森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

2分の1、青い。

2018-09-30 09:42:30 | テレビ・ラジオ

「半分」と「2分の1」は同じ意味でありながら、同じではない。

言葉の響きから受ける印象が違うと言うのもあるが、そう言う事を言いたいのではない。

 

「半分、青い」。

最終回でしたね。最終回後に朝ドラは、一応まとめの感想を書いています。

このドラマのタイトルを「2分の1、青い」にしたら、物凄い違和感と共にがっかり感も感じてしまうのではと思います。このドラマは、私にとっては、時々「2分の1」になっていたと言っても良いでしょう。

それでも最後まで視聴完走してしまいました。不思議なドラマでした。

一度は「もう、我慢が出来ない、止める。」と宣言したのに、結局最後の着地点が気になって見続けてしまったのでした。

これを「炎上商法ドラマ」と言うらしいです。

そしてこれ、そう言う視聴者も含まれていますので、視聴率はすこぶる良いらしいのですよね。

と言う事は、制作サイドは「良かった、よかった」で終わっているのかなと思うと、ちょっとだけ微妙な気持ちになるのです。

じゃあどこがと、このドラマが好きで好きでたまらなかった方の中には、上の文章でも、ちょっとプチッと、またはイラッとなさる方もいらっしゃるかと思うのですが、それこそ「半分」と「2分の1」の違いとと同じようなもので、見続けたお仲間、つまり同類項でくくられるようなもので、そんな感情は無用です。

 

このドラマ、タイトルの「半分」の呪いか、好きかそうでないかが真っ二つに分かれました。が、そうでないグループも見続けていたと言うか・・・?

いや、そうでもないか。

最初に、見る見ないで分かれ、そして好きかそうでないかに分かれたと言っていいのですよね。

これ、その可視化と言うわけではありませんが、ツイッターのタグが面白い事になっていました。

「#半分青い 」が通常で、「#半分白目」と言うのも活発でした。まあ、このぐらいは普通です。

「#半分ホラー」はどちらかと言えば「白目」グループの派生かと思うのですが、あまりに面白くて、元ネタを知っていなければその面白さが半減するので、意外と視聴に貢献していたタグ(または作品)だったと思います。

驚いたのは、最終週近くになって「#半分青いプラス」と言うタグが誕生してきたことです。

だいたい普通は、「これはちょっとな、」「驚くような納得できない展開だな。」と思うと、せっかく「いいなあ」と思って呟いている人に悪いかなと思って、そしてそれでも自分の気持ちに正直になりたいとも思って「白目」のようなタグが誕生してくるのですよね。

だから通常タグから、好きな人だけが書き込むような「プラス」タグの誕生は、ちょっと異例なような気がしました。

じゃあ、そこは春の日差しのような場所なのかなと、そこを読んでみると、おおむね予想通りで作品に対しての支持を感じ、なるほど、ここはこういう視点で見るんだなとか見逃したトレビアなどもあったりして、読まさせていただいていました。だけどその中で稀に「半分、青い」を叩いている人自体を叩いているツイートがあって、なんだ、ここも春の日差しってわけじゃないじゃんと思ってしまいました。

どんどん2分の1になっていく…と思いました。

だけどどんなに2分の1を掛け続けても「0」にはならない、数字の世界の不思議さよなどと思っていたら、さっそく仕事で役に立ちました。

 

えっ!?

 

まったくドラマの話を書いてないなって・・・・・、あっ、ばれました ?

 

 私ね、このドラマ、途中まで本当に好きだったのですよ。毎朝楽しみにしていたし、ああ明日が早く来ないかナぐらいに思っていた時があったのです。

子供時代も青春時代も良かったです。

はっきり言って、そこには少女漫画の世界観があったから。

 

だから凛とした佇まいの美少女が現れたり、五平餅が幸いして漫画家に弟子入りなんて突拍子もない展開も面白かったのですね。

秋風先生が、また最高に良かったです。見た目ももちろんですが最後まで師匠と言う姿勢も、そして愛するワンコたちへの思い入れも。またピンクハウスの服が似合いまくっていた菱本マネージャーも大好きでした。

 

だけどその頃から、少々、その漫画家への道の描き方に、言葉に出来ない微妙な違和感を感じ始めた頃、プロの漫画家さんたちの嘆きのツイートが流れ始めました。

それを読んで、私、ようやく気が付いたのです。この数々の恋愛ドラマを生み出した作者様は取材などで裏打ちされたドラマを書く方ではないのだと。

だからなのかラスト最終に持ってきた震災の顛末は、私的には辛すぎました。

ちょっと昔の女性を描く時、太平洋戦争は逃れる事が出来ない描かれるべき時代です。だけどその後の現代を描いても、今度は3.11を無視するわけにはいかないと言う事なのだと思います。だけどたった7年で東京での震災はこんな風に描かれてしまうのかと思ったら、作者様はこの時放射能から逃れてー。←要らない情報なので削除しました。

まあ、はっきり言って最終週のエピソードは、その内容も含めて辛すぎました。

 

だけどさすがに恋愛ドラマの神様(って言われてる?)、胸キュンなシーン、またはセリフを作る天才ですよね。(びっくらぽんだった夏虫のプロポーズ以外…あれ神回って作者が言ってるけれど、マジですか。)時々ムフフってなってました^^;

 

そして終わり良ければ総て良しではありませんが、最終回はとっても良かったです。

鈴愛の生きて来た道は、半分挫折。夢も半分叶いそして挫折。結婚もダメンズを選んで一方的に離婚される。その他も失恋ばっかり。(だけど後からきっちり、すべて回収するところがなんともね^^)

だけどね、最後に律がくれるじゃないですか。雨の音が綺麗に聴こえる傘を。

半分しか聞こえない雨の音。だけどその傘をさして雨の音を聞けば、その音は綺麗に聞こえてくるのです。

人生の半分は挫折と失敗ばかり。だけどふと立ち止まり来た道を振り返って見ると、その失敗ばかりの時間を含めて自分の生きて来た時間が愛おしく感じるのと同じように。

 

