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kintyre's Diary 新館

野球(西武ファン)や映画観賞記等を書き綴っています。野球のオフ期には関心の高いニュース等も取り上げています。

中村、復帰後初アーチが満塁弾で楽天を圧倒!

2010-09-03 00:00:00 | 野球・埼玉西武ライオンズ2010
チ  ー  ム 
埼玉西武 14
東北楽天

【投手-捕手】
(西)平野、岡本篤、グラマン-細川
(楽)長谷部、松崎、山村、川岸、佐竹-嶋

【責任投手】
勝:平野3勝3敗
負:長谷部3勝5敗

【本塁打】
中村15号(西)、細川8号(西)

【戦評】
大混戦の首位争いの中で、何としても1位でフィニッシュしたい西武。9月後半は23日以外はビジターでの試合が組まれているので、何としても前半のホームでの試合で貯金を確実に稼ぎたいです。今カードはビジターですが、リーグ内で唯一勝率5割以下で「借金担当」の楽天相手に負け越す訳には行かない。マー君が今季絶望で登録抹消中で先発陣のやりくりさえ大変なチーム相手なので、出来れば頭を取って3連勝と行きましょう。先発は平野と左腕長谷部です。
この二人、西武は2007ドラフトで長谷部を入札したが外し服部も外し平野を指名。その平野は埼玉出身ながら宮城県を本拠とするJR東日本所属で、ドラフト前は楽天志望と伝えられていた。長谷部は期待され入団したが伸び悩み、平野は夏場になってローテに定着してきた右腕。

前置きが長くなったけど、この試合は事実上1回で決した。こんな試合も珍しかった。

先発の長谷部は立ち上がりから制球が定まらず、西武の打者は打席に立っているだけで良く、ボールを振る機会さえ与えられない。まず、先頭片岡から4者連続四球で1点、ここで5番中村はストライクを取りに来た真ん中のスライダーをレフト席へ叩きこむ満塁本塁打(今季三本目)であっという間に5-0。
2回には打者9人で4安打1四球に中村の失策も絡み、途中で松崎に交代したが5失点で2回終了で10-0と大差が付いた。長谷部の独り相撲で楽天は出鼻をくじかれた。楽天打線は調子の出ない平野を攻め5回までに3点を返すが、長打力の差は歴然で、6回に再び西武打線が爆発。

高山の2点打の後、山村が投じた球は細川が大好きな真ん中低目でこれを叩くと左中間席へ飛び込む2ラン本塁打で14-3に。もはやこんな試合をホームで見せられた楽天ファンに同情したくなるような西武打線の猛攻が続いた。試合は最終的に西武打線を上回る14安打を放った楽天打線だが8与四球と1四球と2本塁打の差が如実に出た。
14-4と立ち上がりの10点は最後まで縮まることなく西武が仙台で大勝した。明日は、エース涌井と川井の対戦。エースらしい投球が出来ていない涌井ですが、この勢いをもらってビシッとした投球で4連勝と行きましょう。

なお、首位争いをしているSBと千葉ロッテは揃って敗れたのでゲーム差は1.5と広がりました。

<ナベQ監督のインタビュー>
初回に4者連続フォアボールなんて初めてじゃないかな。
久しぶりにサンペイ(中村選手)のホームランが出たね! あの1本で終わらずに、7回に右投手から1本ヒットを打ったのが大きいし、良い兆しだね。これで吹っ切れてくれるといいんだけれど。
平野の調子はあまり良くなかった。もっと右、左打者のインサイドをつくピッチングをしないとね。この先、こういった状況のゲームが続くので先頭打者をきっちり抑えていかないと厳しいね。それでも各イニング1点で押さえて、ズルズルいかなくなったところは成長の後が見られるけどね。

 


石井一、7回1失点の好投で8勝目

2010-09-01 00:00:00 | 野球・埼玉西武ライオンズ2010

          2010プロ野球観戦記NO.40@大宮 
             ○埼玉西武 7-4 オリックス×



▼埼玉西武-オリックス 20回戦(埼玉西武12勝8敗) 観衆18,597人

チ  ー  ム 
オリックス
埼玉西武

【投手-捕手】
(オ)近藤-前田大
(西)石井一、藤田、シコースキー-細川

【責任投手】
勝:石井一8勝4敗
負:近藤5勝10敗

【本塁打】
坂田7号(西)、坂口5号(オ)

【スタメン】オリックス
8坂口
9荒金
4後藤
Dカブレラ
3T-岡田
5バルディリス
7田口
2前田大
6大引
-------
1近藤

【スタメン】埼玉西武
4片岡
8栗山
6中島
3フェルナンデス
D中村
9佐藤
7坂田
2細川
5原
---------
1石井一

【坂田貴重な3ラン、今年最後の大宮でオリを破る】

上本の奇跡的逆転サヨナラ本塁打の勢いをそのままオリにぶつけたい所でしたが、昨夜は前橋で苦手金子から序盤に3点を奪いながら悔し過ぎる逆転負け。オリには負けたくないのに、これで連勝しても2-1と勢いに乗りたいカードだけに残念な敗戦。2戦目の今日は今年最後の県営大宮での試合で、管理人に取っては2年ぶりの観戦です。

今日は観戦の為に有給休暇を取得して早めに球場に向かいました。球場前はかなりのにぎわいで、西武ドームでは見かけない屋台も出てたりと、「地方球場」ならではのカラーが出ていました。
それでも球場内の売り子の大半は西武ドームでの売り子と同じ顔触れだったり、観客の顔触れも西武ドームでの常連さんが多く、まあ西武ドームと似た雰囲気でした。ただ、何時ものようにデジカメ持参で観戦に行きましたが、いざ、写そうと思ったらメモリーカードを忘れていて、そんな訳で今日は写真レポ無しです、スンマセン。

今日の先発は左腕石井一と近藤でした。近藤は好調な石井一とは逆に最近は序盤からの失点が多く、オリファンは不安?
初回、オリは坂口が四球で出塁したけど、後続が連続三振とエンドラン失敗で結局三人で終わり。逆に西武は大宮に駆け付けたファンからの大声援を浴びて、先頭の片岡の2塁打を皮切りに4連打を含む6安打を集中し4点を先制。最近の試合でここまで鮮やかに初回から大量点を奪ったのは何時以来かな?

