。怖くないもん。寧ろ嬉しいよ。しかもさ、なんか綺麗だよね。なんか若いしさ。」と私。

すると名都さんが

「うん、まるで18歳ぐらいに見える。ズルいぞ、お姉ちゃん。」と言いました。

「だけどこれ、どうやったの?」と私は一番強く思った事を聞きました。

「あっ、だからつまり・・・」と又言いかけました。この話の流れだと、

「どうやったら、そんなに若返る事が出来るの ?」と聞いているかのようにも取れなくはないからです。

だけどスノウさんには、ちゃんと質問の意味が通じたようです。

「うん、これね。吃驚するぐらい簡単だったのよ。

想いを込めて名前を書いて、ペッとその辺の壁に貼っておくだけなの。」

「えっ、そんだけ?」

「そうなの。」とスノウさんがニコニコして言いました。

それで私も、大きな声で

「なーんだ、それいつもやってることじゃん。」と言ったのでした。

 

しかし声が大きかったのが災いしたのか、謎が判明したのがいけなかったのか、夢が・・・夢が覚めていくのが分かってしまったのです。

えーっ、うそ !?

ここで起きちゃダメじゃん、私。

これからみんなでポテチ食べたりビデオ見たり、「あの時のお葬式ではさ」みたいな事をみんなでおしゃべりするのに、ここで起きたら、「スノウさん登場」だけで終わっちゃうじゃないか~!!!

と、心の中で叫んだものの・・・・・

パチリ

目が覚めてしまいました。

 

「想いを込めて名前を書いて、ペッと壁に貼る ?

何が、『いつもやってることじゃん』じゃないよね。

一度もそんな事やった事ないわい。」

目が覚めて一番初めに、私が思った事はそれ。

 

だけど朝の珈琲を飲みながら、ブログ画面を開いた時に

「あっ、これかぁ~。」と私は思いました

 

せっせと書いたら終わってしまうー。

他の理由も。

超えなくちゃならない箱根の関所みたいなエピソードがあって、それをなんとなく越えられずに逃げていたと言うのもありー。

また日常の生活に追われていたと言うのもありでしたが、止まっていたこのテーマ、またランダムに続きます。

 

 

 


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鎌倉殿の13人 第39回「穏やかな一日」

2022-10-18 01:11:16 | ドラマ (大河)

大海の 磯もとどろに よする浪 われて砕けて 裂けて散るかも」

この歌が最初の方に画面に出た時、なんとなく実朝の和歌の紹介なのかと思っていました。

だけど素敵な歌だなと思ったのです。

 

このドラマを見るまでは、彼の歌に興味を持つこともまったくなかった私です。なぜなら、彼の歌は、「古今和歌集」や「新古今和歌集」の模倣の枠を出ていなくて、また技巧的な作品が多いとかなんとか、ガッコウの先生が言っていたからだと思います。でもこれは古文の先生が言った記憶もなく、たぶん日本史の先生、もしくは中学のやはり社会の先生のいずれかが言っていたと思います。

彼は飾りの将軍でやる事もなく、それで趣味に走ったちょっと情けない人・・・のようなイメージを、たぶん私は持っていたのだと思うのです。

でもこのドラマを見るようになって、少々興味が出てくると、芭蕉さんが、弟子から「中頃の歌人は誰なるや」と問われると西行の名と共に彼の名前をあげていたり、正岡子規や斉藤茂吉に絶賛されている事が分かって来て、見る目が変わって来ていたのです。

だから・・・ああ、ここで彼の歌の紹介が入るんだな・・・なんて、単純に思ったりしたと言うわけです。

波がバーンと来て、まるで北斎の絵のように水しぶきが見えるような歌ではありませんか。

こんな和歌をダイナミックに詠う人だったのね。

と思いつつ、物語が始まったのでしたが・・・・・・

 

この回の物語の終わりに・・・・

「うううっ(/_;)、誰も死なないのに、なんか泣ける~」と本当に涙ハラハラの私。

 

本当に迂闊な事ですが、いや、別にまったく迂闊でもぜんぜん問題も無い事ですが、それでもなんにも気がついていなかった自分にあきれました。

あの弓矢の大会(?)で、勝利を祝い合って泰時と鶴丸が抱き合って喜ぶ姿に、実朝の顔がこわばります。

「あっ、そうだったのか !?」と思わず頷いてしまいました!

