森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

「AKIRA」4・5・6

2018-09-10 02:49:18 | 漫画・マンガ・まんが

【追記しました。】

子育てピークで1988年のアニメを見損ねていた私が、ふと思いついて読み始めた「AKIRA」。とうとう読み終えたのですが、するとやっぱりアニメの一部でも良いから見たいと思って、動画などを探していました。you tube で冒頭のシーンだけあったのですが、私的にはそれでかなり満足です。

 

ついでに映画の感想などを読んでいましたら、その中に、難解なので原作をぜひ読んでみたいと言うようなものがあって、思わずニヤリとしてしまいました。ラストの難解さは、原作も同じ事だと思ったからです。むしろ映像で見た方が分かりやすいのではないのかしら。

なぜなら、それはあくまでも私個人の感覚ですが、金田たちがバイクで暴走を続け、鉄雄がタカシと接触してしまうまでに、原作では彼らがカッコいいなどと微塵も思う事が出来なかったからです。ところがアニメの冒頭、夜の街を暴走していく金田たちは、マジにカッコいいのよねぇ。都会の夜の風を感じると言うか、ビルを写すアングルとか。

もちろん、こんな迷惑なやつらがリアルに居たら、出来るだけ関わり合わない人たちと決めつけたくなる方々なのかも知れませんが、なんたってそこは物語の世界なので、このパラレルワールドでは、彼らをカッコイイと受け入れられる、また別の自分がいるのです。いや、これはこの漫画を愛するほとんどの人がそうなのよね。

 

とにかく彼ら「健康優良不良少年」たちが主人公で、ネオ東京の未来のカギを握っていたと言えるのですよね。

 

あっ、もう一つ言ってしまうと、分かりやすいのは主人公たちのキャラの顔もだと思いますよ~。

もちろん前後のお話の筋で、誰が誰だと分かりますよ。だけど私には、最初の方は分かり辛かったのです。こういう感覚は別に特別な事ではなくて、昔々の事ですが、高校のクラスにベルばらの単行本を持って行ったら、クラスメイトの一人に言われました。

「同じ顔がいっぱい出てきて、訳が分からない。」と。

「ええっ !?」と、私は思いましたが、作者の苦労も消し飛ばすその発言は、俳優さんでもいつも同じに見えてしまう人がいるとか、個人的にあり得る現象なのかと感じています。

そして私には、金田と鉄雄と甲斐・・・・

 

 それがアニメだとはっきりと分かりやすい。

最初に感情移入しにくいなと感じたのはそこにも理由があったかもしれません。

 

と言っても「2」以降は、お話が面白かったので問題なしでしたが。

 

そして流石に「4」以降になると、はっきりとキャラが見えてきました。

特に甲斐と言う青年は、立ち姿からセリフまで私好みで、もしかしたら一番好きだったかも。それに主役でないものだから、もしかしたらフラグが立ってしまうかもとドキドキさせられました。だけど彼も、なんだか突然出てきたように感じて、どこにいたの今までって。

一旦見えだすと、感情移入もしやすくて、更に面白さが増しました。

意外と…いや、意外ではないのかも知れないけれど、金田ってダーク御茶目。

ダーク御茶目って言葉はないけれど、けっこう自分勝手で、だけどなんかそのシーンがコメディっぽくて面白かったです。細かい事ですが、ジョーカーの改造した、ちょっと安全性が分からない乗り物にさりげなく
「おまえ、乗れ」とか言ってみたり、危険が迫っていてぶっちぎりたい時に、もっとバイクを軽くしたくて、一緒に乗っていた甲斐に「後は任せろ。」とか言ってみたり・・・・・。

ダークだけれど、そのシーン、ちょっと笑えます。

彼らがちゃんと見えてきたこの辺りから、一気にドドドドと読みました。

 

あらすじは書いていませんがネタバレしています。

 

恐ろしい怪物と化してしまった鉄雄。

だけどどうして彼でなければならなかったのかー。

いや、彼らでなければならなかったのだと思います。

アキラと言う人類が手にしてはいけないものを作り出してしまったから。

 

何かが始まれば、それがどこかに帰着するまで動き出してしまうのだと思うのです。運命に選ばれてしまったんだな、金田と鉄雄は。そう思ってしまいました。

キヨコたちと再会したアキラは、はっきりと目覚め、そして優しい顔をしていました。キヨコたちも普通の子供の顔に戻って・・・・・

で、彼らは鉄雄を飲み込んでどこへ行ってしまうと言うのでしょうか。

それは読み手の想像力と知識の力量に問うものなのでしょうか。

たまたまですが、この最後の「6」を読む前に、金曜ロードショーで「アントマン」のラスト十数分を見ました。子供を救うために禁断の原子レベルに小さくなってしまうアントマン。歯止めが利かなくなって量子レベルまでどんどんと小さくなって行ってしまいます。(垣間見たので、いろいろと不正確だと思います。)