3回には坂田の豪快な3ラン本塁打がレフト席上段に着弾し、この時点で7-0と大量リードを奪い楽勝ペースに。近藤は序盤に7失点を喫したが、オリベンチは中々交代させなかったが、これは中継ぎ陣の負担軽減と近藤への懲罰かな?
オリ打線は毎回のように走者を出すものの本塁は遠く、点差は縮まらない。結局、7回に荒金のタイムリーで石井一から1点を取るのが精いっぱい。最終回には調整登板したシコースキーが坂口に3ラン本塁打を打たれ、尚も、走者2人を置いてT-岡田を打席に迎える。一発が出ればヤバかったが、フルカウントから何とか三振を奪って、ヒヤヒヤしながらも7-4で勝利。いや~それにしても最終回は肝を冷やしたね。まさか、こんな展開になるとは思わんかった。

最後に、中村は空振りばかりで、打席での「オーラ」が全く感じられませんね。最後は代打平尾を送られるなど、不振なのか調整途上なのか、このままではスタメン落ちかな?
久し振りの県営大宮だったが、西武ドームとは異なり久し振りの屋外球場でしたが、サウナ同然の球場とは違って、風も心地良く昼間の猛暑も忘れて快適?な観戦でした。それでも、帰途の途中、埼京線と中央線がトラブルで30分も遅れての運転となり、帰宅したのは時計の針が0時を告げる直前でした。

<ナベQ監督のインタビュー>
昨日やられているので今日は何としても勝たなくてはいけないゲームだったけど、序盤から打線が繋がって大量点を取り、石井一も粘り強く良いピッチングをしてくれて、終盤まで良い形でいけました。
最終回はちょっとシコ(シコースキー投手)がやられましたけど、その後をなんとか打ち取ってくれた。今日は勝ったということが大きいと思います。
打線は立ち上がり相手投手の不安定なところを連打でうまく繋いで、ここのところ当たりが出てなかった坂田も、良い場面で本来の彼のバッティングで追加点を奪ってくれた。もうちょっと点を取れるチャンスはあったが、ここのところの戦いの中で序盤に7点を取れたというのは良い兆しだと思う。
これからの20試合では、取れる試合はきっちり取っていかなければならないし、今日みたいなタフなゲームが続いていくと思うので、選手のみんなもそこらへんをしっかり頭に入れて、これから戦っていきたい。

 


上本が逆転サヨナラ3ラン!連敗は7でストップ

2010-08-29 00:01:00 | 野球・埼玉西武ライオンズ2010

            2010プロ野球観戦記NO.39 
            ○埼玉西武 5×-3 東北楽天×


▼埼玉西武-東北楽天 18回戦(埼玉西武11勝6敗1分) 観衆27,093人

チ  ー  ム 
東北楽天

埼玉西武

3×

【投手-捕手】
(楽)田中、薮、青山、小山-中谷、嶋
(西)帆足、小野寺、土肥、藤田-上本

【責任投手】
勝:藤田4勝3敗
負:小山3勝3敗10S

【本塁打】
山崎24号(楽)、中島15号(西)、上本4号(西)

【スタメン】東北楽天

8聖澤
6内村
9鉄平
D山崎
3ルイーズ
5草野
4高須
7牧田
2中谷
-------
1田中

【スタメン】埼玉西武
4片岡
8栗山
6中島
D中村
3フェルナンデス
7坂田
9高山
2上本
5阿部
-----
1帆足

【えッ!ヒーロー上本にインタビュー無しの理由は?】

最下位が定位置の楽天相手に1戦目を大敗で落とし、2戦目は決め手を欠いて今季初の引き分けと、西武ドームに駈けつけたライオンズファンの落胆とストレスはピークを越えて、イライラだけが募るこの一週間!
今日の先発は左腕帆足と楽天はマー君こと田中でした。

帆足は立ち上がりから直球も変化球も低目に制球され、内野ゴロを打たせる持ち味を活かした投球で危なげなかった。しかし、4回に山崎に豪快なソロ本塁打を打たれて先制を許す。
中島.jpg

それでも直後の4回裏、先頭の中島がライトポール際にソロ本塁打を放って直ぐ追いつく。この後、中村とフェルの連打で無死1,3塁の好機を得るが、坂田以下が打てずに凡退。この無得点が実は最後まで響くことになった。
5回には栗山のタイムリーで待望の勝越し点が入る。田中は立ち上がりからボールにキレがなく、西武打線に第1ストライクを狙い打たれているようだった。結局、田中は6回終了で降板し、試合後に右大胸筋を試合中に痛めていたことが判明、やはり、どこかが悪かったんだね。
このまま、緊張感のある試合展開が続き、帆足は7回途中で降板し、中継ぎ陣に後続を託した。8回からは土肥を投入したが2死1,2塁で降板し、藤田が登板。必死に逃げ切りを図るものの、山崎に死球で満塁、ルイーズにはレフトへ2点タイムリーを浴び、痛恨の逆転を許す。
8回での逆転でスタンドには諦めとも何とも言えない空気が張り詰め、元々重々しかった空気は更に重くなり、敗戦ムードが漂い始める。8回裏は中島が併殺打で反撃ムードもしぼんだ。でもでも、何点差が有っても、やはり野球はサッカーと違い最後まで分からないから、絶対途中で帰らないこと!!!
フェル.jpg

9回表、簡単に攻撃を終えた楽天に対し西武は抑えの小山に襲いかかる。先頭のフェルがこの日の3安打目を放ち出塁。次打者佐藤のバントを小山とルイーズが処理を誤り無死1,2塁。これで一気にスタンドは勝利へ向けて、観客として出来る限りの声援を選手に送った。今度は選手が応える場面で、「ピンチバンター」原は送れず1死1、2塁。