 

ところで扇風機は私的には「そよかぜ扇風機」の方が分かりやすくて売れると思うのですがね。

あの「マザー」と言うのは、松雪さんの出演した傑作ドラマを意識したのかしらってのは、完全な考えすぎなのでしょうね、きっと。

キャストは皆、大好きでした。

永野芽郁さんは、本当に綺麗な女優さんですね。私、この方をずっと知らないで、(ちゃんと『真田丸』とか見ていたドラマに出ていたのにね。)、ずっと謎だった、UQモバイルの「深キョン・多部未華子さん、そして三人目のあの綺麗な女の子は誰」と言う疑問がスッキリしました♪

 

 

と言うわけで、私的には「半分、好き」だった「半分、青い」が終わって、明日からは新しい朝ドラが始まりますね。

これの後・…いろいろ期待値もあがっているし、ある意味大変かもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「相棒」が始まる前に。。。(涙)

2018-09-28 10:22:54 | ドラマ(相棒)

昨日、またも悲しいニュースがネットサイトに流れてきましたね。

やっぱりHPよりも早く、ツイッターで呟いている人がいて、私はそこで知りました。

 

大木刑事役の志水正義さんが、昨日の27日に亡くなりました。

 

「相棒」ではセリフがほとんどなくて、それでも窓の向こう側から特命係を覗いている大木小松コンビ。彼らはどちらかと言うと視聴者の目線の代わりなのかと思っていました。

だけどシーズンを重ねていくうちに、彼らの役割も増えて、捜査シーンやがさ入れシーンのみならず、ちょっと二人で派手なアクションシーンもあったりしましたね。

なにげにちょっと味を引き締めるスパイス役になっていましたよね。

 

本当は7月には、フェイスブックでがん闘病を知らせていたのだそうです。私は登録はしてあるモノの、殆ど活用もしたことが無いので、その事を知らず、昨日は青天の霹靂でした。

まだ60歳だったのですよ。

8月には「相棒」の撮影にも参加したとありましたので、17日から始まる新シリーズで、またほんの少しの再会を果たせるかもしれませんね。

 

志水正義様、安らかにお眠りください。

「相棒」ファンの人は、皆あなたの事を忘れないと思います。

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「没後50年藤田嗣治展」に行ってまいりました♪

2018-09-26 02:34:45 | お出掛け日記

9月24日秋分の日の振替休日の日に行ってまいりました。

実は二度目のチャレンジ。一度目は19日に行ったのですが、なんとこの日はシルバーデーで、入場に90分待ち。何もこんなに混んでいる日に来なくてもいいかと、日にちを変えて出直したのでした。24日は休日で、スタート時間も午後からと遅かったのですが、意外と空いていて快適でした。「場内は混雑しています。」とは言われましたが、もっと大変な混雑の時を知っているので、どうって事はなかったです。

 

これは「フジタの画業を全貌を解き明かす大回顧展」の副タイトルに相応しい展覧会でした。

見ごたえ十分。心に迫るものがあり、10月8日までの開催ですが、お勧めできる展覧会だと思います。

 

もしも一言でこの展覧会を言うとしたら、私的には「戦争と女とフジタ」だなと思いました。

もちろん1886年から1968年を生きた人々すべてが、同じ戦争体験をしたのだと思います。だけれどその作品らから二度の大戦の時代を生き、またそれは彼の画家としての生活に大きな影響を与えたことが良く分かります。それが彼の作品に何らかの影響を与えていないわけがないのではと感じたのでしたが・・。

そんな事を思いながら、美術館の中の経路に沿って進んでいたら、

藤田画伯の言葉で、「私ほど戦争に・・・・・画家はいなかったと思う。」と言うようなコメントが掲示されていました。

暗いのでメモなども取れず、正確には覚えられずなのですが、「振り回された・・・」と言うような言葉だったかしら・・・・。←もう、メモを取れよ~。

だけど私が絵からジワリと感じたものに、まったくの見当違いと言うわけではなかったなと思えたのでした。

 

藤田画伯と言ったらおかっぱ&丸めがねだと思うのですが、この方の自画像は凄いです。時代時代で本当にこの人が生きた背景を感じる事が出来るような気がしたのですから。(おかっぱ時代・丸坊主時代。老いた時代など)。

で、この方、若い時は凄くハンサムなのですね。絶対にモテただろうなと感じましたが、その後の人生の結婚の回数や女性遍歴を思うと、やっぱりモテたことは間違いのない事ですね。

そしてその女性たちは、皆彼の絵を描くための栄養になったみたいだと思いました。

 

彼の代名詞の「乳白色の下地」の裸婦像が一堂に集められているのも、この美術展の見どころらしいですね。

この時代のモデルは「ユキ」と呼ばれている人なのですが、その真っ白な肌の女性の部屋の後に、色鮮やかな南米の旅行の絵画の部屋がやって来ると、思わず、あまりの違いに眩暈がします。

なんていろいろな引出しを持っているのかしら、と私は思ってしまいました。

 

その時のモデルは「ユキ」と決別した後に、愛人になったマドレーヌ。

そして日本に帰った後から知り合い、最後の5度目の妻になった25歳年下の君代さんは、写真を見るとまた美人さんなのですよね~。

って、なんか話題がそっち ?

だってですね、面白すぎませんか、この方。

 

フランス留学中の交流もモディリアーニやピカソだったり、第一次世界大戦の時には仕送りが途絶えて極貧になったり、その後には絵が売れて「パリの寵児」と呼ばれたり、第二次世界大戦の時には戦争画を描いたり…、その後戦犯と告発されて無罪となったり・…そしてフランスで最後を迎える・・・・。

 

もう、何でテレビ局は今、彼のドラマを作らなかったわけ ?

