森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

篤姫「疑惑の懐剣」

2008-08-31 22:31:27 | ドラマ (大河)
 前回思わず書いてしまった「待ち人」には、嫌な予感がありました。予告編程度なんじゃないかなと。予感的中・・・
フン、どうせこんなこったろうと思ったよ。

 と言うのは、どうでもいいことですが、今日は薩摩でも江戸でも見逃せないシーンがたくさんありました。

だけど今日は「篤姫」はビデオにとって、武道館での嵐の二宮君の手紙に感動したり、エド・はるみさんにエールを送っている方も多かったのかもしれませんね。


薩摩では、西郷さんが久光に当主でもなければ官位もない、久光はジゴロ。
久光にできることは何もないと発言します。

ジゴロって女に稼がせて生活するスケコマシのことではなくて、薩摩の方言で田舎者の意味です。
田舎者と言われてハラワタ煮えくり返るくらい怒りまくる久光でした。一体西郷さんに何があったのでしょう。彼岸の岸辺から戻ってきた彼は変わってしまったのでしょうか。確かに言っていることは正しくても、言い方ってあるでしょうっていうやつの典型的なものですよね。

実際にはもっとニュアンスが違っていたみたいと言う説もあるようですが、結局は久光の怒りを買ってしまったことには違いありませんね。
でも、大久保さんと西郷さんの友情シーンにはホッとするものがあります。

久光は着々と上洛の準備に余念がありません。江戸に向かった時の不安要素を取り除くために今和泉島津家では、養子を迎え入れて忠敬(岡田義徳)は隠居することになってしまいます。
悔しさに打ち震える忠敬でしたが、私は、今日は彼に泣かされました。非凡でもなく、時には情けない感じの兄ちゃんでしたが、篤姫の数奇な運命は、この兄も巻き込んでいたのでした。

 江戸に薩摩が行くようなことがあったら於一はどうなるのかと言う、篤姫の母の問いかけに悩む帯刀でした。ただ、彼にはお近という心逞しい妻がいました。「這ってでも帰ってくる。」と約束するシーンは素敵でした。


 そんな薩摩のことも知らずに、江戸では和宮が寝所に懐剣を持ち込んだという疑惑が起きていました。控えの間にいたものが懐に光るものがあるのを見たのです。それが二度目の時、篤姫は自らそのことを問いただそうとします。
つかみ合いになってもその正体を知ろうとします。

こんなシーン、ありか~? と、それこそ疑惑~です。
でも、畳の上に落ちたのは鏡でした。家茂と会う前にそっと自分をチェックしていたのですね。そんな可愛い女心に気がついた篤姫は、家茂に腹を割って攘夷はムリだと伝えよとアドバイスをします。

そして次の渡りの夜には・・・・


このシーン良かったですよね。


ところで中村メイコさんは京方のお笑い担当ですね。江戸側はもちろん本寿院さまですよ~。
だけど、そこにはお寒い風が吹くばかり。笑えませんけれど・・・

 
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吉田拓郎「残暑お見舞い申し上げます」

2008-08-31 15:59:07 | テレビ・ラジオ
8月31日。今日で八月も終わりですね。
その最後に相応しく(?)、ニッポン放送で拓ちゃんの番組がありました。

だけど二時間なんてあっという間ですね。


 それでもいろいろなお話が聞けましたね。この夏はオリンピック三昧の生活を送っていたそうですよ。2月のオールナイトニッポンの時が65パーセントだったら、今は85パーセントの体調らしいです。

12月からお酒を控えて6㎏も痩せて今は絶好調の66kgなんですって。つま恋の時は太っていったと言っていましたが、あまり感じませんでしたよね。でも、お酒を控えたら甘党になってしまってデザートなしなんて考えられないって言っていました。

でも、コレ分かるなあ。夕食後必ず甘いものを食べるのは我が家でも夫ですもの。男の人も年齢で嗜好が変わっていくんですよね。

とにかく 元気が伝わってきて嬉しかったです。

オリンピックの事では北島康介選手の事を、芸術だと褒めていましたね。「金」を期待されていたのに取れなかった人にもいろいろあるんだよと言う言葉は、星野ジャパンの事を言っていたのでしょうか。ボルド選手の事も言っていましたね。
拓郎さんの夏が伝わってきましたね。


二月に続いて「頑張らない。」と言うことはひとつのテーマだったように思います。体力・精神力・情熱が失せる年代である。コンサートの掛け声で「頑張れ~♪」とかいわれると沈む時もあると言っていたので、皆様、コンサートで「がんばれ~。」は禁句です。