もはやここまで来たら祈るしかない。そんな心境で上本を見守った管理人、いや、西武ファン全員同じ気持ちだった。自分の頭の中には、ここで上本が劇弾を放つ映像が浮かんだ。
そして...スタンドのファン、駆けつけた太平洋クラブ時代のOB、この試合をTVやラジオで観戦していた全国の西武ファン、全ての思いを受けて上本が放った打球は、打った瞬間にそれと分かる凄い打球が楽天応援席目掛けて一直線に飛んで行った。逆転サヨナラ3ラン本塁打で5-3、ライオンズの連敗は7でストップした瞬間だった。
やった~、やった~、文字であらわすことの出来ない言葉にならない大歓声を受け、ガッツポーズを作った上本が歓喜のホームイン!!!選手も、OBもホーム付近で上本を迎え、まるで日本一になった瞬間のようにファンと選手たちが一つになった。管理人も久し振りに狂喜乱舞し、ガッツポーズを繰り返した。

試合終了後.jpg

こうなったら早く上本のヒーインを聞きた~い...。何時ものようにネット前で生の声をと思ったが、何故か、球場係員は「この後、セレモニーがありますので席にお戻り下さい」と言っているではないか?
そうか、ライオンズ・クラシック最終日なのでセレモニーだってさ。でも、スタンドは外野応援団を中心に「上本コール」がこだまして、暗にヒーインを求めても一切無し。西武球団よ、間が悪いぞ!ヒーインって大体3分程度なのに、それ位の時間は作っておけよ。なんだい、最初から負けること想定していたのかな?折角の劇的勝利で上本の声を聞きたくて残ったのに、決してセレモニーを見たくて残ったのでは無いのだけどね。でもセレモニー終了後、上本が残っていたファンの前に出てきてくれたのは良かった。

これで連敗はストップし、次週は、前半がナベQ監督の為の試合を前橋で行い、大宮、西武ドームとオリ相手にする。先発は初戦が苦手とする金子千、近藤、木佐貫が相手で、こちらは許、石井一、西口で対抗する。後半は仙台での折り返しカードで6日の予備日を入れると4連戦(その後も含むと13連戦!)が待っている。対戦相手は下位なので確実に勝ち越すことが求められます。

<ナベQ監督のインタビュー>
上本は良く打ってくれた。今日はウチが押している展開だったし、こういうゲームは勝たなければいけなかったので、最後は良くチャンスを作って、上本が良く決めてくれたと思います。
最終回もバントを失敗して嫌な感じにはなったけど、何とかカバーしていくという気持ちが出て、それが上本のホームランに繋がったと思うし、上本はああいう場面で打ち損じることなく良く打ってくれたと思います。
今日の帆足は良かったと思います。序盤にチャンスがあったので、もう少し点が取れれば良かったけど、良く1点で粘ってくれたと思います。太平洋クラブ時代の、我々の先輩達が観に来てくれていたので、今日良い試合をして連敗を止めたかった。結果的に良いゲームができたし、今日のゲームがターニングポイントになると思います。

 


5時間23分の熱戦は今季初の引き分け!

2010-08-29 00:00:00 | 野球・埼玉西武ライオンズ2010

           2010プロ野球観戦記NO.38 
           △埼玉西武 5-5 東北楽天△


▼埼玉西武-東北楽天 16回戦(埼玉西武10勝6敗) 観衆28,856人


チ  ー  ム  10 11 12
東北楽天
埼玉西武

【投手-捕手】
(楽)ラズナー、片山、薮、青山、小山、山村-嶋
(西)涌井、小野寺、土肥、藤田、グラマン、シコースキー、岡本篤-上本、細川

【責任投手】
勝:
負:

【本塁打】
ルイーズ10号(楽)

【スタメン】東北楽天
8聖澤
4内村
9鉄平
D山崎
3ルイーズ
5中村紀
7草野
2嶋
6渡辺
-------
1永井

【スタメン】埼玉西武
4片岡
8栗山
6中島
D中村
3フェルナンデス
7大島
9高山
2上本
5原
-----
1平野

【今季初の引き分けも連敗ストップは明日に持ち越し】

最下位が定位置の楽天相手に連敗ストップをしたかった初戦で、平野以下投手陣が二桁失点を喫し連敗は7まで伸びてしまいました。大事な時期の大型連敗は痛いの一言では済まされない打撃がありますので、2戦目の今日はエース涌井が責任を持って勝利に導いて欲しい試合前でしたが...。

先発は涌井とラズナーでした。

立ち上がりが不安定な涌井ですが、初回、2死無走者から連続四球をきっかけに1失点。5回にはルイーズの2ランなどで3失点、更に悪いことに草野の打球を足に受けて負傷降板。投球数も119球と多く、持っても6回が限界でしょう。
0-4と劣勢に立たされ、ただでさえ重苦しいスタンドの雰囲気がどんよりとしてきましたが、6回裏、代打平尾の2点打で、その後にチャンスで片岡にまわるも併殺打で球場には大きなため息がこだました。片岡は今季、こういった場面でことごとく凡退するので、スタンドでも「期待薄」で「あわよくば」という心境でしたが、併殺打では話にならん。
その片岡、8回の1死満塁で再び打席が。ボックスに向かう前に森コーチが何かを耳打ちし、放った打球は2点打となる。1点差となり3番4番となりゃ「逆転」を信じて、スタンドのファンは何時もより大きな声援を送る。
この声援に動揺したのは楽天バッテリーで、何と小山の投球を嶋がそらし同点に。しかし、この場面でナカジも中村も凡退。この逸機が最後まで響いた。
延長戦に突入し、シコースキーを3回投げさせるなど勝利への執念を見せたが、10回と12回に併殺打で得点出来ず。結局、今季初の引き分けで連敗ストップは明日に持ち越し。

今日は15安打を放つが4併殺打で得点は5点止まり。特にチャンスにナカジが凡退、中村は4三振では大量点は望めない。逆に楽天は4-0と中盤でリードしながらも拙攻と継投ミスで勝利をフイにしたので、この引き分けはどちらも勝ちたかっただろうが、首位争いをしている西武は負けなかったので良しとするしかない。
さて、この試合、8回にグラマンが久し振りの登板。ブラウンの抹消を受けての昇格で、1軍不在のブランクを埋められるかに注目した。