その時の記憶が無くなってしまうのですが、彼はそこで何かを見たはずなのです。命の不思議かまたは宇宙の秘密か・・・。

なにげに通じているものがあると思いませんか。膨張するか縮小するかー。

だけどいずれにしても人々が知りたいものは、同じなのかも知れませんね。そしてそれこそ、手に取ってはいけない禁断の果実なのかも知れません。

 

力は制御できなければ、「持った」とは言えない。

ああ、何か鉄雄の力って、今の世の中のあれやこれやを示唆しているような感じ。

それはとにかくも、鉄雄の体がグロテスクに暴走する時、彼は本当に苦しそうでした。

 

あの時、一言だけ言った鉄雄の本心は胸に突き刺さりました。

「金田、たすけて」と。

 

すべてが終結してネオ東京の街を金田とケイが走って行く時に、死んだ山形やそして鉄雄も並走して過ぎていきます。廃墟の東京から元の復興した未来の東京へと走り去っていくところで終わるのです。

 

この作品を30年前の物なのに凄いと言うのは、ちょっと私的には違うかなと思いました。アニメは技術面の進歩があるので、それは言えるかもしれないと思います。だけど漫画の方は、30年前だろうと40年前だろうと、関係ないのではと思います。いついかなる時でも傑作は傑作として、読み手の器に合わせて世に出るものだからです。

 

ただ30年前の金田ははっきりとアメリカに言いました。

「俺たちの国に、手を出すな。」と。

(セリフは不正確)

最後に鉄雄の心を癒す侍女として、カオリという少女が出てくるのですが、その少女を見ていたら

永遠に女性なるものわれらを高見へと導く」というゲーテのファウストの言葉を思い出しました。

 

ケイにしても、何気にみな役割が与えられていた、そんな物語だったような気がします。

 

脳内映像転換が容易に出来そうな、シーンの転換や圧倒的迫力でスピード感も伝わってくる画力に圧倒されました。

面白かったです。

 《この画像の下に「追記」しました。》

ラストページに。

※ 追記です。途中のシーンやラストシーンを見つけたので分断されていましたが、ちょっとだけ動画の方も見てみました。

音楽がカッコ良かったです。かなりハイセンス。これは全体的に言えてましたね。だから多くのファンを世界中に作ったのだと思います。

だけどラストシーンは、原作の方がより一層カッコ良いような気がしました。

どんなに酷いいろいろな事があっても、すべていつかは過去になって行くのですよね。

この物語は2019年が舞台で、2020年の東京オリンピックの一年前の世界を描いています。(もうこれは予知かって思えてしまって、凄すぎます。今起きている災害などを思っても。)

だけどリアルの2019年が来ても、どうか東京は崩壊しませんように。問題は山積みのようですが、無事に2020年のオリンピックを迎える事が出来ますように。

 

関連記事(前回までの感想です☆ネタバレなしで書いてます。)

「AKIRA」1

「AKIRA」2,3

 

 

AKIRA(4) (KCデラックス ヤングマガジン)
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AKIRA(5) (KCデラックス ヤングマガジン)
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「天上の虹」1巻~3巻

2018-08-13 10:15:51 | 漫画・マンガ・まんが

今、「「AKIRA」2,3」

と同時に読み進めてきたのは、里中満智子の「天上の虹」でした。

ゆっくり書き進めている「私の漫画史シリーズ」での里中満智子氏の記事「「ナナとリリ」&「レディー・アン」☆私の漫画史」の中で、

>それでもやっぱり、今も現役で精力的にお仕事をされている氏の作品をスルーするのは、やっぱり何か心に引っ掛かるものを感じ、まずは・・・・

と書いて「天上の虹」を読もうと思ってると繋げました。

 

と言うわけで、読み進めていて、だけど23巻中のまだ3巻までです。

 

百人一首などで私が一番最初にちゃんと覚えたのは、

「春過ぎて 夏きにけらし しろたへの 衣ほすてふ 天の香具山」

だったと思います。何とも女性らしくおおらかで、そして色彩的に綺麗な和歌ではありませんか。

 

この「天上の虹」は、その和歌の作者である持統天皇の歴史物語です。

日本にも女性の天皇がいたことは周知の事実。だけれどみなその天皇は、息子が育つまでとか、夫に死に別れた後の次の天皇が立つまでの繋ぎであるなどと、学校で習いませんでしたか。

私は小学校の時に、この持統天皇も孫が育つまでの繋ぎだったと習ったように記憶しています。

 

だけどこの持統天皇は実際に政治を行った女帝だったのです。

もちろんお話の内容は、フィクションです。ですが、歴史の登場人物・流れなどに間違いなく、その時代の歴史を知るにはすこぶる分かりやすいと思いました。

そして更に登場人物に興味が沸いてきます。

例えば、有間皇子。

物語の中では、讃良(のちの持統天皇)と想い合う関係に描かれています。だけど有間皇子は父である孝徳天皇が崩御すると、政争に巻き込まれるのを恐れ、狂人の真似をするのでした。政敵はなんたって実権を握っている中大兄皇子なのですから、勝ち目などないのです。雑な説明ですが、詳しくお知りになりたい方は→有間皇子