でも、全体的に受けた印象は、
―実は彼は頑張っているな―というものでした。

ネットのニュースで流れていた通り、全国ツアーは来年で終わるといっていましたが、来年は最後にやるぞ!と言う思いがビンビン伝わってきました。

言葉を変えれば「頑張っているんだよ。」みたいにも聞こえてきました。全国ツアーが終わった後のやりたいことを語る拓郎さん。

本当に「頑張るのは辞める。」と言う事は難しいことなんだよね。



広島の母校の歌碑の序幕式で貰った花を、墓参りに使ったという話も、葉書コーナーも面白かったですね。

ところで拓ちゃんは今レコーディング中だそうです。
「蕗が好き」ってどんな曲かしら。


最後に堀北真希さんから応援メッセージが入りました。非情に喜ぶ拓郎さん。次回はアルバム完成時に堀北真希さんと5時間ですって

でも、「吉田拓郎は大うそつき。」って自分で言っているので、5時間の部分はハナから信じてはいませんが。

「白夜」「祭りの後」・・・・
ああ、夏が過ぎていきますね。
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「20世紀少年」観て来ました+二本

2008-08-31 02:04:29 | 映画

 

 映画ブログ「近未来二番館」のお知らせです。

浦沢直樹原作の「20世紀少年」を観て来ました。気持ちはちょっと複雑です。でも三章の初めなので、観ておかないと始まりません。でも一緒に行った家族は、みんな面白かった、早く次が見たいと喜んでいました。

感想はこちらです。→ココ

 

先週は二本映画館で映画を観ました。

 

「ダークナイト」   故ヒース・レジャーのジョーカーは凄まじいです。
感想はこちらです。→ココ

「セックス・アンド・ザ・シティ」  ああ、人生は楽しいなと思える元気が出る映画です。

感想はこちらです。→ココ

 

TBなどは「近未来二番館」の方にお願いいたします。

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「相棒」&「拓郎」  吃驚しました☆☆

2008-08-29 16:54:42 | ’08/12/7までの未整理日記

 ちょっと休憩のつもりでPCをつけてみたら、二つのニュースが目の中に飛び込んできました。

 『相棒』新シリーズをもって寺脇康文が水谷豊とのコンビを“卒業”  

↑(ニュースとリンクしています。)

これって、どういうこと!?

先が読めない展開が楽しい「相棒」だけれど、こ、これは~!

だって「相棒」って、右京さんと薫ちゃんの二人の事ですよね。

だけど前回二人の間に微妙なものがあって、もしかしたらラストに近づいているような嫌な予感がしたのですが、映画もヒットして、安心しきっていたらこれですよ。

やっぱり凄いですよね、「相棒」。

どういうストーリーで薫ちゃんは去っていくのかしら。10月スタートの「相棒」は超注目ですね。初回は海外ロケもありだそうですよ。

とは言いながら、動揺~~~

 

吉田拓郎09年最後に全国ツアーから撤退

今週の日曜日は楽しみですね。「吉田拓郎 残暑お見舞い申し上げます」はニッポン放送一時からですよね~。買い物も午前中に済ませましょう。その収録中にファンに語られたメッセージだそうです。

 

でも、良いんですよ。前から自分の庭みたいなところでやればいいじゃんと思っていたんですよ。その場所に、全国からファンの人の方が聴きに行けばいいですよ。これも全国ツアーじゃない?

遠い人は大変だけれど、それを励みにするとかね。

 

だけど、来年はやるって事でしょ。去年のキャンセル組みにしたら一種のリベンジです。

 

おーい、姉よ、姉 
竜ちゃんの「ムサシ」のチケットは私が頑張るから、拓ちゃんはよろしくね

 

 

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謝謝

2008-08-25 11:14:08 | ’08/12/7までの未整理日記

  終わってしまいましたね、オリンピック。

何か、ちょっと夏が終わってしまったような感覚がしました。

開会式がドハデだったので、閉会式もちょっと楽しみにしていましたよ。事前情報でベッカムが二階立てバスに乗ってくるとか、ジミー・ペイジが登場するとか言われていましたね。

たぶん全部は見ることが出来ないので、そこだけでも見たいと思っていました。

ちょうど見始めてからオリンピック旗の受け渡しがあり、二階建てバスが登場。その時のダンスを見ていたら、
「ああ~、四年後、ロンドンに行きたーい!」と、本当に思いました。(たぶん行かないと思いますが)