グラマン.jpg

ファームでは7月から登板しているが、やはり、手術後の影響はあるようだ。スピードも144キロ前後が多く、抑え時代と比べて変化球の割合が多かった。直球のキレももう一つで、自らの3塁悪送球で1失点(自責点0)だった。
この守備も含めて試合勘が完全に戻っていない様子だが、まあ、少しずつ1軍の試合に慣れてくれることに期待したい。半面、この時期にブラウンを抹消したことで、シーズン後の残留は微妙になってきたのだろうか?こちらも気になる。
それにしても5時間超の試合は観戦する方も疲れました。何時もルートではバスが終わっているので、遠回りのルートで帰宅したら時計の針は既に0時を過ぎて29日になっていました。

<ナベQ監督のインタビュー>
良く追いついてくれた。ただ、延長に入ってお互いにチャンスはあったけど、ウチとしては1点を取らないといけないゲームだった。今日はみんな良く粘ったと思います。
シコースキーは登板間隔も空いていたし、負けられないゲームなので出来れば2イニングスという感じでしたが、2回を投げても点が入らなかったので、もう1イニング行ってもらいました。良く投げてくれたと思います。

 


西武、泥沼の7連敗...優勝の行方は?

2010-08-27 00:00:00 | 野球・埼玉西武ライオンズ2010

            2010プロ野球観戦記NO.37
             ×埼玉西武 3-11 東北楽天○

▼埼玉西武-東北楽天 16回戦(埼玉西武10勝6敗) 観衆21,504人

チ  ー  ム 
東北楽天

11
埼玉西武

【投手-捕手】
(楽)永井、薮、片山、川岸、青山-嶋
(西)平野、野上、小野寺、長田、岡本篤-細川、上本

【責任投手】
勝:永井8勝8敗
負:平野2勝3敗

【本塁打】
中村紀13号(楽)、フェルナンデス6号(西)

【スタメン】東北楽天
8聖澤
4内村
9鉄平
D山崎
3ルイーズ
5中村紀
7草野
2嶋
6渡辺
-------
1永井

【スタメン】埼玉西武
4片岡
8栗山
6中島
D中村
3フェルナンデス
7大島
9高山
2細川
5原
-----
1平野

【西武、優勝に向けて投打噛み合わず】

7月に6連敗し、今月になって8連勝でそれを帳消しにしたが、ここに来て再び6連敗中で、どうもチーム状態の波が激しい。
現在の6連敗は、今季相性の悪いハムとロッテをビジターで戦い終えた成績で、特に、ハムとの札幌での初戦、99.99%以上勝利を手中に収めながらサヨナラ負けを食らった。これがチームに動揺を生んだのか、本来は勝たないと行けないエース涌井もこの悪い流れを断ち切れず。
クローザーとエースで勝てないとやはりチームは波に乗れず、ズルズルと連敗街道まっしぐら。打線は不調、疲弊気味の中継ぎ投手陣、捕手のリードと守備など問題点が一気に噴出。起爆剤にとファーム調整を急遽切り上げて中村を「4番DH」で起用するも結果は芳しくなく、中村と入れ替えで浅村を抹消したら、石井義が指の負傷で抹消(阿部を登録)で浅村を無駄に降格させてしまうなど、動揺は首脳陣にも現れている?

暗い話題ばかりではなく、明るい材料としては、先発陣に西口と石井一が戻ってきたことで、ローテは岸以外は整備されてきた。後は、左の救援の整備が急がれる。こんなチーム状態で本拠地に戻り、楽天相手に栄養補給?をしたい所でした...。先発は前回札幌でダル相手に一歩も引かない好投を見せた平野と永井です。
何とか守備からリズムを作りたかったのですが、初回、初球を聖澤が打った1塁線の打球にフェルが全く反応せず2塁打となり、鉄平の左犠飛で1点を相手に許す。

いきなり雰囲気が悪い中、2回、今度は先頭を追い込みながら四球で出塁後、中村紀にレフトポール際に2ランを被弾。2回で0-3。早くもスタンドには重い空気が漂い始める。3回、先頭の高山の2塁打を後続が生かせず無得点。4回も1失点すると、5回は平野-野上で大量5失点で、ここで事実上試合は決し0-9。夏休み最後のカードで2万人以上も入ったのに、観衆が渇望する「本拠地での勝利」を早くも裏切る点差。

それでも円陣を組んで臨んだ5回裏、先頭のフェルが右翼席に叩きこむソロ本塁打をきっかけに、打線が繋がり2点を奪い尚も中島の打順で、中島はワンバウンドのフォークを3球続けて振り三振、スタンドのファンはこれで諦めたと思う。
そりゃないぜ!選球眼の良いナカジがこの空気を読めなかったとは思えないが、SB戦でファルケンボーグを打った時の様な集中力が欠如していた。
6回には何故か続投を命じられた野上が2失点すると、後は白けた展開に。結局、楽天打線に15被安打では話にならず、いつの間にか3塁側スタンドは空席だらけに。大差が付いてからの岡本篤や長田の投入は不可解。これだったら岩尾を敗戦処理要員として残しておけば良かったし、工藤の投入でファンの足を引き留めるのも策かと...。

こんな試合を見せられたファンはストレスが溜まったぞ!!!。明日は、涌井で勝たんと、SBの背中もロッテの背中も遠くなり、ハムにも自信を付けさせてしまう。
試合後、工藤と野上とブラウンが2軍降格、替わって坂田、藤田、グラマンが昇格した。グラマンは今季初昇格で左のセットアップ役として期待したい。藤田は頭部死球後の精神的後遺症に悩まされ、前回のファームでの登板も本塁打を浴びており見切り昇格だ。

本当に1位になって日本一を目指すなら、ごちゃごちゃ言わず、「打って、守って」相手を叩きのめす野球の原点に立ち返って試合に勝つこと!!第2戦は涌井とラズナー。ラズナーは過去に何度も打ちこんでいる投手だ!3戦目は帆足とマー君だ!