結局は、謀反の疑いを掛けられて19歳で処刑されてしまいます。

その代表的な歌は

「磐代の 浜松が枝を 引き結び ま幸くあらば また還り見む 」

「家にあらば 笥に盛る飯を 草枕 旅にしあれば 椎の葉に盛る 」

万葉集に載っている、かなり知られている歌だと思います。

その背景を知ると、なんて悲しい歌だと感じてしまいますね。

 

讃良の父は大化の改新を行った天智天皇(中大兄皇子)、夫はその弟の天武天皇(大海人皇子)で、つまり叔父と結婚したのです。

13歳ぐらいで嫁ぎ16歳で草壁皇子を産み、そして18歳ではすでにいっぱし。

聡明であり、夫に戦友のようだと愛されても、女性として愛されている充足感は満たされず、その寂しさに苦しめられます。

同母姉の大田皇女は同じ大海人皇子に先に嫁ぎ、たおやかで大人しい姉は、夫に安らぎを与え愛されます。

讃良と大田皇女とは仲も良く、助け合って生きていますが、徐々にお互いの心の中に、それぞれの苦しみが生まれていくのです。

一夫多妻のこの時代。その苦しみは当然と言えば当然。

だけどこの時代の事を考えると、血の繋がりの勢力拡大にかなり意味があったわけで、多くの女性に多くの子供を持つことは、ある意味意味があったのだと思います。まあ、分かっていても、今となっては理解しがたいものがありますし、理解したくないと言う正直な感想もあります。

しかしこの一族は、相当血は濃いですよね。

 

大田皇女は順当に長生きすれば、皇后になったポジションの人でしたが、残念な事に早死にしてしまいます。と言っても、3巻の終わりにはまだ生存中。

先の未来で新たなドラマを生む大津皇子誕生までです。

 

歴史的背景としては白村江の戦い。

同時進行の物語としては、額田王の愛の行方、またその子供の十市皇女と高市皇子、大友皇子の三角関係の行方と、簡単に書くとそんな所ですが、なかなかの読みごたえがあります。

そして、あれ、やっぱり良いですねぇ。

額田王の

「熟田津(にきたつ)に船乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今は漕ぎ出でな」

 

またこれを読んでいると、昔、頭がくらくらするくらい好きだった、またあの本を読んでみたくなりました。

 

その本と言うのは

額田女王 (新潮文庫)
井上 靖
新潮社

 

井上靖さんの本は、皆面白いですよね♪

 そしてなかなか読み応えのある「天上の虹」は  ↓ こちらです。

 

天上の虹(1) (講談社漫画文庫)
里中 満智子
講談社

 

天上の虹(1) (講談社コミックスmimi)
里中 満智子
講談社

・・・・・

天上の虹 全11巻セット (講談社漫画文庫)
里中満智子
講談社

 

 

 
 
天上の虹 コミック 1-23巻セット (KC KISS)
里中 満智子
講談社

・・・・・

 

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「AKIRA」2,3

2018-08-12 03:05:45 | 漫画・マンガ・まんが

「AKIRA」1」 の続きをかなりゆっくりのペースで読んでいます。

人物や状況紹介に終わっていたように感じた「1」でしたが、物語の車輪が大きく回りだした「2」からは一気に面白さが加速しました。

新型爆弾によって壊滅してしまった東京の、その破壊の本当の真実にかかわるアキラの秘密とは。

薬物で超能力を開花させつつある鉄雄は、そのアキラに関心を持ち、とうとう冷凍保存していたアキラをラボから連れ出してしまう。

確かに上の一行はネタバレしていますが、読んでりゃ、こういう展開になるだろうと簡単に予測できるので、まあいいかと思って書きました。だけどもうこれ以上のネタバレになるあらすじは、ここではちょっとやめておこうかと思いました。

なぜなら物語的にまったく古臭くなく、新たに読み始める方もいらっしゃるかもしれないからです。

何回も頓挫していますが、ハリウッドで映画化の話がいまだに根強く出ていますしね。ディカプリオが制作権を取ったとか・・・・

噂ですけれどね。(あっ、だからその話が頓挫中なのですよね。)

 

ゆっくり読んでいるので、いろいろと考える余裕もあります。

この映画化の話。

確かに物語は色褪せてないし、面白いような気がしないでもないが、そこまで面白いのかしらと、正直な所を言うと私は最初、そう思ってしまったのです。

色褪せてはいなくても、今となっては斬新ではないからです。

 

政府で開発研究され生み出された超能力を持つ子供たち。謎の宗教家のおばば(超能力アリ)。薬物によって再び生まれつつある新たなる能力者たち。そして破壊と闘い・・・・。

 

だけど、この物語の展開の速さや登場人物のドライさ&メカ。もしかしたら今でも行けるのかなあと徐々に考えが変わってきています。要は見せ方なんですよね。

そしてとにかく展開は速い。なんたって、やっと復興してきたネオ東京が、またも・…ッテ、あらすじは書かないのでしたね。

 