 

この後、語気を強めて、思わず義時の鶴丸の御家人相応の案を退けたのも、感情的に分かるような気がしました。

ウキィペデアから引用させていただくと
《「然る如きの輩、子孫の時に及び定めて以往の由緒を忘れ、誤って幕府に参昇を企てんか。後難を招くべきの因縁なり。永く御免有るべからざる」と述べる》

だけどドラマの中では、義時の「じゃあ、俺、要らないみたいだから、伊豆に帰るわぁ」みたいな脅しにあい、認めざるを得なくなってたわけですが。

 

でも、それよりも私、過去の諸々のシーンが、頭の中でぐるぐるとしてしまいました。

畠山の乱の前、泰時が父親(義時)の傍に行ってしまったと知った時の、実朝の「そうなのか~」みたいながっかりした顔。泰時は頼家にも信頼されていたし、実朝とも相性がいいんだなと、単純に私は思っていたのです。

占いオババの所に行った時に

「お前の悩みは、過去にも未来にもあって、ひとりだけのものじゃない。」みたいな事を言われていたじゃないですか。あの時だって、まだ結婚なんかしたくないのに、しなくてはならない悩みなのかと、これまた単純に思っていたのです。

時政の所から解放されて、戻ってきた時に可愛らしく千世がやって来てハグするじゃないですか。だけど実朝はそのハグを返せず、手が宙に浮いていました。あれも単純にウブだからだと思っていました。

アーア、まったく分からなかった!!

だって、これにBL、ぶち込んでくると思わないものね~ !!!

 

時房に心を割って話せる相手がいるかと実朝は言われていました。

そのシーンで、その相手に千世が成ればいいのだと思いました。

だからあの二人のシーンは本当に良かったですよね。ここでも私はウルっとしちゃいましたよ。誰にも言えなかった事を実朝は千世に打ち明けます。

それを受け止める千世。

ふたりは子を成す事はないかも知れませんが、ここから良いパートナーになっていくことが出来るのではないかしら。

 

ちょっとシーンを前に戻して、歌を泰時に渡し、返歌を楽しみにしてると嬉しそうに言った実朝はどんな気持ちだったのかしら。

返歌に悩み、その和歌を源仲章に恋の歌ですと指摘されると、「間違えてお渡しになったのでは。」返しに行く泰時。

これが泰時の返歌ですよね。

気付かなかった振り・・・と言うやつですよね。

それに対して、実朝も

「そうだ、間違えて渡してしまった。」と言い、あの冒頭の歌を渡すのでした。

 

「失恋の歌だ。」と夫殿が呟きました。

「うん。」と私は言い、「なんか、泣ける~」と泣いていました。

夫殿に「アホか。」って言われなくて良かったです(^_^;)

 

※        ※      ※

恋の想いに胸が裂けそうになっていた日々なんて、後から考えてみれば穏やかな日々なのかも知れませんよね。

「死ぬこと以外かすり傷」って言葉があるじゃないですか。

そしてまた、

「ああ、もう今日でこの命は終わりだな。」と言う日以外は、みな穏やかな日と言ってもいいのかも知れませんね。

 

※       ※       ※

ダーク義時の強引なやり方に、御家人たちは微妙に不満を抱くようになり、和田殿は和田殿で実朝と仲良しな事を良い事に、上総の国司などをお願いして、結果的に拒否されて禍根を残し、公暁は京に旅立って行きました。彼が鎌倉に戻ってきた時には・・・・。

それでも今は何にもない嵐の前の穏やかな日と言ってもいいのかも知れませんね。

 

で、これからは長澤まさみさんは「こんばんは、家康です。」のように毎回出てくるのでしょうか。次回も気になりますね^^

 

 

 

 


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