 


フェル、V弾を含む3打点で快勝!2位ソフトバンクに3・5差

2010-08-19 23:51:06 | 野球・埼玉西武ライオンズ2010
チ  ー  ム 
福岡ソフトバンク

埼玉西武

【投手-捕手】
(ソ)大場、金沢、森福、藤岡-田上
(西)野上、工藤、長田-上本

【責任投手】
勝:野上2勝2敗
負:大場0勝1敗

【戦評】
1-1で迎えた3連戦の最終戦、この試合に勝てばSBの自力優勝が消滅するので、そういう意味でも勝ちたいです。
先発は野上と大場でした。今日は両チームともに先発投手に不安があるので、どちらも早い回に援護したかった。

先取点はSBで、2回表、多村のソロ本塁打で先制。反撃に転じた西武は3回裏、栗山のタイムリーでまずは同点に。更に、4回裏にはフェルの放った打球がライトポールを直撃する勝ち越しのソロ本塁打。
そして、5回裏には、大場の制球が甘くなり始め2四球などで2死満塁になり、フェルとブラウンのタイムリーで3点を奪い優位に。何だか1戦目の展開と似てきたけど、序盤は制球に苦しんでいた野上は、味方が逆転してからはテンポも制球も安定してきて、後半は安心して見ていられた。

この中盤以降の投球が常に出来るようになるとローテに定着出来るのだが、今日の投球内容は充分に合格点だ。追い込んでからのチェンジアップでSB打線に的を絞らせなかった。試合はこのまま立ち直った野上は7回を投げ、8回には工藤が3者凡退に仕留め、最終回は4点差で長田が登板しピシャリと抑えた。
SBの先発大場は久し振りの1軍での先発だったが、学生時代とは程遠い球のキレや球速で1順目は良かったが、2順目に入った中盤に捕まった。右の先発の駒不足が課題のチームにあってチャンスはあるのだが、果たして次の登板はどうなるのか?

これで2位SBとは3.5差へと広がり、SBの自力優勝は消えた。西武はこの後、札幌遠征でハムと対戦する。そのハム3連戦、当初のローテを修正し平野-涌井-帆足の順番になる。対するハムは明日の初戦にダルを投入するのだが、平野では荷が重いか?ハムの次の千葉遠征も含めてビジター6試合を3-3以上で終えれば文句は無い。

<ナベQ監督のインタビュー>
先発でなかなか結果がでないピッチャーでしたが、非常に粘り強く7回まで投げてくれたナイスピッチングです。
ストライクゾーンの中で勝負していって、自分のペースで、自分のリズムで投げられたのが大きかったです。さらに、味方が良いタイミングで追加点を取ってくれたので、投打のバランスが良かったです。
1戦1戦本当に大事なゲームですし、勝てる試合はきっちり取ることは大事なことだと思います。今日は相手にペースを与えず、終始うちの流れで進められました。
フェルナンデスは日本に途中から来て4番という重責を果たしてくれています。勝負強さは持っているバッターなので、チームにとっても大きいです。
3連戦の頭は取られましたけど、昨日今日と勝ち越せたので、正直ホッとしているところもあります。明日からも試合は続くので、試合に集中していきたいと思います。

 


復活!石井一約3か月ぶり白星で7勝目

2010-08-18 23:41:47 | 野球・埼玉西武ライオンズ2010
チ  ー  ム 
福岡ソフトバンク

埼玉西武

【投手-捕手】
(ソ)和田、金沢、摂津-田上
(西)石井一、岡本篤、長田、シコースキー-細川

【責任投手】
勝:石井一7勝4敗
S:シコースキー1勝2敗30S
負:和田14勝6敗

【戦評】
昨夜は終盤に中継ぎ陣が失点し勝てる試合を落としてしまったので、今日は何としても仕返しをしたかったです。
先発は手術で戦列を離れていた石井一と和田の左腕対決でした。
石井一は初回に本多の足にかき回され小久保のタイムリーで1点を失いますが、4回裏、1死2,3塁で左対策で起用された平尾の2点タイムリーで逆転、更に、2死から栗山の2点打で一気に4-1と3点リードを奪いました。
5,7回に追加点を奪われ前日に続いて接戦となり、最終回もシコースキーが1死1,2塁のピンチを招きましたが、ここで本多の放った右中間の打球をこの回から守備固めに入った「元捕手」の星が好捕する超美技を見せた。打たれた瞬間は「逆転打」と観念しましたが、この超美技だけでお立ち台に上がる価値のあるプレーでした。試合後、スタンドから「星コール」が鳴り止みませんでした。

西武の外野陣はこの他にも佐藤友、高山の美技でSBの得点をことごとく阻止した。外野手の美技にも助けられ、手術後1軍初登板となった石井一は被安打10ながらも、要所を抑え無四球で7勝目を飾った。これで先発ローテも楽になるので石井一の復帰はチームに勇気を与えてくれるね。後は、中村が今月末にも1軍復帰となりそうなので、そこまで持ちこたえられればマジック点灯の話も出てくるかな?昨日に続きもし今日も落とすようだとダメージも大きいので、今日の勝利は良かったですよ。

逆にSBは2本柱の一人和田を投入したものの、西武戦を苦手としており、大学時代から相性の悪い佐藤友にも得点に絡む安打を打たれ5回で降板した。
8連勝という大型連勝後には、反動で連敗することもあるがそれは阻止した。シコースキーは疲労からか?球が走らず、いつも以上に変化球を多投して何とか逃げ切った。

明日は、予想に反して野上が先発でSBは予想通り大場だ。

<ナベQ監督のインタビュー>
みんなが勝ちたい気持ちがひとつになった素晴らしいゲームでした。
今日は本当に外野手の守備で助けられたゲームだと思います。星のプレーは難しい当たりだったと思いますけど、チームを助けてくれました。
石井一は真っ直ぐのキレもありましたし、非常に安定した素晴らしいピッチングでした。今日は5回まで投げてくれればと思っていましたが、状態も良く球数もいってなかったのでその後も投げてくれて良かったです。ソフトバンク相手に先行される展開はキツイので、何とか早く追いつきたいと思っていました。

今日の試合は連勝して1敗したあとのゲームなので非常に大切なゲームでしたが、選手がそれを自覚してやってくれました。

 