とにかく「AKIRA」の「アキラ1」「アキラ2」は面白いです。

 

AKIRA(2) (KCデラックス ヤングマガジン)
大友 克洋
講談社

・・・・

AKIRA(3) (KCデラックス ヤングマガジン)
大友 克洋
講談社

 

あらすじは→こちらで「アキラ2」

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ポーの一族 「ユニコーン」 vol.2 ホフマンの舟歌【後編】

2018-07-30 00:04:37 | 漫画・マンガ・まんが

例えば優雅にまたは豊かに生きていく為には、音楽をまたは絵画(別の物語で)を愛することは必須だなと、エドガーとアランは私に教えてくれるような気がするのです。

ピアノを弾くエドガー。その音の調べに合わせて歌を歌うアラン。

「ホフマンの舟唄」の後編は、ベネチアでのコンサートの出来事と、少し後を描いていました。

 

あがり症のジュリエッタ。その原因はたぶん母親へのコンプレックスだと思います。だけど彼女の歌を聴いて、アランもエドガーも心から自然に、そして普通に褒めるのです。

「上手いなぁ、お姉さん。」

「『舟唄』を歌うのにピッタリの名前だね。」

「声も甘くてステキだね。」

それだけで、ジュリエッタは自信を持つー。

 

凄く素敵な流れだと思いました。

そしてアランはまた褒めるー。

「ホフマンの舟唄」を聴いて。

「ぼくね、

この美しい歌は

波も聞いて海も聞いて風も聞いてて

世界の遠くまで

響いていくと思うよ。」

 

アラン、詩人ですね。

こんな風に人を褒めるのって、そうそうできる事ではないですよね。

そしてこの「世界の遠くまで響いていく。」と言うのが、(ここでは)ミューズの願いでもあったのですよね。

 

わざわざ窓を開けて、聴かせたかった人がいたのです。

 

エドガーとルチアの始祖であるシスターとの(ある意味)対決、サルヴァトーレの愛の行方など次に繋がる展開にもトキメキました。

私はあまりヴァンパネラの謎には迫ってもらいたくない方なのですが、かなり解明されつつあって、ちょっと怖いです。

 

次回の「ユニコーン」の続きは、2019年の春だそうです。

エライコッタ。

アッチが痛いコッチが痛いなどと言ってる場合ではございません。

 

(この下にも、少々記事は続いています。)

月刊flowers 2018年9月号(2018年7月27日発売) [雑誌]
flowers編集部
小学館

 

 もっとエライコッチャと思ったのは、「萩尾望都画業50年企画」が2019年1月から始まることなのですよ。

「ポーの一族」の上下巻が同時発売なのですが、

「持ってるから要らないや。」と言うわけにはいかないかも。

「萩尾望都先生より加筆訂正された原稿を使用。」だって !!!

その告知は上記の雑誌の、110ページにありますよ~。

 

あっ、そうだ !

私、ちょっと思ってしまったのですが、ミューズ(ダイモン)の兄さんって、もしかしたら大老ポー ?

愛と憎しみは紙一重と言うし・・・。しかし彼らに何があったと言うのでしょう。

本当に簡単に語れるわけがない叙事詩のような物語ですね。

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ポーの一族「ユニコーン」vol.2ホフマンの舟唄【前編】

2018-06-29 00:42:27 | 漫画・マンガ・まんが

 ある時は「バリー」そして時には「ダイモン」、ベネチアでは「ミューズ」。

だけれど誰も彼の本当の名前を知らない。

「兄さん  兄さんがいなくなってから  オレの名を呼んでくれる者は誰もいない」

そんな彼の孤独を垣間見せて、今月も物語の幕が開きました。

 

なんと時代は遡ってvol.1で語られていた、ベネチアでの音楽祭でのお話に。

時は、1958年1月。

「なんでこんな寒い時にベネチアなんて行くんだよ。」とアランがイキイキと語ります。

 

ああ、良いなあ。

私はそう思いました。

生きていく道はただ進んでいくだけ。

時間は後ろへと追いやられて行くだけ。ビュンビュンと。そして人と出会い別れていくだけ。

 

だけど物語の中の彼らは、時の中を行きつ戻りつするのです。

そして当たり前のようにアランは存在していて、なぜか胸がキューンとなるのでした。

 

 

 

月刊flowers(フラワーズ) 2018年 08 月号 [雑誌]
小学館
小学館

以下はネタバレしています。

 

ファルカが恐れるダイモンを今ではパートナーとなったブランカは、まったく恐れません。

「無知な誰かが芸術を何度殺しても 美しい芸術は その力でよみがえるわ」

って、凄い名言で、かっこ良すぎます。

「私があなたを守ってあげる。」とファルカに言うブランカ。

二人は良いパートナーになれましたね。

 

ダイモンは大老ポーといったい何があったのでしょうか。

男ばかりのルチオ一族のサルヴァトーレと、昔想いを寄せていたかも知れないエステルの娘ジュリエッタとはどうなるのか。

「ジュリエッタは君への贈り物さ」って、怖いですね。何を考えているのだ、ダイモンは。

 