こんなドラマチックな人生、私はドラマで、または映画で見てみたいなと思いましたよ。

海外ロケも入るし、セットもちゃんとして欲しいので、お金もかかるかもしれませんね。

でもかなり良い作品が出来ると思うのになあ・・・・。

 

そう言えば見ていなかったドラマのキャラが、この方にそっくりでしたね。「サバイバルウェディング」とかいうやつ…あの伊勢谷さんはもしかしたら、藤田画伯のイメージだったのかしら。

 

 この画伯の人生自体が、本当にドラマチックだと思うのですが、この美術展でもささやかなドラマチックに遭遇しました。

「アッツ島の玉砕」の絵を見て、そこを立ち去ろうとした時に、その絵の前にやって来た少々歳を召された男の方が、ちょっと声高に言うのが聞こえました。

「この島で日本人は最初に玉砕したんだ。誰も助からずに、みんな死んだんだ !」

声が大きかったのは、この絵を見て感極まったからかもしれません。

もしかしたら、この方はこの絵とは再会であったのかも。

思わず振り返り、恐ろしいその絵をまたしみじみと見てしまいました。

 

因みにちょっと「へえ」と思ったので、家に帰って少々調べてみました。

アッツ島は、最初の玉砕地と言うわけではなく、最初に国民に玉砕したことが伝えられた島だったのですね。その前にも全滅した部隊などはあったようですが隠されていたのです。助かった人もわずかながらいたようですが、

「日本軍の損害は戦死2,638名、捕虜は29名で生存率は1パーセントに過ぎなかった。アメリカ軍損害は戦死約600名、負傷約1,200名であった。 」

「最初」も「みんな死んだ」も決して間違いではないと思いました。

 

そしてこの時代の、つまり戦後の後の部屋に移動すると、その部屋の色彩も明るく、題材に選んだものが子供だったり街であったりで、心もパァっと明るくなり微笑みがこぼれました。

「ビストロ」と言う絵が気に入ったのですが、絵葉書は無しでした。

それから、やっぱりグッズには何も取り上げられてなくて寂しかったのですが、日本に帰ってきた時に描いた、日本の人の肖像画は、凄くイキイキしていて、やはりイイナと思いました。

 

後で絵葉書やチラシの写真を載せておくと思いますが、今はHPをリンクしておきますね。

いくつかの作品が載っていますので。

→ みどころ

 

 

 

 

 

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2018夏ドラマのまとめと三つの単発ドラマ

2018-09-24 02:49:30 | テレビ・ラジオ
 
いろいろとお喋りしたい気分です♪ 【ドラマのお話などを】

しかし、あれですわよね。って、何があれなんだか。※      ※      ※ まあ、とりあえずドラマのお話なんかからお喋りさせてくださいね。今シーズンは、あま......
 

 

楽しかった夏のドラマも終わってしまいました。

上の囲みは、昨年の9月22日に投稿したもので、この季節はドラマの話を書く事になっています…って本当か?

とりあえず、その感想を「見てましたよレベル」で書いておこうと思います。

(欲張ったので、ちょっと長いです。)

 

好きだった順に、たまには書いてみようかと思いましたが、意外とそれって私的には難しいかも知れません。

なのでまた曜日順です。

夏は結構仕事が忙しくて、見たり見なかったりのドラマも多かったと思います。

 

月曜日の「絶対零度」もそれ。見たものは皆面白かったと思いますが、なんだかあり得なさが漂っていたように感じてしまいました。ただ犯罪を未然に防ぐと言う新しい視点に果敢に挑戦した点は、それなりに評価に値するように感じました。新しいものを生み出そうとする力が、ずっと続いていく「ドラマ」と言うジャンルには、いつだって必要な事だと思います。 そして沢村さんは、やっぱり好きな俳優さんです。平均視聴率は10.6

あっ、そうそう。

今回の2018年夏ドラマは始まった時にも、少々ドラマの事を書いていて、その時に「絶対零度」に関して

>だけど上戸さんの桜木刑事はさ、ねぇ、・・・・。←今はむにゃむにゃ。

生きている事なんかその時点で、まるわかりですわよねぇ、奥様^^

 

 

火曜日の「健康で文化的な最低限度の生活」は当初にも感じた通り、まじめな作りだと思いました。その作る姿勢に好感を感じていた方も多かったと思うのですが、ワタクシ的には、あまり面白くも感じなかったです。ある意味ヒロインの成長物語で、周りのみんなが、みな有りがたく彼女に寄り添った見方をするのだけれど、私はなかなか寄り添う気持ちにはなれなかったのです。の、割には見てたかも。ドラマ視聴時間が次の時間帯に続いていたからですね。 平均視聴率は5.8

その後からの「義母と娘のブルース」は本当に楽しみに見ていました。最終回は、19.2 平均視聴率は14.2でした。

みゆきと亜希子の物語に、時には涙したりワクワクしたりしました。だけどそれに麦田が花を添えました。私的には彼と結ばれて欲しかったですよ。最終回の「東京発東京行き」は何を意味するのか。やっぱり続編って事でしょうか。

 

水曜日の「刑事7人」は、俳優も雰囲気とも好きなドラマです。平均視聴率は11.8。今までのシーズン中でも最高だったのだそうですね。

昔、「絶対零度」が出てきた時に「コールドケース」かと思ったのですが、こちらの方が内容的に「コールドケース」みたいな内容でしたね。資料課が出てきちゃうとそうなる事が多いと思います。でもなかなかしみじみとさせる出来だったと思います。