西武8連勝!西口1カ月半ぶり登板で2勝目

2010-08-15 00:00:00 | 野球・埼玉西武ライオンズ2010

                       2010プロ野球観戦記NO.36 
                        ○埼玉西武 6-1 オリックス×


▼埼玉西武-オリックス 18回戦(埼玉西武11勝7敗) 観衆22,643人

チ  ー  ム 
オリックス

埼玉西武

【投手-捕手】
(オ)山本、比嘉、レスター、前田祐、西川-鈴木、前田大
(西)西口、岡本篤、小野寺、長田-上本

【責任投手】
勝:西口2勝2敗
負:山本7勝9敗

【スタメン】オリックス
8坂口
9森山
4後藤
3カブレラ
7T-岡田
5バルディリス
Dカラバイヨ
2鈴木
6金子圭
-------
1山本

【スタメン】埼玉西武
4片岡
8栗山
6中島
3フェルナンデス
Dブラウン
5平尾
9高山
2上本
7佐藤
-----
1西口

【高山、9年ぶりの連続本塁打で西口を援護】

久々の大型連勝、7連勝中の西武ですが、やはり、その最大の要因は先発投手が踏ん張っていることでしょう。一時は先発投手がことごとく最低責任イニングスの5回も持たない試合が続き、当然ながら負けも込んでいましたね。
7連勝中はやはりこの先発陣が頑張っているので、3連戦最終戦を飾り大阪遠征の屈辱を晴らすためにも、今日は大事な一戦でした。先発は久し振りの西口と左腕山本です。

前回はイースタンで好投した西口ですが、1軍登板が久し振りなので立ち上がりの入り方に注目して(フィールドヴュー席、FV席)観戦しました。
心配された西口の立ち上がりですが、1回を3者凡退、2回は4番からを3者三振に仕留め上々の出来で、スタンドのファンも大喜び(一安心?)です。宝刀スライダーがキレ、チェンジアップも低目に制球され、不利なカウントからも三振を取るなど好調を伺わせる内容です。
西口のテンポの良い投球に触発された打線は、2回裏、高山の豪快な2ラン本塁打で先制。
その後も快調な投球は続き、ハプニングは4回表のカブの打席で発生した。この回、1死から森山がバント安打で初出塁した2死、カブへのカウントは2ボール0ストライク。

この場面で西口が投じた内角へのスライダーの判定は「ストライク」。次の瞬間、一瞬席でよそ見していた管理人、顔を上げたら何だか本塁付近で不穏な空気が。
どうやらカブが判定に文句を付けたとのことで、カブは栄村球審から「退場!」を宣告される。場内アナウンスで事態は呑み込めたが、あのジェスチャーはカブや外人選手が良くやるポーズ。これは「侮辱行為」として退場を宣告されたオリは下山を急遽代打に送るが右飛で回は終了。

この態度で即刻退場を宣告するには酷な判定だったと思うが、果たしてこの伏線が以前あったのか現時点では不明であるが、ウ~ン、でもね~栄村球審、ちょいとやり過ぎかも?だって、暴力行為じゃないからね...。オリファンは納得出来んだろうね、だって西武ファンだって腑に落ちないからね。
カブ退場.jpg

早々にリーグ首位打者で打線の大黒柱を失ったオリは気の毒だったが、この時点で、事実上試合は決してしまった。
主砲を欠いたオリ打線はその後も西口の投球に翻弄される。打線は5回に、高山が2打席連続本塁打を放ち、山本は5回途中で比嘉へと交代。6回にはレスターから5単打を集中して3点を追加し、この時点でオリ打線はやる気を失った。
オリは8回に小野寺から完封逃れの1点を奪うが、小野寺から点を取っても威張れる材料は無く、むしろ西武ファンからすれば何時ものことだけに、岩尾のテストの場としても充分だったと思う。西口は6回無失点で今季2勝目、通算では165勝目となりました。

試合終了.jpg
これでこの3連戦、大阪でのお返しをキッチリと義理堅く3タテを果たし、通算では8連勝で、昼の試合でSBがハムに敗れたので2.5差と広がりました。
福岡遠征と大阪遠征での3連敗はこうして所沢でお返しをしました。次週は、前半が地元でSB戦、後半は札幌遠征となります。
西口.jpg
SB戦は許、石井一、平野の先発が予想され、後半のハム戦は涌井、帆足、?(野上)です。涌井はダルとの投げ合いになるのでこれに勝ってほしいですね。22日の試合は西口は抹消になるので不明です、一体誰でしょうか?野上かな?まあ、連勝がどこまで伸びるかに注目、そして、18日には石井一が帰って来ます。

余談ですが、今日初めてFV席で観戦しました。中々席が取れなくて今日初めてで、しかも、西口とハイタッチまで出来て満足です。でも、レフト線の打球が見辛いのは難点ですが、グラウンド目線で試合を観戦出来るのは良いですね。次回は何時かな?

<ナベQ監督のインタビュー>
西口が久しぶりの登板の中で、ほぼ完璧なピッチングをしてくれ序盤を0点に抑えてくれたことが一番大きかったと思います。
二軍で調整していて、あの大ベテランが二軍のピッチャーと競争を勝ち抜いて今日の先発を勝ち取り、色んな思いがあったと思いますが、これからの彼にとっても大きな1勝だと思います。
打線の繋がりが出てきて、皆が自身の役割分担を分かっていて、良いタイミングで点を取ってくれました。
高山は毎日試合に出ているわけではないですが、こういうチャンスにしっかり結果を出してくれました。

前回大阪でやられていますので、今回皆の勝ちへの気持ちは強かったです。

 


14安打8得点の猛攻で今季最多の7連勝!