そう言えば、私、最初サルヴァトーレとオットマーおじさんの違いがよく分からなくて混乱しました。同じ一族だから仕方がないですよね。

じっと見ていたら分かりました。ポイントはネクタイでしたね♪

なんだか私まで、このコンサートが楽しみになってきました。

ホフマンの舟唄、彼らはどんな風に歌うのでしょうか。

 

あっ、そう言えば「ロビン・カー」の名前が出てきて、またも胸がキューンとなったのは、私だけじゃないと思います^^

 

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「AKIRA」1

2018-06-10 16:37:27 | 漫画・マンガ・まんが
AKIRA(1) (KCデラックス ヤングマガジン)
大友 克洋
講談社

 近頃、この「AKIRA」と言う古い漫画をゆっくりと読んでいます。

この「AKIRA」は1982年から1990年まで「週刊ヤングマガジン」で連載されていたもので、1984年に第8回講談社漫画賞一般部門受賞をしました。(wiki様から)

またこの作品がアニメ化されたのは1988年で、ちょうどその頃、私は一人目二人目と子供を産んでいた頃で、そのアニメがちょうどテレビで放映されて居た時、はっきり言って見ている場合ではなかったのでした。

 

日曜日か夏休みの頃だったのか、劇場版アニメの放映を朝からテレビで夫が見ていましたが、描かれた近未来は第三次世界大戦後の世界で、破壊された都市の進入禁止の道路をキツイ顔をした少年たちが暴走して行きます。

面白そうだなと思い、通りすがりに夫に聞きました。通りすがりと言うのは、ミルクを作ったり取り替えたオシメを片付けに行ったりで、ゆっくり座っている時間などはなかったのです。

「こっちの少年がアキラなの?それとももう一人の少年がそうなの?」と、私は聞いたのです。

「違うよ。二人ともアキラじゃないよ。」

「二人が主役じゃないの ?」

「そうだよ。」

「AKIRA」だけどアキラと言う名前の少年が主役ではないのか。それにこの少年たち、顔が可愛くないな。感情移入しにくいな。

と思いました。

ところがそれからしばらくしてから実家に帰った時に、母がこの「AKIRA」のアニメの感想を私に言ったのです。

そりゃ母だって、そんな時代があったのですよ。

今から30年前って言ったら、今の私よりも若いのですよ~ !!

「AKIRA」ぐらいは見るよな。

 

「まあ、いいや。次の機会があったらゆっくり見よう。」と、その時はそう思ったのでした。

 

次の機会、実はありませんでした。

その後のテレビ再放送を見た事がありません。

そして夫が先に見てしまっていたと言うのと、顔が可愛くなかったと言う理由で、ビデオとかのレンタルまでしてみる気もなかったのでした。

 

ところが最近、自覚はなく今まで通り忙しい日々を送っているかのような錯覚をしていましたが、子育ても終わり仕事も縮小中の私には、徐々に自分の時間が増えてきたのですね。

今こそやり残したことやり、読み逃していたものを読むべきなのではないかと思えてきたのでした。

 ※      ※       ※

 

そして今この漫画のページを開いてみると、30年経ってしまった今では、近未来の描かれていた世界に時代が追い付いてしまっていました。と言うのも舞台は2019年を描いていたからです。

ややや !

この漫画は、私には今読むべきだったのではないかと思えてしまいました。

そして如何なる偶然か、2020年、物語の中でも東京オリンピックを控えているのですよ。

いやあ、偶然過ぎるでしょう。

私が可愛くない顔の少年たちと言っているのは、別の言い方をすれば、子供向きアニメではないカッコいい顔と言う事になるのだと思いますが、彼らの名前は金田と鉄雄。

「レディ・プレイヤー1」を観てきました。」と言う記事の中では書かなかったのですが、映画の中に「金田のバイク」が出てきます。

ワタクシ、思わず「ふふふ、知ってます !」ってなりましたよ ♪

 

第一巻「鉄雄」は、全体的に序章のような感じです。アキラはまだ名前だけしか出てきません。

登場人物の背景が分かったり、時代がどうなっているのかが分かったり、話の方向性が分かったりします。

話の動きの速さや面白さと反比例してるかのようなつまらない紹介の仕方をしていますが、まあ、大きくは外れていません。

 

超能力を持ったおじいさん・おばあさんの様な子供たちが出てきます。

どんなに力を持っていても、まともに起き上がることも出来ず歩けなかったりする彼らを見ると、ちょっと切ない・・・・。

事故を引き金に力に目覚める鉄雄。

彼の中には大きなコンプレックスがありました。幼馴染だった二人ですが、彼は常に金田には敵わず、そして金田はいつも鉄雄を庇ってきたのです。常に庇われる存在だったと言う事が、劣等感になり負の気持ちになってしまったのですね。

そしてこの負の気持ちこそが、彼の力覚醒の原動力だったとは言えなくもないのかと思いました。

 

この物語のあらすじは、こちらで読めます。→第一巻鉄雄

 