これ初回、ちゃんと刑事7人並べさせて、バーンと「刑事7人」と分かりやすく始まったのと、ラストにまた7人並ばせた終わり方がちょっと好きでした。

東山紀之・吉田鋼太郎・塚本高史さんなどの好きな俳優さんに加えて、今シーズンからまた田辺誠一さんも加わり次のシーズンも楽しみになりました。

その後の「高嶺の花」。これも楽しみに見ていたドラマの一つでした。ももの相手役として自転車屋さんに峯田和伸、脚本が野島伸司で話題性もばっちりで視聴率の数字も取れるだろうと、相当期待されてスタートを切ったものの、中盤は一ケタから抜け出すことが出来ずに苦戦したドラマだったと言う話題づくりに貢献すると言う皮肉。

これ、お話、面白かったですよ。なんだか冴えないような兄ちゃんの風間直人は、実はかなりの秀才で、家元しかりももでさえ、けっこう彼を侮っていたけれど、彼らの思惑をフツーに覆してしまう展開には惹きつけられるものがありました。同時に進む引きこもり青年の自立ストーリーも良かったですよね。

もう亡くなってしまったお母さんのアドバイスシーンも良かったです。

野島さんの作品で「世紀末の詩」って言うのがあったでしょう。私、ちょっとそのドラマの雰囲気を時々感じていました。最終回の新流派の許しを請う為のお披露目の生け花、素晴らしかったですね。惚れ惚れとしました。

 

このドラマの打ち上げの席で、石原さとみさんは泣いて謝ったとか。いつもならばドラマが低視聴率の責任を役者が負う事はないと思う私なのですが、やっぱり期待値が高かっただけに、そう言う流れになったとしても仕方がない部分はあったかもしれませんね。

これ、タイトルが「高嶺の花」で、芸術家と普通の人との「差」を指しているものではなくて、やはり家元を継いでいくような別格の家柄と普通の人との「差」を感じさせるものがあったじゃないですか。

だけど私には、ヒロインのももが深層のお嬢様にはまったく見えませんでした。だから「あっちの世界」「こっちの世界」に区切りが無くて説得力がないし、そこの部分がちょっと浅かったなあと感じました。もちろん私的なこのドラマ限定の感じ方ですから、これでさとみファンのあなた様が不愉快に思う必要もない事です。平均視聴率は9.5。

あっ、そうそう。「ラブ・ミ―・テンダー」、良かったですね。あれが流れ出すと、全部「あー良かったなあ。」ってな気分になっちゃったわ。

 

木曜日は「グッド・ドクター」。

姉が「ずっと毎回泣きながら、良いな良いなと見ていたのに、最終回だけ、なんだかなぁ、と思ったの。」と言いました。

そうなのですよね。最終回に臓器移植の問題で、ちょっと内容が厳しすぎましたね。

私もテレビを見ていて、子供を亡くしたお母さんのセリフに「あー嫌だなあ。」と思わず呟いてしまいました。どのセリフと言うわけではないのです。それを聞いていた夫殿が、「いいじゃないか。これはこの人たちの選択で・・・」などと言いました。そうじゃないのです。ドラマの中の人たちの選択なんかどうでも良いのです。

お話自体が嫌なんです。自分の過失で(川辺の危ないところで目を離す)子供を死なして、まだ呼吸器をつけていれば生きているように見えるのです。ドラマの時間内、つまり数分で悩み苦しみもがき、そして結論を出し、そして「あー、良かった」となるのです。

無理ですわっ、ワタクシには。

だけど毎回楽しみに見ていたのは、私も姉と同じでした。夫殿はネット配信の韓国版などを見始めて、いちいち比較するので、そう言う楽しみ方もあるのだなと思いました。平均視聴率は、11.95。ほぼ12と言えるわけで、素晴らしかったですね。

 

金曜日は「dele」。これ、本当に文句なしで面白い。

って、それでは、前に書いた「2018夏ドラマと「届かなかった手紙」」での言葉とまるっきり同じじゃない(^_^;)

だって、山田孝之×菅田将暉は最高に良い演技をするし、カメラからして好きでした、これ。映画化になったら行きます。そんな話はまったくありませんが。

「dele」は校正用語で「削除」の意味。死亡確認が取れたら、デジタル記録を削除するのがお仕事。普通はそこで終わり。中身を確認などすることもない。それを毎回どのような展開になって、見なければならない状況になるのから面白かったです。ひとつひとつのエピソードも、かなり切ないものが多く印象に残りました。最終回では、ちゃんと主人公たちの過去と絡み合って、決着が見えたのもドラマの王道かなと感じました。複数の人がシナリオを描くドラマでも本筋は大切ですね、やっぱり。

 

そして日曜日は「この世界の片隅に」。現在パートは、単にドラマだけを見て思うと要らなかったような気が少々してしまうのですが、このドラマが制作され始めた頃、広島は災害にあっていたじゃないですか。

そこに住んでいない私たちは、この後、立て続けに起きた自然災害に、ちょっと何が何やら状態になっているような気がします。

だけど自然災害に大変な目に合った人たちは、いまだにその傷跡と闘っているのだと思います。

「頑張れ、広島。負けるな、広島。」←標準語ですみません。

最後に入る、今の、今を生きる人たちへのメッセージは、ドラマの枠を超えてジーンとしました。

「この世界の片隅に」は本当に本当に本当に好きでした。

これも残念なのですが、あまり視聴率は良くなかったのですね。

戦争物回避、または原作&アニメが好きすぎてなど、いろいろな理由があると思いますが、この先、もし見る機会がまたありましたら、ぜひ見てみてくださいね。

 

ドラマのシーズンが終わると、次のシーズンまでの意外と長いお休みの時、以前は、なんかこう残念なお笑いやクイズのスペシャルばっかりやっていたじゃないですか。でも最近は、この時にドラマスペシャルをやってくれるので嬉しいです。

 

でもちょっと厳しい内容が多かったです。

「Aではない君と」「乱反射」「指定弁護士」。

「Aではない君と」は「友罪」の薬丸岳の作品が原作だったのですね。「友罪」は映画館で観たいと思っていましたが、結局未見。かなり重い内容だったような気がしました。これは感想を書こうと思ったら、たぶんいっぱい書いてしまうと思います。でもあえて書きたくはないのです。猫殺しからきつかったですね。だけど一番大切を証明するために他を排除させようとする考えを拒否できなかったことが、悲劇の始まり。