その時の様子はこちらのニュースでどうぞ→ここ

人気歌手のレオナ・ルイスがレッド・ツェッペリンの「胸いっぱいの愛を」を歌うという趣向でした。ジミー・ペイジさんの演奏は素敵でしたね。たぶん会場は興奮の坩堝。でも、私がこういう音楽に鈍感なのか会場が広すぎるのか、ちょっとピンとこなくて、朝、元はどんな曲だったのか聴いてみました。やっぱり鈍感だったみたいで、後からジワーッと来ました。下に貼っておきます。

 

 確かにメダルラッシュでしたが、メダルには手が届かなかった選手の皆さんも含めて、素敵な夏の思い出を残してくれましたね。

ソフトボールなどにも熱くなっていましたが、女子の体操などにも熱くなっていました。北島選手のインタビューにもウルッときましたが、男子マラソンで優勝した人の、日本語のインタビューにもウルッとしました。

陸上の男子リレーの時、見ていた奥さんがゆっくりとお子さんを抱きしめて喜んでいた姿にジーンときました。

素敵な夏をありがとう。
四年後のロンドンも楽しみです。

 

 

 

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篤姫「公家と武家」

2008-08-24 23:03:53 | ドラマ (大河)

 江戸城に入城した和宮でしたが、全て公家風と言う和宮たち一行は大奥といろいろと対立してしまいます。

 近頃、他のチャンネルでも「篤姫」の事を取り上げていますよね。
余談ですが昨日も香取君の番組でもやっていました。でもちょっと驚きました。だって、音楽がNHKの「篤姫」そのままですよ。あの音楽=篤姫の世界ってなるのですが、他の番組もそれを認めてるということですよね。まぁ、ゲストも家定様だったので面白かったですね。でも、堺雅人さんと香取君だと「新撰組!」を思い出してしまうのですが。

 話を元に戻すと、他の番組でも「篤姫」のことを取り上げてくれたので、今日のエピソードはかなり有名になっていました。

 

篤姫との対面の時、姑である篤姫が上座、嫁である和宮が敷物なしの下座。それは大奥のしきたりでもあったわけですが、和宮たちには許せないことでした。

でも、和宮たちが京より持ってきた土産の目録には「天璋院へ」と呼びつけでした。

篤姫たちが心を込めて揃えたお道具も、納戸に放り込まれてしまいました。

大奥のあちらこちらで、いがみ合ったり、悔し泣きをしていたり・・・・。

だけれど、家茂直筆の請文を帝に差し出させたことを知り、家茂の気持ちを知った篤姫は自分のやるべき事をやらねばと、和宮の部屋に乗り込むのでした。

かっこ良かったですよね~、その時の篤姫。

和宮の部屋の前には、和宮付きになった江戸側の女達が寄り添って泣いています。そんな時に颯爽と和宮の部屋に入っていく篤姫は、その人たちから見たら、本当にカッコイイ大奥の女主人に見えることでしょう。

対面の時の無礼は詫びながらも、覚悟を持って嫁いで来たならばと言葉は柔らかに、和宮に言うべきことを言う篤姫。

時にはきつく、そして優しげに、言葉、表情を変化させながら相手に切々と説く篤姫は見事でした。

また和宮は篤姫の言葉をしっかり受け止めることが出来る聡明さを持っていましたね。

 

今日のハイライトはそこだったと思うのですが、和宮と家茂の対面も面白かったです。庭田嗣子などは家茂のことを鬼のようだと吹き込んでいましたが、実際に会った家茂が見目麗しく優しげなのを知って心惹かれたようでしたね。庭田嗣子の方がよっぽど鬼のように見えてしまいました。中村メイコさん、頑張っていますよね。憎たらしさは抜群です。

 

薩摩では西郷さんが帰ってきましたね。ただ、誠忠組はあまりまとまっていない感じです。有馬などにはかなりの不満が溜まっている様子でした。

 

次回は・・待ち人登場か!?