しかし、金田のフルネームは金田正太郎でアキラは28号って言われていたのですよ。

これってさあ「ムフフ」ってなりますよね^^

 

ところで母が言った「AKIRA」の感想は、私の小さな子供たちを見て

「この子たちも大きくなったら、あんな風にやんちゃさんになるのかしら。」

今言うわー、その返事。

―ならないちゅーの。なったら大変よ。不良よ、不良。

あっ、だけど彼らもその心配もなく少年時代は過ぎて、今はおっさんず。

この後に「ラヴ」が着いたら、それはまた大変で・・・。←分かる人には分かる(笑)

 

AKIRA コミック 全6巻完結セット (KCデラックス)
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ポーの一族「ユニコーン」

2018-05-29 08:34:16 | 漫画・マンガ・まんが

先日横浜に帰った時に、姉から 「ポーの一族」の全話について

「昔はまったく興味がなかったんだけど、全部読んでみようかな。」と言われました。それは宝塚の「ポーの一族」を観たからです。

「『ポーの一族』はまた新たに新作が描かれたんでしょう?」

「そうなの。」と私。

「そしてまた6月から新作連載が始まるのよ。アランが火事の炎の中に消えて、そして終わってしまった「ポーの一族」だったけれど、前回の「春の夢」の連載の時に、ファルカと言う異空間移動と言う特殊能力を持つ同族が現れてね。それで私は何か、昔はまったく思う事の出来なかったアラン復活の道が生まれたような気がしたの。」と姉と会話したばかりだったのです。


これはある視点では当たってましたが、メインの部分では外れていました。

そうは単純な物語にはならなかったのです。


昨日は書店に行く時間がなかったので、ネットで注文して早々と読みました。


1976年のロンドンから姿を消してから40年後の2016年と言うほぼ現在に現れたエドガー。

今回はなんと「エディス」の続編になっています。


スマホで電話を掛けるファルカに、

「今はその電話機を皆使っているね。」と言うエドガー。

40年もの間、彼は何をしていたのか。

それはネタバレになってしまうので、少し下の方に書きますね。

 

しかし40年ー。

うっと胸に迫ってくるものがありました。萩尾先生はなんでこのような仕掛けをするんだー !!

私たちがエドガーと離れていた40年。みんなそれぞれの生活に終われた人間の生活があったよね。

大人になって、恋をして結婚したり子供を生んだり、そして毎日の日常を悩んだり笑ったりしながら一生懸命生きて来た40年があったじゃない。

その間の40年のエドガー。

なんか、なんかリアルだなあー。

まったく当たらないかも知れないけれど、この物語はもしかしたら2018年の本当の現在までの話を描くのではないのか、ふと思ってしまいました。

 

初回から驚く事ばかり。切なく重く期待できます。

だけどこの初回のシーン、実写にしたらかなりうるさい方々。この騒々しさは、シリアスとコメディはいつも一緒に混とんと存在していると言う事を表しているのでしょうか。


 

 

下のリンクからデジタル版は試し読みが出来ますよ。

月刊flowers(フラワーズ) 2018年 07 月号 [雑誌]
小学館
小学館

 

《以下はネタバレしています。》

エドガーが長い間眠っていたのは、老ハンナに拾われて育った館の崩れた墓地の中。今はそこは「グールの丘」と呼ばれていたのです。

―もう館も村もなく・・・・

なんか凄く切ない。あの時のざわめきが蘇るようです。そしてその場所は「グール」、すなわち怪物の丘と呼ばれていたのです。かくしてすべては風のように過ぎ去って、伝説だけが残って行くのですよね。きっとその周辺に住んでいる人たちにも、その名前の由来などを知っている人がいたとしても、おとぎ話の伝承物語と思っているのに違いありません。

と、言う話は、まったく本編には関係のない事ですが、いろいろな想いが蘇ってきたり迫ってきたりしちゃうのが、この物語の奥の深い所なのですよね。

 

―焼けたわらを抱いているのかと思ったら・・・

それがアランだったのですよ。

かなりショック。でも彼は消えてはいなかったのですよね。

目覚めてもグールのような姿だったエドガー。でも焼けたわらのようなアランとずっとこのまま怪物のままでいいやと思っていたエドガー。だけどそこに新たな進展が生じてきます。

40年という月日はアラン側にも変化をもたらしたのかもしれません。

 

―アランを取り戻せるなら

―僕は悪魔とだって契約する。

そうだよなあ。

むしろそうあって欲しいよなあと、私はそう思ってしまいました。

 

死ねない事の恐ろしさを、私はちょっと感じてしまいました。誰からも愛されているアラン。可哀想すぎる。

そう言えば、飢えきったエドガーが相手が干からびてしまうまで食事をしてしまうシーンがこの先あったとしたら、その相手はあの女性ではないのかと、私はちょっと予測してみましたが、まあ、これもまったく当たらないかも知れません。

 

と言うわけで、次回も楽しみですね♪

 

 

 

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「ナナとリリ」&「レディー・アン」☆私の漫画史

2018-05-10 13:29:32 | 漫画・マンガ・まんが

日記ブログ「果樹園のティータイム」、更新しています。

→「群れて咲く花」「ポテチ食べすぎ事件 !