2010-08-14 00:00:00 | 野球・埼玉西武ライオンズ2010

             2010プロ野球観戦記NO.36 
              ○埼玉西武 8-3 オリックス×


▼埼玉西武-オリックス 17回戦(埼玉西武10勝7敗) 観衆25,989人

チ  ー  ム 
オリックス

埼玉西武

【投手-捕手】
(オ)小松、前田祐、山崎正、比嘉、香月、鴨志田-鈴木、前田大
(西)帆足、大沼、土肥、野上、工藤-上本

【責任投手】
勝:帆足10勝7敗
負:小松5勝8敗

【スタメン】オリックス
8坂口
7荒金
4後藤
Dカブレラ
3T-岡田
5バルディリス
9カラバイヨ
2鈴木
6山崎浩
-------
1小松

【スタメン】埼玉西武
4片岡
8栗山
6中島
3フェルナンデス
Dブラウン
9大島
7佐藤
2上本
5原
-----
1帆足

【帆足、序盤苦しみながらも10勝目】

前回の関西遠征の3連敗と言う赤っ恥を所沢で晴らすべく初戦はエース涌井で確実に勝利をもぎ取り、「予定通り」連勝を6まで伸ばしたライオンズ。オリは今カードで相性の良い金子千が登板しないので苦しい筈です。そう、涌井で勝てば、今カードは帆足、西口が先発するので、西口登板試合が連勝への一つの山でしょう。今日の先発は帆足と小松でした。
カブとフェル.jpg
帆足は昨年は9勝止まりだったのでこの試合でチームの7連勝と自身の二桁勝利を達成したいマウンドでしょう。小松は新人王を獲得した年は打てる気がしませんでしたが、今年は当時のスピードもキレも失われ、並みの投手に成り下がっているのでチャンスです。
帆足は初回を3者凡退で片付け味方の攻撃を良いリズムで呼び込みました。初回、先頭の片岡が2塁打で出塁すると栗山が初球を打って1,3塁と絶好の先制のチャンス。ここで中島の2塁打、フェルの安打、ブラウンが四球で繋ぎ、大島の強烈な右直が犠飛となって3点を先取。

これで楽になるはずの帆足でしたが、2回表に3安打で1点を失う嫌な展開。それでも、2回裏、2死無走者から栗山と中島の長短打で再び3点差に、更に、球のキレも制球も甘い小松はこの回の途中で早々と降板。
それでも帆足は3回表、先頭の坂口を3塁打と送球エラーの間に一気に本塁までの生還を許し、味方が点を取っても取り返される悪循環は替わらない。

打線は活発で4,5回にはオリの実績の無い中継ぎ陣を攻略し4点を追加、しかも、本塁打を挟まない攻撃で相手の制球難を付いての得点は評価出来る。序盤はリズムに乗り損なった帆足だが、中盤の3イニングスは三者凡退で片付け6回終了で交代した。
工藤.jpg

オリ打線は7回に内野ゴロで1点を取るのが精いっぱい。最終回には、大阪遠征で攻略した工藤から走者を出すが無得点に終わり、工藤を後押しする大声援を跳ね返すことは出来ず、西武の7連勝はこうして完成し、逆にオリは勝率5割へ逆戻りとなった。ナベQ監督就任以降3年目にして初の7連勝。しかし、SBもデーゲームで勝っているのでゲーム差も負数差も変わらず首位は安泰。オリ戦の次カードは再びここでSB戦なので勢いは保っておきたい。

明日の先発は仙台での雨天中止でスライドしてきた西口。前回のイースタンでの登板は内容が良かったがどうだろうか?
れにしても、工藤が登板すると球場からの大歓声が物凄いね。今の観客は工藤が以前西武に在籍していた頃の姿をどこまで知っているのか?いや、知らない人の方が多いのかな?まあ、今日は1回を無失点に「何とか抑えた」が僅差での登板はどうだろうか?

オリは先発が早く崩れると中継ぎは新人投手や実績の無い投手が登板するので、打線が早い回にリードを奪わないと苦しい。大阪遠征ではT-岡田一人にやられたが、今日は西武投手陣が2三振を奪い、カブ一人では流石に大量点を奪うのは苦しいようだ。
さて、今日の試合、3回のカブの打席でレフト席へ物凄い打球が飛んだが判定は「ファウル」。と言うよりポールの遥か上を通過したので、審判も観客も着弾点で判断するしかなかったのだが、ポールの左側に着弾していたようで審判の判定は結果的に正しかった。

但し、オリ側から「ビデオ判定」を要求され5分程度の「審議結果」は「ファウル」だった。

以前、交流戦のハマスタで2度ビデオ判定があり、その時は判定に10分以上費やしイライラしたが、今日の流れはスムーズだった。
クリと帆足.jpg

<ナベQ監督のインタビュー>
序盤から打線が良い形で点を取ることができました。
先発の帆足はボールが高めに浮いてちょっと不安定でしたけど、4回からしっかり低めにボールが行き、本来の帆足のピッチングができました。
年は出だしは良く、途中崩したときがありましたけど、普通に行けば二ケタ勝てるピッチャーですし、ここに来て調子は上がって来ているので、これからもしっかり投げてもらいたいです。今、打線が良く繋がっていて、どこからでもチャンスを作れます。
今日は初回片岡が二塁打で出た後に、しっかり栗山がヒットで繋いでくれたことが初回の3点になったと思います。

今、チーム力は今年一番良い状態だと思うので、この流れを続けたいです。

 


西武、今季初の5連勝で60勝一番乗り

2010-08-12 23:51:13 | 野球・埼玉西武ライオンズ2010
チ  ー  ム 
埼玉西武

東北楽天

【投手-捕手】
(西)平野、岡本篤、長田、シコースキー-上本
(楽)永井、青山、小山-井野、嶋

【責任投手】
勝:平野2勝2敗
S:シコースキー1勝2敗28S
負:永井7勝8敗

【本塁打】
山崎21号(楽)、上本3号(西)

【戦評】
昨夜は雨天中止となったことで仙台遠征は2試合となったものの、この振替試合が9月6日(火)に組み込まれる可能性があり、そうなると13連戦(楽天戦は4連戦)となるので、中止を喜んでいる選手もいるようですが、それを考えると頭が痛いですね。先発はスライド登板の平野と永井でした。

序盤から静かな立ち上がりの両投手でしたが、6回表、西武はフェル(元楽天)の犠牲飛球で1点を取りました。しかし、その裏、平野は2死から山崎にレフト席最前列に弾丸ライナーで飛び込む逆転2ランを浴びてしまった。この打席、山崎も際どいコースをファウルで逃げ、直球を読んでいたのか物凄い打球だった。
それでも7回表、1死から安打の浅村を置いて上本が永井が投じた甘いカーブを西武ファンが待ち受ける右翼席へ叩きこむ2ラン本塁打で再度リードを奪った。8回には石井義の2塁打で更に1点。