 

ところで、HPのトピックスに「篤姫検定」が載っていました。早速やってみましたが、毎週欠かさず見ているので簡単でした。もちろん全問正解です、エヘン。

是非やってみてくださいね。→ココです

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呪いと悪夢

2008-08-23 21:45:18 | ’08/12/7までの未整理日記

ホラーじゃないからね、あしからず。

 「お楽しみ会」なんてものをやった翌日の朝、夜の中学生の分の片づけが少し残っていた。  ペットボトルを何本も買ってくるのが嫌だなと思っていたら、今年はスーパーで閃いた。フルーツカルピスなんてものがあるじゃない。ペットボトルのスポーツドリンク(これもみんな好きなのよね)を一本と、カルピスとグレープカルピスを買ってきて希釈した。小学生には色で敬遠され人気のなかったグレープカルピスだったが、中学生にはバカ受けで、「お変わり」を要求され二度私はプラスチックの容器に、それを作って出した。そしてそれも気持ち良く空っぽになって、容器は置いてあった。

 

  それを洗おうと思って、ふたを開けようとするが、開かない・・・・。
たかが飲み物入れのふただ。
如何に私に力がなくったって頑張れば開くはず・・・
だけど開かない。
濡れ布巾で押さえてもダメだし、プラスチックだから熱湯かけても意味がない・・・
エエイ、くそお~  (ゴメン、下品で)
だけど、四本の指がズキズキ

 

 その時私の脳裏に、中学生の男の子達の悪戯好きの小悪魔のような笑顔がかすめた。
―ヒッ、ヒッ、後で先生が困るから、ギュウっと絞めておけよ。―

なんか、ムカムカしてきて、心の中でついうっかり呪いの言葉を言ってしまった。

―このふたを閉めたやつにろくでもない事が起きろ

ああ、もう~、大人げないんだから、私。

 でも、ちょっと待てよ。如何に冗談のつもりで言ったとしても、そういう言葉はどんなものが聴いているか分からないじゃない。そう、声に出さない言葉を聴くやつとかさ・・・。

恥ならぬ、アホの上塗りみたいだけれど、私はこういう定かでないことは侮らないことにしている。

出した言葉の訂正はきかない。だから、付け加えておいた。

―そのろくでもない事は、夢の中で起きる。

 

―オホホ~、次に会った時に聞いてやろう。
「怖い夢見た~?」って。    ロクデモナーイ!

 

                      

 

 長い夢を見ていた。長い夢はいつもストーリー性があって面白い。

その夢の最後、私は政府公認のリサイクル公証人になっていた。担当は空き缶。(なんじゃ、それ、とは思うことなかれ。夢なのでシュールなのよ。以下セリフは少し芝居がかって読むべし。)

「だーからね、『ご協力、お願いします。』なんて、甘っちょろい事言っているからいけないのよ。リサイクルが浸透するまで家の中の全ての空き缶を根こそぎ出させるのよ。」
「例えば刀狩のように~♪」登場人物Aが応える。
「例えば戦時中に鍋を集めたように ~♪」登場人物Bが応える。
「そうよ。家の中で徹底されれば、道に空き缶が落ちていたら、『ああ、大変だ、空き缶様が落ちているだ』みたいに成るのよ。そのためには例外なし。」
「ああ、公証人様。」登場人物Cが現れる。
「家の中の空き缶を根こそぎ出さなくてはならないのは充分分かってはいるのです。ですが、私の娘は空き缶で人形を作って、それを壊そうとはしないのです。言って聞かせても分からないのです。」
「ええ、昔はね、そういうのは創意工夫に優れていると評価を得たものだけれども、時代を読まなくてはね。いいわ。ワタクシが説得いたしましょう。」

 

 どうせ、夏休みの宿題か何かでしょ。困ったものね、と私は思いながらその男に娘の部屋に入る。入って驚いた。四畳半の部屋いっぱいに空き缶をワイヤーで繋いで人形が作ってある。巨大でしかも缶が古い。

―な、何これ・・・

私も登場人物AもBもどん引きだ。

「辞めて、Kを壊さないで~~」と背後で声がした。振り向いてさらに吃驚した。大人じゃないけれど、子供じゃない、そんな少女が立っていた。期待通り、ちょっと美少女。

「まぁ、大作だからね、あなたのお気持ちも分かるけれど、お部屋も埋まっちゃっているしぃ・・・
ホラ、記念に写真でも撮って、そろそろ解体する頃じゃないかしらん。」

「解体なんかとんでもないわ。だって、Kは妹なのよ。」

「ふぇ」 私達は奇妙な声を出し、お互いの顔を見た。

「私達がもっと幼かった頃、妹は死んでしまったの。でも、私は悲しくて二人で遊んだこの部屋に、妹の人形を作ったの。いつだって一緒と言うわけではないけれど、今までずっと私達は同じ時を過ごしてきたのよ。ねっ、おばさんなら分かるはず。」
と言って、少女は空き缶の一つを私に握らせた。それは丁寧につないであるので揺すると、まるで手のように動くのだった。

「ああ~」と私は思った。他の二人は気持ちの悪いものをみているような顔をしている。「分かるでしょ。」と言われたからではないが、私は彼女の気持ちが分かってしまったのだ。