「殺す意味が分からない。」と死に対して希薄な想いがその背景にあったのかしら。

 

子供たちよ。どんなに偉そうにしていても、君たちは経験値が低いのだよ。

愚かに見えても大人は大人なんだよ。いざと言う時は助けを求めたまえ。

と、いくらここで言っても通じないな。

 

佐藤浩市×天海祐希

Aではない君と (講談社文庫)
薬丸 岳
講談社

・・・・

友罪 (集英社文庫)
薬丸 岳
集英社

 

「乱反射」も出演陣は豪華でしたね。

妻夫木聡×井上真央。加えて萩原聖人など。

こちらも原作アリ。

乱反射 (朝日文庫)
貫井徳郎
朝日新聞出版

こちらもいろいろと考えさせられましたね。

みんなちょっとずつ・・・・。

だけどそれがある日大きな悲劇を生むなんて。

事故のシーン。ショックでゲーッと吐きたくなりました。子供が酷い目に合うシーンは苦手です。

最後は希望の光も見えて、終わり方も良かったです。

 

「指定弁護士」。

「指定弁護士(していべんごし)とは、付審判制度(準起訴手続)および検察審査会による強制起訴制度によって、検察官の職務を行う弁護士のこと。」

なんか難しいですね。つまり捜査出来る弁護士と捉えたら良いのかしら。

北川景子主演で、また新しい分野にチャレンジしたドラマだったと思います。

そして驚く事に夫役がえなりかずき。

この夫婦はいったい何なのと思ってしまいましたが、ラスト近くのシーンではちょっと納得しました。良い夫婦役になっていました。あまり面白かったとは言えないかもです。

だけど北川景子は相変わらず美しかったです。

大河「西郷どん」でも篤姫役として久しぶりに登場してきました。

相変わらずの綺麗さで、惚れ惚れしますよね。



と言うわけで、次のシーズンも楽しいドラマライフになりますように。


 

 

 ・・・・・

 

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心が貧しい人☆秋を探して《その3》

2018-09-23 00:29:01 | お散歩&写真日記

径のある風景が好きだ。

マネの絵もモネの絵も径を描いている小作品から好きになった。

ただ前に進むしかない小さな径。

それは生きていく道と同じ一本道だからなのだろうか。

 

引き返し禁止。

 

だから時には苦しむのだ。

振り返れば、時には遠くにまたは近くに、

あまりにも愚かな自分の残像が見えるから。

 

忘れるしかないんだ。

 

いや、許してあげるのだ。

過去の愚かなわたしを。

 

お散歩&写真日記とお喋り。

木の根の野の仏。

気持ち悪いけれど、なんか好き。

 

水辺の野の花たち。

いったいどれだけの種類があるのでしょう。

私はこの花に、

私はこんな実をつけましょう。

そんな決め事をして、この世に誕生してくるのでしょうか。

 

オフェーリアは何処 ?

いつもここに来るとそんな事を想ってしまいます。

 

小さな秋、見つけたの ?

草の陰から花たちのささやきが聞こえます。

 

水辺にはいろんな花が、誰かの評価など関係なしに咲いています。

「私は生きる」

そんな姿勢に、やはり私は勇気づけられるのでした。

 

出来るものならば、そんな花のように美しく生きたいものです。

先を生きる素敵な人たちを手本として。

 

だけれど、時には残念ながら反面教師になってしまう人もいるのですよね。

 

9月17日の事です。

私は横浜から帰って来る電車の中で、一番端の席に座ってうつらうつらしていました。

電車が揺れたのか、通路から「すみません」と言う声が聞こえてきました。

揺れた時に女性が誰かとぶつかったのかも知れません。

よくある光景だし、関係のない事には過剰反応はしないようにしています。

そのままウツラウツラを続行です。

 

東京駅に着いた時に、

いきなりバーンという衝撃を感じました。

驚いて目を覚ますと、

隣の隣に座っていた男の人が飛び降りていくところでした。

降りる時に隣の席の女性にぶつかったんだなと思いました。

 

だけど「バーン」と言う衝撃を私が感じるほどですよ。

少しは気休めになるかと思ってお声を掛けました。

「大丈夫ですか。しかしあの方、眠っていて寝ぼけて焦って飛び起きたのかしら。

それでぶつかっちゃったのかしら。」

すると彼女は

「ううん。あの人、降りる時に仕返しをしていったのよ。さっき私がぶつかったから。謝ったのだけれどね。」

と言ったのです。

「・・・・・!?」

更に私は心の中で

「えええええええ !??」

と叫んでしまいました。

 

つまりあの「すみません。」の声はこの女性の声だったのです。

私の隣に座るときに揺れた電車で、隣の人の肩にでもぶつかってしまったのでしょう。

 

たとえその時に少々痛くても、謝られたら、

「まあ、仕方がない。」という気持ちになるものなのではないのでしょうか。

打ち身になるくらいに、または骨が折れるくらいの被害でも無ければですよ。

そしてむしろ、そんなに若くは見えないこの女性に気遣って、

「大丈夫ですか。」ぐらい思ったり言ったりするのではないでしょうか。

これが私の知っている常識と言うものです。

 

東京駅で飛び降りて行った男性の常識は、

「遣られたらやり返せ」なのでしょうか。

どう見ても自分より弱者の女性に対しても。

 

意志があってぶつかったのなら(または殴った)のなら、痛みは結構あったかと思い、

改めて聞きなおしてしまいました。

「本当に大丈夫 ?」

「ええ。大丈夫だけど・・・。」

そう答えた彼女が本当に痛かったのは、

たぶん心だったと思いました。

 