も、よろしくお願い致します。

 

※        ※         ※

 

前回の「私の漫画史」から早くも1年以上が経ってしまいました。自分の好きだった漫画史なので、ネタが尽きる事はありません。

他の事を書くのに忙しかったと言う事もあるけれど、ちょっと戸惑う事もあったのです。

次に取り上げたい漫画家様は決まっていました。それは里中満智子。(敬称略ですみません。)

どのような戸惑いかと言えば、私はたぶんこの作家様が自他ともに代表作だとあげるだろうここ数年の作品を1作も読んでいないからです。それなのに何か語って良いのだろうかと言う戸惑い・・・・・。

でもこの「私の漫画史」のシリーズは、あくまでも「私の」に過ぎず個人的に「読んできた歴史」なので、そこの所はお許し願いたいと思います。

それにこの里中満智子氏の読んだ作品の事を書かなくては、私的には先には進めないのです。

 

 

それでもやっぱり、今も現役で精力的にお仕事をされている氏の作品をスルーするのは、やっぱり何か心に引っ掛かるものを感じ、まずは

天上の虹(1) (講談社漫画文庫)
里中 満智子
講談社

 

から読んでいこうかと思っています。

 

前回の「私の漫画史」では西谷祥子氏の漫画を取り上げさせていただきました。その頃の私には、「マーガレット」にはその西谷氏、そして「少女フレンド」には里中満智子氏が女王のように君臨していたようなイメージがありました。

漫画を買うと、まずはその人の作品から読み始めると言うのが常になっていました。

彼女のデビュー作は「ピアの肖像」で第1回講談社新人漫画賞受賞し、そのままプロデビューしたのですね。それは高校2年の時で1964年。

天才と呼ばれたそうですよ。そりゃそうだな~って思います。

私はこの「ピアの肖像」を読んだ記憶があるような気がします。漫画を読み始めたのは結構早かったので、自分の漫画読みデビューと氏の作家デビューとの時代が一致していたのではないかと思うのです。

この作品、なんとネットで読めますよ。

こちらです→マンガ図書館Z

この本の二作目に載っている「くらい空のはてに」は、今読んでも引き込まれました。

映画作品の「渚にて」や、ちょっとマイナーな作品で知っている方も多数ではないと思うのですが「テンペスト」と言う作品を彷彿させるものがありました。これをたぶん半世紀前に描いていたのかと思うと、素晴らしいなと一言に尽きますね。

 

さて、表題に書いた「ナナとリリ」ですが、これが何年の作品で、その頃私は何歳でと書くと、既にバレバレの年齢がさらにバレバレバレとなることだと思いますが、「まっ、良いか」と言う事にします。

 

この作品は1967年5月2日号から始まりました。私は既に小学校低学年ではありません。

友人たちとも漫画談議に花が咲きます。

ナナ派かリリ派か。

でも名前は同列に並んでいても、この物語はナナがヒロインで、リリは話の流れ上、韓流的な見方をすると時にはナナとその恋人の仲を割こうとするうざい恋の邪魔者(の、ように感じてしまっていた・・。)。

だから圧倒的にナナ派が多かったのです。

少女たちが大好きな離れ離れになってしまった双子の物語で、リリは病弱で薄幸で恋した人はナナの恋人。ヒロインのナナが光ならリリは日陰に咲く一輪の花です。あらすじなどは→こちらで

本当はこの物語は、どっち派になるかと言うような話ではないと思うのですが、なにせ10年間ぐらいしか生きてない未熟なものの集まりなので、そうなってしまったのだと思います。

みんながナナ派にも拘わらず、一人だけいたリリ派。

「だって可哀想なんだもの。」

まあ、これにつきたかも。

だけど背景にベトナム戦争があったりと、私たちには学ぶことが多かったように思います。

 

そしてもう一つのタイトルの物語「レディー・アン」は本当に楽しいお話でした。

この漫画の影響で、時々「佐藤あん子」と言うハンドル名を使っている事がある私。

名前から衝撃的でした。なんたって、椿あん子ですものね。妹はきな子だったんじゃないかな。

この物語が楽しかったのも当たり前かも。

なぜなら女性の社会進出サクセス物語&ラブロマンス。

この作品を読んでいた頃は、私は中学生になっていたと思います。

今、試し読みなどをすると、決して軽くないんですね。

それでもその頃から徐々に、私は「少女フレンド」や「マーガレット」から離れて行った時代で、この作品を最終回まで見届けたかどうか記憶がないのです。

それゆえ、逆に心に残っていたのかもしれませんね。

今ちら見で読んでも面白いので、また読み直してみようかと思います。またその時は、感想を書くかもしれません。

 

レディー・アン 1巻
里中 満智子
里中プロダクション

 

里中満智子氏の事を、昔から美人だと思っていました。1948年生まれの氏が、今もまだ現役で多方面に精力的にお仕事をしている事に励まされます。

 