ある時は、「ただいま」と言って帰ってくると、この不気味な人形が「お帰り」と心の中に応える。ある時は「ウフフ、今日ねえ、」と話しかければ、耳を済まして聞いてくれる。寂しいときには手も繋いでくれただろう。

手の部分だと思われるその缶を握った途端に、彼女達の残留思念が電流のように流れ込んできた。

<ちょっと、ブレイク。
ちなみに「リサイクル公証人」なんかはあまりな設定のようだけれども、ミニシアター系の芝居とか、SF色漂うショートショートなら結構いけると思う。物語ならば、登場人物Bに『例外なしって言ったでしょ。』とか責められたり、こんなものに縛られてはいけないわと少女を説得したり、または鬼のように解体をして、少女Kの怨念出現とかホラー系に話が展開しそうだけれど、夢だからそうはいかない。>

・・・・彼女達の残留思念が流れ込んできた。だけど少女の笑い、涙、・・・そんな思念のさらに奥に、私は違うものを見てしまった。

 

 幼い少年が笑っている。幼い少年が走っている。かわいい口元が「ママ」と動いている。可愛い小さな指が、何かを拾い私に差し出している。

―ああ~、どうして・・・・・・・

ああ~、どうして、私も同じように止まった時を、何かに移しどうして同じ時を生きてこなかったというのだろう。この少女のように、失ってもなお、愛するものと一緒に生きていたかった。ずっと傍にいて欲しかった。どうして、あの子はいないの。どうしていってしまったの     

 

私は涙に掻き暮れて、空き缶の巨大人形に抱きついて、子供の名前を呼びまくった。

 

                            

 

深い息を吸い込んで、私は目が覚めた。朝に近い夜。

―バカ~、死んでなんかいないよ~。

私は寝たままだと言うのに、さらに何処か深いところに沈んでいくような、そんな気がしていた。横になりながらも、体中の力が抜けていくのが分かっていた。

 

 

   ・・・・・・・、あっ、犯人は私だったのね 

 

                 

<ちなみに、開かないふたは輪ゴムをかけると魔法のようにすっと空くよ。最初からやれよと思うよね。でも無駄な努力がすきなんだな、コレが。>

 

 

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ぶたのたね/ちびくろ・さんぼ2

2008-08-20 08:38:37 | ユーモレスクを聴きながら(book)

 毎年、夏は家でカレーパーティを開いています。  

 家にやってくる子供たちと、ゲームをして、お食事をみんなで頂いて、一言ずつ今日までの夏の思い出を語り、ビンゴをやってお土産を持って帰ります。ささやかなわずかな時間ですが、それも夏の思い出の一つになればいいナと思って、今まで続けてきました。  

 以前にもこのことは書きましたが、お食事を頂いている時に、本の読み聞かせをしています。

今年は「ぶたのたね」と言う本を読み、昨年は「ちびくろ・さんぼ2」を読みました。でも、昨年はその本のことを書くことがとっても難しく感じてしまって、書くことを悩んでいるうちに書きそびれてしまったのでした。

 

 ある時本屋の店先を歩いていたら、その店頭に「ちびくろ・さんぼ」が山積みになっていました。私は奇妙な感覚をその時感じたのです。あの絶版騒ぎはなんだったのだろう・・・。

その本のことはいつかこのブログの中でも、テーマにしようと思っていたものでした。だからちょっと難しく感じてしまったのですね。

 

 でも、今は今年と昨年の読み聞かせた本の紹介程度に留めておきましょう。簡単にはかけないテーマかも知れませんから。

 

 それで、「ぶたのたね」のお話です。

あるところに足の遅い狼が住んでいました。どのくらい遅いかって言うと、ブタよりも遅いので、今までブタを捕まえて食べたことがありません。夢はブタの丸焼きを食べること。そこで狼はキツネ博士に相談します。博士は狼に「ぶたのたね」をくれるのですが・・・・・。

 

 なんと言ってもぶたさんたちの表情が良いのです。笑えます。

低学年からO.K。 この作品から20年ぶりに描かれた「またぶたのたね」と言う作品もあるそうです。

 

 「ちびくろ・さんぼ2」のお話です。

「ちびくろ・さんぼ」には続編の「2」と「3」があります。ちびくろ・さんぼにうーふとむーふと言う双子の弟が出来した。彼らをとっても可愛がるさんぼでしたが、その弟達が二歳を過ぎた頃、あまりの可愛らしさに二人の弟は悪い猿の夫婦にさらわれてしまいます。