私はこんな花を咲かせこんな実をつけよう。

そんな風にわざわざ思わなくても、

人々は毎日を普通に暮らし人生の季節を歩んでいっているのだと思います。

だけど

あの男の人の人生の秋は、きっと寂しく貧しい秋に違いないと、

私は秋葉原の雑踏の中を歩きながら、そう感じていたのでした。

 

 

さてさて、夏ドラマがすべて終わってしまいましたね。

次回はドラマのお話でもしましょうか。

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颯爽と歩く人☆秋を探して《その2》

2018-09-22 01:59:53 | お散歩&写真日記

ああ、秋の散歩道、綺麗だなー。

 

             ※

 

散歩&写真日記とお喋りです。

 

 

そう言えば、マンションの園芸サークルで、花壇の一角に曼珠沙華が群れて咲いたら良いなと思ってちょっと提案しかけたのだけれど、話している傍から、その提案を引っ込めました。

聞いていた人の思わしくないような顔色を見たからではなく、ある事を思い出したからなのです。

この花の根には毒があり、また花粉にもアレルギーを起こす人がいるのです。

うっかり被害にあう人が出たら、洒落にもなりませんものね。

それに私もひとつ前の記事の中で使ったように、この花の別名は彼岸花で、あまりいい印象を持たない人も多いのかも知れません。私は逆に、その記事内で「彼岸花」と打った時に、「そうだわ。お義父さんのお墓参りはいつ行こうかな。」と、この季節の行事を思い出させてくれたので、この花の名前の役割には、そんな意味もあるのかもなんて思ったりもしたのです。

 

長々ブログをやっていますが、2007年9月29日に投稿した「秋の気配ー曼珠沙華」は、友達から聞いたアレルギーの話からいろいろと調べて(主にウキ様のまとめ)、この花の奥深さを知りました。

2009年9月24に投稿した「彼岸の岸辺には・・・」、あまり好きではなかったこの花が、知ることによって好きになったと書いてあります。

自分の過去記事を読むのは、けっこう面白い事ですよね。

時には、本当に胸が痛くなりますよ。

 

>日本には100歳を超えた人が4万人を超えている。
先日テレビで、それらの元気な人の姿をニュースで見た。音楽を教えている人、現役の書道の先生、アスリートまで。
凄いなあ。
そうでなくても80歳過ぎてもキラキラと生きる人も多い。私の義母もそう。
私の父もそう。私の母もそう。(70代だけれど)
あなた達の元気が私の幸せ。
短く簡潔に書くと、偽善っぽく聞こえるかしら。だけど、本音。

 

なんたって2009年の記事なんだから、私の母もとうに85歳で、義母は90越えですよ。そして父はいない・・・・か。

また私だって・・・・・・って、そこはまあ、いいか。

 

だけど義母、いまだに颯爽と歩きます。人ごみだと、ひょいひょいと人をかわして歩く名人なので、私の方が付いて行くのが大変なくらい速いのです。そんな人でもやっぱり一回り小さくなって、そしてやっぱり長くは歩けなくなってしまうのですよ。

先を歩く人は、後から行くものの目安になるものなのかもしれませんね。

 

先日の敬老の日は、もちろん義母にも何も無し。

だけど樹木希林さんが亡くなって、さぞやショックだろうとメールを送った事は、「9月16日の別れ」の中で書きました。

「昨日の樹木希林さんの訃報には吃驚もしたし、ショックでしたね。彼女の生きる姿勢からは学ぶことがたくさんあったように思います。そんな彼女の素晴らしい映画を、今年、沢山、見る事が出来たのはお母さんのお蔭だと思います。ありがとうございました。  また、ご一緒させてくださいね。」

その義母からのお返事。もちろん全文ではありませんが

「メール有難う。昨日は1日希林さんのニュースにかじりついていて、がっかりで力が抜けてしまいました。来月13日から最後の映画が公開されます。『日々是好日』、また誘ってください。本当に惜しい名優でしたね。まだまだ生きて名演技、見せて欲しかったのに。」

文末の修正はちょっとだけ入れましたが、内容はそのままです。

 

私、90過ぎてもこんなメールの返信を送って来る姑は凄いと思うんです。

「負けたくないわぁ」って、負けじ魂にも火が付くってものですよ。

 

そして私にとって「敬老の日」って言うのは、たぶん、母は凄いな、義母は凄いな、近所のあの人は深いな、またあの人は何でも知っているな、この人は頼りになるなと、ちょっと歳を重ねた人たちを敬う日なんじゃないかなって思うのです。

 

ってなわけで来年もプレゼントは無しの方向で・・・・・って、おいおい。

 

 

オマケみたいになってしまった写真日記^^

秋薔薇は、まだみたい。

一部は咲いているけれど、ウエルカムでない事は通路を見れば分かりますよね。

微かに色づいて、秋の気配を感じます。

これは、萩かしら。

相変わらず花の名前が分かりません。

 

 ※ 

 先日、電車の中で信じられないような事がありました。

次回はそのお話です。


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白秋を生きる人☆秋を探して《その1》

2018-09-21 10:44:22 | お散歩&写真日記

新しい自転車を買ったので、練習も兼ねて9月18日の日に公園まで行きお散歩をしてきました。自転車の練習と書いたのは、自転車乗らず歴2年以上になってしまったからなのです。

お散歩&写真日記に気ままなお喋りを聞いて下さね。

 

その日はまだ蒸し暑くて、名残りの夏と言う感じ。でもやっぱり秋は静かに近づいて来ていたのですね。

秋と言えば彼岸花。

今年は特にこの花の為にどこかに行こうとは思わないのですが、

この公園の彼岸花スポットを知っていたので、来てみたのです。

と言っても、それほどの所と言うわけではありませんが。

それでも木々の間と彼岸花は相性がいいですね。

 

今では珍しいわけでもない白い彼岸花。

今時はピンクもあるそうですね。

 

ところで、下の囲みは昨年の20日の日に投稿したものです。

「敬老の日」の事をさりげなく書いていました。

私はどうもこの日が苦手です。

だから今年はー。

 

 
やたら、いろいろとお喋りしたい気分です♪ 今年の敬老の日はスルー!
 猫草を買いに。雨が続く毎日。9月の長雨は、6月の梅雨よりもなんだか寂しさを伴うから嫌いよ。それに9月の長雨と言うと、シトシトと言う感じがして、それはそれで風情など......
 