 

 

コメント

百鬼夜行抄26

2017-09-05 15:17:21 | 漫画・マンガ・まんが

【自治会のイベントが一つ終わってヤレヤレと言う気分でいましたが、実はここからが、私にとっては、又も落ち着かない毎日が来てしまうと言う所です。いろいろな部分でやる気をなくしていて、私的には珍しく『ブログももういいかなあ』みたいな気持ちになっていました。でもね、やっぱりね…と言う事で、今日はちょっと更新を頑張るつもりです。そういつも言う時も、たいして更新できないのですが、いくつ更新できるかチャレンジしてみますね。】


毎年、夏に新刊が出る「百鬼夜行抄」。今年はアマゾンで予約して発売日(8月21日だったかな。)にゲットしました。


「百鬼夜行抄」は飯嶋一族の、家族の物語。

一族の物語とするならば、いくらでも新キャラ登場は可能なのですね。

「なるほど~」と私は思いました。

そこに何年も続けられる秘密があると言うものです。

新キャラ登場。それはそれで面白いなと思いました。

でも反面、心のどこかでは律と司のコンビの物語をもっと深く掘り下げて欲しいような気もするのですが・・・・・

もう、それはないのかもしれませんね。


だけどこの物語は、妖魔との関わりを描きながら、本当に丁寧に一族の事を描いていると思いました。さりげなく伝えられていた家族の悲劇。死んでしまった子供と行方知れずになってしまった息子の話。なんとなく飯嶋家にありそうな感じで、イメージの脚色と受け止めていたのに、しっかり開さんは帰ってきましたし、水脈さんのいやいや嫁いだエピソードのたくさんの子供に恵まれて末永く添い遂げたと言う写真も、単なる微笑ましい後日譚にしか感じていなかったのに、そこからまた話が広がるなんて思っても見なかったです。


主人公の飯嶋律の人生だけが先に進まないと思っていたけれど、ようやく彼もやっと一コマ進みそうです。大学院に進学と言う話が出てくるようになり、ようやく大学生からは卒業するようですね。

しかしおじさんはこの家に居て後を継いでくれるなら、生活費の援助はするなぞとのたまいます。

跡取りであるはずの自分が、怖いからと言う理由で家を出て、末の妹に後を継ぐことを押し付けた事に後ろめたい気持ちを持っているのですね。

だけどたぶん、恐ろしい家だからと潰したり逃げ出す事は出来ない事なのでしょうね。

「使命」-たぶんそこには何かあるのかもしれません。お母さんは律におじいちゃんのように世の為になる人になって欲しいと言います。

律は迷うー。おじいちゃんは世の中の人の為になることをやっていたのだろうかと。

少しずつではあっても、メインの部分もさりげなく進んでいるのかもしれないと、そんな風に感じたのでした。


今回は、

「身中の虫」「一夜華」「跡取り息子」「縁の廊下」「けあらしの足跡」が収録されています。

今回は皆面白かったと思いました。

「身中の虫」。民俗学のフィールドワークは大変だと思うし、そこの部分は鵜呑みにしてはならないところだと思うけれど、やはり自分の常識がすべての常識とは、狭い日本と言えども当てはまらないかもしれないと思うと怖いなと思いました。

「一夜華」。映像的に美しい。儚く悲しくもありました。

「跡取り息子」は「身中の虫」と少しだけ通じるところもあって、そしてやっぱりしっとりと悲しい。

「縁の廊下」「けあらしの足跡」はこれからにつながる物語でした。


また来年の夏が楽しみです。


百鬼夜行抄 26 (Nemuki+コミックス)
今 市子
朝日新聞出版


今市子様、お体を大切にしていつまでもお元気で描き続けてくださいませね♪

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「百鬼夜行抄26」は予約受付中

2017-07-12 23:16:27 | 漫画・マンガ・まんが
 
百鬼夜行抄25

またも私の好みと趣味などを把握してしまったAmazon様が、7月7日に「百鬼夜行抄」の新作が出るので予約などいかがと言ってきました。なので「はいはい」と申込みをしたのですが、まさか......
 

 

上の囲みは昨年の7月10日に投稿したものです。

漫画の話題が続きますが、この後続けて別記事もアップしていく予定です。興味のあるものがありましたら、私のお喋りにお付き合いくださいね。

 

それでお話を元に戻しまして、この昨年の記事が送られてきたときに、ワタクシ思ったのです。

今年の「百鬼夜行抄」はどうしたのって。

 

で、調べてみたら・・・・

百鬼夜行抄 26 (Nemuki+コミックス)
今 市子
朝日新聞出版

8月21日発売で、やはり予約受付中でした。

 

この日に出かけられるかは時の運。

私、予約しました。

 

このシステムは、やはり便利ですね。

 

40年ぶりに新作が描かれた「ポーの一族」も凄いけれど、22年間同じ作品を書き続ける今市子氏も素晴らしいと、毎回言ってることですが、そう思います。

8月に楽しみな事が一つ増えました。

 

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