さんぼは智慧と勇気で双子を取り戻せるのか・・・・
というところが見所です。
助けてくれたわしにさんぼは何をしたのか。大団円を向えるラストでは幸せな家庭の食卓の姿が描かれます。

この「2」では、ただ面白いと言うのではなく、作者の女性としての気持ちと言うものが伝わってくるように思います。もちろんお話は低学年から楽しめる絵本ですが、この話が書かれた背景みたいなもの、またヘレン・バンナーマンと言う人にも興味が湧いてしまいました。

 

絵は岡部冬彦さんのものですが、最後のサルの絵にはなんともいえないユーモアがあります。大人には分からないことですが、子供にとっては 本当はかなり怖いお話かもしれません。でも、最後のサルの表情を見ていると、許してあげようかなと言う気分になってしまいます。

 

 子供にどんな本と出合わせるのか、意外と迷うものですね。どうせなら、親にとっても良い出会いであって欲しいもの。

どうぞご参考に・・・。

 

 

ぶたのたね
佐々木 マキ
絵本館

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ちびくろ・さんぼ
ヘレン・バンナーマン
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ちびくろ・さんぼ2
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はとバスで軽井沢<裏>

2008-08-19 00:05:01 | お出掛け日記

 「はとバスで軽井沢<表>」の続きです。

 

 8月11日に思い立って軽井沢に出かけた私ですが、帰ってきてのその日の夜、私は本当にがっかりしていました。

 ああ~。
なぜならまたもデジカメの調子が悪かったのか最初の6枚を残して、撮って来た画像がPCに表示できません。データーが壊れてしまっていると表示が出てしまっていたので、私が入浴中にルート君が消去してくれたのですが、それも実はがっかりです。カメラの中ではまだ見ることが出来たのですから、今一度見て今日と言う一日を確認したかったのです。

 本当に素敵な森や山々の風景でしたから。それにお食事の写真も。

全て失われてしまいました。

でも、次に私が言う言葉は予想がついているかもしれませんね。

「まあ、いいか~。思い出は記憶の中に・・と言うことで。」

 

それでも、翌日姉が撮った写真をメールで送ってもらい、チマチマと背景のところだけ切り取ったり、携帯でとった数枚と無事だった私の画像から二枚を使うことにしました。やっぱり、後で見返したときに絵がないと寂しいですものね。

 

 でも、このようにがっかりすることもあったわけですが、なんでもバランスが取れているというか、いい事もあったのですよ。地味なお話ですが。

 その1<おねえちゃんと私>

いつも姉と私が出かけると、困っている時にと言うか、困る前に誰かがやってきて助けてくれることが多いのです。

ずっと昔の山口でも去年行った川越でも、そして今回も。

浜松町で待ち合わせをした私達は、はとバスの乗り場に行こうとしました。

「こっちだね。」と二人で少し歩き、また地図を見ました。姉が
「この先、ずっと行くと在るんじゃない。」と自信に満ちて言うので
「ホンマカイナ。」とまた地図に目を落として言いました。

 11日はまだお盆休みではない所も多くて道行く人のほとんどはワイシャツのサラリーマン。

その時私達の斜め前を歩いていたおじ様の耳に、私たちの会話が聞こえてしまったようなのです。チラチラッとその人は私達の方を見ました。

「行ってみればわかるよ。」
「そうするか~」と、私たちの好い加減な会話は続いていました。

するとその人は意を決したように、立ち止まり、先を歩いていたのに戻ってきました。
「はとバス乗り場に行きたいんですか。あなた達、来過ぎちゃっていますよ。」と言って、本当の道を教えてくれたのです。

 

 私などが「通勤」なんてものをしていた時、会社までを時間逆算で考えていましたので、朝などに立ち止まったり道を戻ったりなんて思いも寄らない事でした。

それなのにその人は、私たちの為に朝の貴重な時間を割いてくれたのでした。

お陰で迷わないですみました。

 

  その2<鹿少女、軽井沢に現る>

    ちなみに「鹿少女」と言うのは「鹿男あをによし」に出てくる堀田イトを演じた多部未華子さんの事ですが、別に彼女がいたというわけではありません。あしからず。

 

 最初に立ち寄った「メルシャン軽井沢蒸留所」でウィスキーの試飲をしましたが、その後店内を見て回っているときに、突然閃きました。

 

