星野源さん、新垣結衣さん、ご婚約おめでとうございます。
(結婚が決まったと言うので、「婚約」で良いのかしら。)
嬉しいお知らせに、心も明るくなりますね♪
ところで、これは我が家のお話です。つい先日、私は夫殿に言いました。
「16日は結婚記念日だ。なんと40年だ。」
私は女の家で育ったものだから、意外とプチイベントみたいなのは好きなんです。だけど、彼は気持ちが悪いほどそういうのがダメな人。気持ちが悪いと言う所に、ちょっと私の深層の感情が滲み出たかしら (笑)
いろいろと合わない。
なぜこのような人と結婚なんかしちゃったんだろうかと、時々思い出したようにグチグチ思いながらも40年が過ぎたのだと思います。案の定、この時も
「何か遠い昔にそんな事もあったなぁ。」と彼。
「うん、そうね。その前に4年も付き合ってるんだから、44年の腐れ縁よね。」と私。
だいたい結婚なんか、たいがいほとんど、若気の至りってなもんじゃないの ?
17日の食卓で。
最近、私はチジミを作るのが好きで、一つ目のメニューはそれに決まっていたのだけれど、もう一品は八宝菜にしたんです。とにかく我が家は時短が大切で、いつもは八宝菜はためらわずに「Cook Do」を使います。だけどその日は違うものを使ったのです。いわゆる白菜があれば出来ますよってなやつです。でもそういうのは好きじゃなくて、そこにいろいろと足したのですが、量が多くなってしまったので、味が薄くなるかと中華ダシをほんのちょっと足したんです。
するとですね、夫殿。私が巷で少し前まで話題になっていた「うっせいわ」と言う歌を歌いたくなるくらい煩かったんです。
「いつもの味じゃない。」とか「うちはCook Doで問題ないんだ。変える必要はないだろ。」とか「なんか変だ。」とか。
「じゃあ、食べなきゃいいじゃん。」と言うと、
「いや、まずいとは言ってない。美味しくないと言ってるんだ。ナッ、ルート?」
と、そこにルート君まで巻き込んで・・・しかも彼も
「うん、いつもの味じゃないな。なんかね、あとにクスリ臭さが残るんだよ。なんだっけなこの味・・・。」
ああ、ちょっとだけ足した中華ダシの味じゃないかなと、私は思いました。だけど
「ほらっ、俺だけ言ってるんじゃないんだから、本当に美味しくはないんだ。」と夫。
なんか💢ーっとくるじゃん!!
「君たち煩いよ!! もう卵かけごはんか何か食べて、チャッチャと食事を終わらせて食卓を離れなさいよ。」
と切れると、
「いや、俺は食う。」とルート君。
「だからまずいとは言ってないだろ。美味しくないと言ってるだけだから、食べるよ。」と夫。
やっぱりこやつは、しつこい !!
「あっ、そうだ、ルート君。こんなこと言ってるけれど、私たち40年も夫婦をやってます。(一応)仲が悪いって言うわけじゃないのよ。」
と、急に私は言いました。ルート君も、もうおっさんの入口の人。だから教育的にと言うのは当てはまらないかも知れませんが、やっぱり一応子供の前で、このような会話もないものだと思ってフォローすると、
「知ってるよ。オレだって30年も見続けてきたわけだから。本当に仲が悪かったら口もきかないだろう。」と彼は言いました。
「へー。ふーん。」と私。この「へー。」「ふーん。」の間に頭の中で言葉が二つほどすっ飛び、いきなり私は夫殿に言いました。
「じゃあ、もうこれからはあまり口を利かない事にしよう。」
流石に、言葉がスッとんで微妙に話題が変わる事には、慣れているらしいー。
普通に会話が続きます。
「お前にそんな事が出来るわけがないだろう。」などと言うので
「それはあなたじゃないの?」言い返す。
「いや、お前だ。人が風呂掃除に行こうとすると、きっとこの先ドラマはこうなるああなるとか、犯人は誰かとか語りだすじゃないか。」
別に聞かなきゃ良いじゃんねぇ。
「いや、あなたこそ、人がトイレに行ってドアノブに手をかけてると言うのに、ずっと話の続きが背中の方から聞こえてくるってどういう事 ?」
と、その時ルート君。
「この煩さの中、食事が終了しました。」
実は我が家、別にルート君が言うような理由じゃないけれど、食事中にはあまりお喋りはしない食卓なんです。
なんだかみんなパクパクほとんど無言で食べてます。
それに、上に書いたことでは、ちょっと夫殿に申し訳ないので、ひとつだけ彼の良い所を言うと、食事が美味しかった時、ほとんど必ず「旨かった~!」と言って席を立つんです。
これ、私はとっても大事な事だと思っているんです。逆に「ごちそうさま」だけ言ってサッサと席を立つとき、まずくはないが美味しくはなかったという事なんだなと、私は思います。
ちゃんとそう思っているのに、言葉に出されると、グーで殴りたくなりますよね^^
この記事、食事係が女性であるような前提になっているかのようですが、別にそうではありません。私は6人家族の女が5人と言う家に育ち、高校も女子高でした。ゆえに男女平等意識がとっても高いんです。
今私は1週間に数時間しか働いてないので、家事全般は私の仕事だと思っているだけです。
だから
「あなたが完全定年になって家に居るようになったら、お食事係は当番制にしましょうね。」などと、私は言います。
どうもそれが嫌なようで
「俺は死ぬまで働く。いや働けたらだけどさ。」と夫は言います。
「うん。働いてくださいね、私の為に。」と何気に憎たらしい事を言う私。
仕方がないですね。このような私と結婚してしまったのは、彼の若気の至りってなものですから。
と言うわけで、「若気の至り40周年」は無事に通過しました♪