 

はっきり言って、まったく意識無しでした。

だけどたまたま、みんなで「みなとみらい万葉の湯」に行き、敬老の地域イベントに参加した母は遅れて参加し、そしてワイノワイノと夕食を食べて、楽しい時間を持ちました。こう書くと、じゃあ、そのお母さんのお食事代はみんなで持ったのねとなると思いますが、敬老の日をすっかり忘れていた私たちは、いつもの通りお食事代は母の奢りです。

≪ああ、「まあ、なんて酷いの !?」と言う、世間様の声が聞こえてきそうです(^_^;)≫

 

母と出掛ける時、私たちはいつも母の子供に戻るのです。

母はいつも私たちの心配をしています。だから今でも時々小うるさい事を言う事があって、煩そうな顔をしていると

「いいの。あなたたちはずっと私の子供たちなんだから、私は言うのよ !!」などと言うのですが、本当の事を言うと、それはとても好きな言葉なんです。

母の子供でいられると言う安心感と言うより、同じ言葉を私も使いたいなと感じるからなんです。

もうおじさんになりつつあるラッタさん。

だけどあなたは私のずっと子供です。

もう大人なのでほとんど口も出さず、何かを助けてあげる事もほとんどない、だけどこの親子であると言う関係だけは変わらないと言うのは、私にとっては幸せ・・・・。

何でもないようなささやかな事を老いた人から学ぶことって、まだまだたくさんあると私は思っているのです。

 

母は楽しそうにしている私たちを見るのが大好きだけど、私たちも楽しそうにしている母を見るとホッとするのでした。そして私たちも急速に老いていく母の事を心配しています。

その日はイベント二つだったし(敬老会&万葉の湯)、シャトルバスに乗れなくて桜木町まで歩かねばならなかったわけですが、私が17日に横浜から帰るとき、また別の敬老の日イベントに、母は近くのさらに高齢の人の手を引いて参加していました。それでも疲れは後から出るものかもと思って、別の日に電話をしたところ、まったく大丈夫でした。

 

数か月前にちょっと転んでしまって、足をちょっと引きずっているなと思っていましたが、思わず「やるじゃん、お母さん。」と私はホッとしました。

母が急速に老いていってると感じるのは、たぶん歩き方のせいなのかも知れないなと思いました。まだまだ頑張って欲しいと思います。

 

長くなってしまったので、もう一人の颯爽といまだに歩いている、もう一人の母、義母の話はまた次回にしようと思います。

 

 


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二回目の「万葉倶楽部」

2018-09-20 01:41:03 | お出掛け日記
 
船橋法典「法典の湯」&猫がいるうち
一番下の妹にちょっと会う用事が生じて、どうせなら、またまた街中温泉(スーパー銭湯)に行こうかと言う事になりました。船橋法典駅から徒歩アバウト7分ぐらいにある「法典の湯」は、二回......
 

私的備忘録、書いておきたいことが溜まっています。

上の囲みは昨年の19日に投稿したものです。たまたま街中温泉の記事が来たので、今年も19日は、今月16日に行った横浜みなとみらいにある「万葉倶楽部」の事を書こうかなと思います。(たぶん投稿する頃は20日になりそうです。)

一度目に行った時の記事は→「横浜みなとみらい万葉倶楽部」です。

因みに上の囲みの記事はその中の猫が可愛すぎるし、そこにリンクした過去記事の猫たちとの再会に、またも胸が痛くなってしまいました。

過去の記録は読み直すと楽しいけれど、時には本当に切なくなる時がありますね。

 

なんでか横浜に来ると、故郷の街と言えども、いつも写真を撮りたくなってしまいます。

綺麗な街なのですもの。

そう感じるのは、本当にそう思える街だからと言う事もあるけれど、私がこの街の住人で無くなってから生まれてきた風景だからと言う事も理由の一つのような気がするのです。

 

このジェットコースターのようなオブジェの門が好きかと言われたら、うーんとか思ってしまうのですが、それでも撮ってしまいます。斬新だから。

 

前回は妹とラッタさんと3人で来た「万葉倶楽部」。それに加えて今回は母と姉、もう一人の妹と一緒の6人で行きました。

 

今回は3時にみなとみらい駅で待ち合わせをして、後から母と姉が現地で合流しました。

ゆっくりお風呂に入った後、早い時間に夕食を頂きました。

 

珍しく飲みました。(冷凍レモンサワー)

やっぱりお風呂上りにはね・・・♪

この見た目に惹きつけられてみんなでシェアした「にら卵」。

 

 

 

食事の後、みんなで屋上にある足湯コーナーに行きました。

そこでは主にみんなとの記念写真などを撮っていたのですが、まだ暗くならないのでみんなに見せたかった夜景が・・・・と思っていたら、目の前の観覧車の明かりがつきました。

 

 へたくそな夜景写真ですみません。

だけど遠い明りって、なんか切なくなったり、または澄み切った気持ちになったりしませんか。

 

 

今回はみんなで行けたのが嬉しくて、人物の写真ばかりを撮ってしまいました。

母たちは先に帰ったのですが、私たちはその後、もう一回お風呂。

 

今回は岩盤浴は止めておいたのですが、サウナには入りました。そこで初めて「ロウリュウ」と言うのを経験しました。これ、もう暑いけれど、いや熱いが正解かしら。

だけど本当に気持ち良かったです。

 