 つい最近、私は家にあるウィスキーが開封、未開封含めて放置してあることが気になっていたのです。もともと私達夫婦はのんべぇではありませんが、若かりし頃は、友人たちと家でワイワイと飲みました。(恐ろしいことに子供が生まれる前!)。その頃結構ウィスキーも飲んでいて、頂いた物などがいろいろあったのです。

ウィスキーが腐るなんていうことは聞いたことがありませんが、でもここで聞いてみようと思いました。特に開封してしまったものの賞味期限・・・・

それで、先程試飲のウィスキーを配っていた女の人に声をかけました。その方はとても丁寧に答えてくれました。流石です。

<でもそこでの答えは、私の思い違いがあったりして、その方に迷惑を掛けるといけないのでここではスルーしておきますね。>

 

 その後、もう少しそこにいた後、ショップを出ました。ちょうど、上の写真の真ん中辺りまで歩いて来た時、姉が「ねえ、ちょっと。」と言いました。振り向くと先程の女性が息を切らして後ろに立っていました。

「お客様、ワタクシ、先程誤った事をいくつか言ってしまいました。」と訂正に来てくれたのです。

まだ店内にいたとき、彼女が男の人と何やら真剣な顔で話をしていて、時々頷いていたのを、実は私は見ていました。でもそれが私の思い付きによる質問へのフォローだったとは思いもよりませんでした。

「誤った事」ということも大したことではありません。私は彼女の額の汗を見たときに感激をしてしまいました。

親切です。でも、何よりもプロだと思いませんか。私はこういう人が大好きなんです。

私はすぐに人の顔を忘れてしまいます。特にこのような一期一会の人の顔を何時までも覚えているのは、無理なことです。でも、不思議なことに、今もまだ彼女の顔を覚えているのです。とは言っても、10日後には自信がありません。

 だけど、姉に言われて振り向いて彼女を見たときに、私は彼女が多部未華子さんに見えてしまったのです。

何年かたって私が彼女の顔を忘れても、私の記憶回路はキャスト多部未華子さんでそのシーンを思い出すと思います。以下のように。

    タタタタ。背後で軽快な足音が追いかけてきた。なんだろうと振り向くと、さっきの試飲コーナにいた少女が追いかけてきたのだった。少女は腰を曲げ手を膝の上あたりにおいて息を切らしていた。何をそんなに急いできたのだろうか、彼女はハァハァと言いながら、顔を斜めにし私を見上げ、
「オキャクサマ~」と言った。急いで走ってきたので、汗が目に入って片目を瞑って見上げたその顔は、軽井沢の夏の風を思わせるように爽やかだった。

(ちょっと、脚色しすぎですが、そのぐらい嬉しかったということで・・・)

 

  その3<その言葉を飲み込んでしまった>

    軽井沢と言うと、林や森や山々の避暑地と私は感じてしまいますが、ホテルやチャーチ通りや軽井沢銀座、アウトレットなんかも人気の秘密なのかもしれませんね。

 本音を言うと、軽井沢銀座なんてものには興味がない私です。でもいつもくるたびにショップの思い出が増えます。あまりアチラコチラを覗かないからかも知れません。

 そんな中で思い出深い喫茶店が「茜屋」さんです。あれから何年たったのやら・・・□0年は経っています。

昔、そこに訪れた時は、珈琲カップをお客の一人ひとりのイメージで出すと言っていました。その時一緒に行った友人にはモダンなカップで、私には綺麗な花ガラで出してくれました。(若いということは、それだけで素敵な出来事に出会えるチャンスがいっぱいと言うことなのかもしれませんね。)

今回はどんなカップで出してくれるのかと思ったら、どんなに暑くてもホット珈琲なんかを頼んでしまいます。姉と私のカップはシックな花柄でした。でも今でもそんなイメージでカップを出すなんて事はしているのかは疑問ですが、どうなんでしょうね。

 

だけど、このカウンターの中の男の人の、よく働く手の動きを見ているだけで、何か頑張ろうかなと言う気持ちになってきます。その中の二人はちょっとミドルの方です。私は、彼らに
「前に来たのは、□0年前なんですよ。」と言ってみたくなりました。だけど言えません。 

それは彼らがあまりにも忙しくて言えなかったと言う訳ではありません。私が席を立つと、
「お忘れ物はございませんか?」と言っていただけました。

 

忘れ物は、「また来たよ。」と言う言葉かなと、私は思いました。私は確かめてみたかったのです。もしかしたら、その中の一人ぐらいは、その時もいた人かしらと思ってもみました。「茜屋」と言うお店に行けば変わらずに、その人がいるという店なのか、それとも、時代を経て訪ねても、変わらずにその店がそこにあるという空間なのか。でも、言ってみても、彼らには何の意味のないことなんですよね。

「前に来た時から、もう□0年も経ってしまったんですね。あっという間でしたよ。またいつか来るかも知れません。でも同じだけ時を空けてしまったら、私はおばあちゃん、あなたは・・・、いないかも。それでも、ここがこのまま在ったとしたら、それはそれで素敵なことですね。」

 

「忘れ物はございませんか。」
私は言葉は飲み込んで変わりににっこり微笑み、
「ええ」と答えたのでした。

 

   

 

―ねえ、おねえちゃん。「安近短」で今年は軽井沢が人気なんですって。私達、風を読むの、上手くない?―

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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はとバスで軽井沢<表>

2008-08-18 05:34:09 | お出掛け日記

  8月11日、はとバスで軽井沢に、「ちょっと行ってくるね~」と言う軽いノリで出かけてまいりました。

 夏の初めから日帰りで軽井沢当たりに行きたいねと、姉と話していましたが、その先が進まず計画倒れに成るところでした。それと言うのも、頭の中で考えただけで、新幹線の切符がどうとか路線を調べてどうとか、行ってからもどこか行きたいところがあるのかとか、うんざりしてしまって疲れてしまうからでした。

 でも、予定日の間近になってふと気がついた「はとバス」。そうか、その手があったんだ~と調べましたら、近頃お疲れの私達にはぴったりのゆったりゴージャスなツアーがありました。

 

 軽井沢まで貴賓バスのピアニッシモで行くコースです。

   

 このバスは本当に素敵でした。シートのクッションも最高で、飲み物に毛布にスリッパのサービス、帰りは足裏マッサージ機能付きでユーミン・落語・クラシックが聞けるヘッドホンサービスもあります。もちろん「釣りバカ」も付いています

 

  8時浜松町出発です。私は5時半に起床予定でしたが、こういう時の私は寝過ごしてはいけないと言う緊張感で、何時もあまり寝ることが出来ません。遠足前の子供のようです。前日12時ちょっと過ぎに寝たというのになかなか寝付かれず、やっと眠ったら2時に起き、次は5時に起きてしまいました。寝不足で集合している私は、軽井沢に行く道の車窓を楽しむと言うよりは、快適シートで幸せ気分でほとんど眠っていました。それでなのか、あっという間に軽井沢に着きました。

 

 最初に行ったのは「メルシャン軽井沢蒸留所」です。

  

 メルシャン軽井沢美術館のHPは→コチラ  
そこから蒸留所のページに入っていくことが出来ます。美しく並んだ樽や詳しい説明も載っていますので、ご参考にしてください。

 

蒸留所の中は撮影禁止でしたが、天井まで並んでいる樽がとっても美しく感じました。その樽は、樽の重さだけで100キロもあるのだそうです。その部屋に入ったとたん、なんともいえない素敵な香りがしました。私はお酒は苦手なんです。すぐに顔が真っ赤になってしまうからなんですが、その香りの誘いを拒むことは出来ず、メルシャンプラザで17年物のウィスキーを試飲させていただきました。

 

 香りもさることながら、本当に美味しかったです!!!

その後「ナイアガラ」と言う白ワインを嘗めるほどいただきました。(限界なので)。このワインも甘くて、とっても美味しかったのです。一緒に行った姉はお土産に買いました。

 

 次はこのコースのメインの軽井沢プリンスホテルでのお食事です。上の画像のような風景を見ながら頂くリッチなお食事は最高でした。

 

 そして、最後は旧軽井沢通り、軽井沢銀座と言われる所で自由時間です。11日はまだ人混みのピークではありませんでしたが、それでもかなり賑やかでした。

  

           

 

 こんなものを、お土産に買いました。「茜屋」でお茶も飲みました。

ほんの気持ち程度でしたが、軽井沢らしい道の散策もしました。

 

   

   

 

そうして帰途に着きました。途中の山々の風景は本当に綺麗でした。緑深い山々も綺麗ですが、夕闇迫る頃、空は薄曇で幾重にも重なったそれらは手前から順に色を失って、墨絵の様な美しさでした。

 

 と言うわけで、軽井沢の一日は終わりです。

でも軽井沢ツアーのお話は、もう少し続きます。<表>で褒めて<裏>でけなしてと言う裏話ではありません。が、ささやかであっても<裏>みたいなことがあるから、小さな旅でもワクワクします。

 

 

  

 というわけで、<裏>に続く

 

 

 

 

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