母たちとのお食事を早めの時間にしたのは、少々私的計画があったからなのです。

と言うのも、ビアガーデンに行ってみたかったから。

ビアガーデンって、もしかしたら結婚してから初めてだったのではないかしら。

 

ここではハイボールにコーラをちょっとだけ混ぜて飲んでいたのですが、これがメッチャ美味しくて、しかもお酒に弱い私なのに、ロウリュウの後では全く酔わなかったのです。

 

でもなんたって、ここでの一番の御馳走は夜景です。

 

提灯の明かりって切なくなるなぁ・・・・

 

ラッタさんが用があり帰ると言うので、私たちもシャトルバスの時間に合わせてバタバタと帰る事にしました。

ところがみんな同じ事を考えているのか、お会計が長蛇の列。

結局バスには間に合わず、みなとみらい駅に戻って帰ったと言うわけなのですが、送迎のバスはこの時間帯あの時間帯はとか、考えると言うことは出来ないものなのかと思いました。帰るときに玄関で無人で止まっているバスを見つつちょっととだけそう思えたのです。

まあ、1時間に1本と分かっているわけなので、その日の会計の様子などもチラ見して考慮に入れろと言う事なのですよね。

 

 

じゃあ、母たちもシャトルバスには間に合わなかったのかしらと思いました。

やっぱり間に合いませんでした。

桜木町まで歩いて帰ったのだそうです。

 

綺麗な夜の風景を見ながら、母は

「ここは昔はこんなではなかった。あそこもそう。いつ横浜はこんな風になったと言うのかしら。」

と言いました。それって、住んでいながら、この街を出てしまった私の感覚と同じようなものですね。

変わっていく様を見ていなかったから分からなかったし、驚きも多いのでしょう。それとノスタルジアのような感傷がスパイスにもなっているのだと思います。

だけど

「こんな機会でも無ければ、ここを歩く事なんかもうなかったね。とっても綺麗だね。」と嬉しそうに言ったのでした。

 

 

 

 

 

 

 


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9月16日の別れ

2018-09-18 08:43:36 | 同じ時代の船に乗る

その日は安室奈美恵さんの引退の日。

もうそれだけで芸能関係のニュースは一色に染まると思っていた日だったと思います。

だけど、そこに樹木希林さんの訃報が入りました。亡くなったのは前日の15日。

なんだか不思議な感じがしました。安室さんの引退も16日でしたが、最後のライブは15日だったから。

単なる偶然であっても、何でだかその偶然に何か意味があるのかと、それこそ意味もない事を想ってしまったりもしたのです。

 

樹木希林さんは、何気にシニアにアイドルで映画などの集客力があるのだと近頃しみじみと思っていました。もちろん世代関係なく人気はあったわけですが。

この「敬老の日」を含む三連休に亡くなったのも意味があったのか・・・・

まったく !?

そんなことを呟いているのを希林さんが聞いたら、何を言ってるのかと叱られそうですね^^

 

かなり前の事ですが、パン屋さんのイートインコーナーでちょっとだけ言葉を交わした人が、樹木希林さんの同級生で、毎年同窓会をやっているのだと教えてくれた事があるのです。その同窓会は、彼女を気持ち良くもてなす為のモノだと、そう語っていた人も楽しそうでした。

また会おうと連絡先を貰ったのに、とうとう連絡じまいになってしまいました。ちゃんとまた連絡していたら、希林さんの面白い話もたくさん聞けたかもしれませんね。

 

今年になって、樹木希林さんが出演している映画を二本みました。両方とも義母に誘われての事でした。義母は彼女のファンなのです。思わずメールを送ってしまいました。

「昨日の樹木希林さんの訃報には吃驚もしたし、ショックでしたね。彼女の生きる姿勢からは学ぶことがたくさんあったように思います。そんな彼女の素晴らしい映画を、今年、沢山、見る事が出来たのはお母さんのお蔭だと思います。ありがとうございました。  また、ご一緒させてくださいね。」

 

そう言えば、今年も「敬老の日」と言うものには、私はスルーです。

 

平成最後の夏の日々が、また終わっていきますね。

 

 

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平成最後の夏の終わりに

2018-09-16 03:16:25 | 梢は歌う(日記)

子供が教えてくれたのですが、今は何でも「平成最後の」と冠を付けるのが流行りだそうですね。

確かに何も間違えていないわけで、「平成最後の夏」が来れば、「平成最後の夏」も終わる・・・・。

そして今は「平成最後の9月の日々」と言うわけなのですが、

なんだか趣深く感じるから不思議ですね。

 

私は、平成最後の夏の終わりに、ルート君に内緒で自転車を買いました。ずっと考えて買った割には、なんだか失敗したかもしれない感がちょっとしてしまいます。その話はまた今度聞いてくださいね。

今、私は自分がちょっと嫌いかも。

そう言う時は、いつもポジティブ全開の発想の人である私も、少々気弱になっている…って、そうでもないです。そう言う時私はヤケッパチになるタイプ。

ヤケッパチになっている私は少々怖いもの知らずです。分別臭さを投げ打って、ストレートな言葉で会話した結果が良い方向に進んだバイト先での出来事があったり、またずっと止めたかった、とあるボランティアをやっと「止める」と言えたりしたのです。

 

時間の使い方が、どんどん下手になってしまったのは、やはり休憩時間が多いからだと思います。

あまり体調がすぐれません。

だったら早く寝ろと言う所ですね。

分かっているけれど、長年着いてしまった習慣は、なかなかチェンジ出来ないのです。

 

PC時間を止めると言うのも、一つの考え方だと思うのですが、この開かれている窓は、私にとっては大事な窓だと思っています。

しばらくは更新ゆっくり目と、短い文章のみで記事を作って行こうと思います。

 

 平成最後の朝顔とヒマワリ。

ベランダで出来なかった事を、マンションのサークルで手に入れたようなものです。だけど努力したのは別の方々 ?

 

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