4-2となった8回、長田を投入するが山崎にタイムリーを打たれ、シコースキーをイニングの途中から起用。シコースキーは9回も0点に抑え、今季初の5連勝を達成した。平野は安定した投球内容で2勝目。長田は最近失点するケースが多いのは気になった。
今まで何度か5連勝に挑んだが全て跳ね返されていたが、ここでの5連勝は大きい。SBはオリ相手に引き分けたので首位は安泰でした。

さあ、週末は前回大阪で3連敗したオリが相手。涌井-帆足-西口の先発が予定されている。大阪での借りをここで返せるかに注目。

<ナベQ監督のインタビュー>
平野は序盤に先頭打者を出しながら良く投げたと思います。
上本は(前の)2打席で三振していたので、永井君にタイミングが合わない感じでしたが、あの打席は合いましたね。
本来なら長田が8回を抑えて、9回にシコースキーでいければいいのですが、ここという所では、回をまたいででもシコースキーでいきますよ。
明日は涌井だから完投すると思っていますので、今日はあの場面でシコースキーをいかせました。
大きな連勝のチャンスだったので、ここで勝つとチームが勢いに乗りますからね。しんどいゲームが続いている中で、みんな粘り強く戦っている。打線は点をしっかり取れている。
この流れを大事にしなければいけないね。

先発がしっかりゲームを作れば、勝つ確率が上がってくると思う。

 


西武、3本塁打で楽天に圧勝で4連勝!

2010-08-10 23:57:14 | 野球・埼玉西武ライオンズ2010
チ  ー  ム 
埼玉西武

東北楽天

【投手-捕手】
(西)許、岩尾、小野寺、土肥-上本
(楽)岩隈、山村、薮、佐竹、有銘-嶋

【責任投手】
勝:許6勝8敗
負:岩隈7勝7敗

【本塁打】
中島14号(西)、フェルナンデス4号(西)、浅村1号(西)

【戦評】
SB戦を3連勝して首位奪還を所沢で成功させ、今度は仙台遠征で楽天との3連戦が待っています。台風接近中なので3試合全てが行われるかは微妙ですが、連戦の頭を取りたいです。先発は許とエース岩隈でした。
1,2回とピンチを招いた許でしたが、ここは何とか切り抜け味方の援護を待ちます。そして4回、中島とフェルの連続本塁打で2点を奪うと、その後も打線が繋がり浅村と片岡のタイムリーで一気に4点を奪い、結局右肩の張りを訴えた岩隈はこの回限りで降板しました。
そして6回には、「7番3塁」でスタメン出場した浅村が山村から左中間席に届くプロ1号となるソロ本塁打を放ち5-0とリード。更に、7回には、阪神の元エース薮が移籍後初登板を果たしたが、制球が定まらない上に中島のヘルメットの庇を直撃する死球を与えたことで得意の内角攻めをしにくくなり、7打者に3被安打3四死球で1アウト(中犠飛)を取っただけで交代となった。

薮を攻めて4点を奪った西武は、8回にルーキー岩尾(別府大出身、D3巡目)がプロ初登板。しかし緊張からか制球を乱し1アウトも取れずに自責点3で途中交代した。
岩尾は明らかに表情に余裕が無く大量の汗をかいていた。上本もミットを真ん中に構えてあげればいいのに、主力投手と同じリードでは可哀相だぜ。まあ、次回の登板があれば、今日の経験を活かして0点に抑えてくれよ。
その一方でスタメン出場した浅村は強運の持ち主だ。これで首脳陣は浅村を2軍に降格する理由が無くなった。坂田と入れ替わるように浅村が1軍に定着出来るかにも注目したい。

私はオープン戦で彼が西武ドームで本塁打を打った試合を観戦しているが、若い選手らしく積極的なプレーは見ていて気持ちが良いですよ。大阪桐蔭高の時には甲子園で優勝しているし、何かを持っている選手ですね彼は。
楽天打線は岩尾から奪った8回の3得点だけで、西武を上回る12安打を放ちながらも長打力の差が出て9-3で西武が勝利し4連勝となった。SBが福岡でオリックスに敗れたことで、負数で並びゲーム差は1.5と広がった。

明日の先発は平野と長谷部です。今季初の5連勝目指して頑張れ。

<ナベQ監督のインタビュー>
4回の攻撃は、ホームランの後、攻撃が終わらず集中打となって追加点が取れたのがよかったね。相手は良いピッチャーだったからね。
浅村は、タイムリーヒットもホームランもそうだったけど、思い切りがいいのが彼の良いところだね。若い選手だから日本を代表するピッチャーの球を見せようと思って今日はスタメンで起用しました。
ミンチェは、このところ勝ちがなかったので、期するものがあったと思う。今年は巡り合わせもあるんだけど、初めて沢村賞投手に投げ勝ったね。自信にしていい。今日は気持ちが入っていたね。

 


西武、ホークスを3タテで首位返り咲き!!!

2010-08-08 00:00:00 | 野球・埼玉西武ライオンズ2010

           2010プロ野球観戦記NO.35 

           ○埼玉西武 7-4 福岡ソフトバンク×


▼埼玉西武-福岡ソフトバンク 18回戦(埼玉西武12勝6敗) 観衆24,413人

チ  ー  ム 
福岡ソフトバンク

埼玉西武

【投手-捕手】
(ソ)小椋、摂津、ファルケンボーグ-高谷、田上
(西)大沼、野上、土肥、岡本篤、工藤、長田、シコースキー-細川

【責任投手】
勝:長田4勝1敗
S:シコースキー1勝2敗27S
負:ファルケンボーグ3勝2敗1S

【本塁打】
松田13号(ソ)、平尾3号(西)

【スタメン】福岡ソフトバンク
6川崎
4本多
7松中
3小久保
9多村
Dペタジーニ
5松田
8柴原
2高谷
-------
1杉内

【スタメン】埼玉西武

4片岡
8栗山
6中島
3フェルナンデス
Dブラウン
9高山
5平尾
2細川
7佐藤
-----
1大沼

                【西武、SBの必勝パターンを破り3連勝】


福岡で球宴前に3連敗した悔しさを、ここ所沢で晴らすべく連勝して一気に3タテと首位奪還を目指しての3戦目。
先発は大沼と左腕小椋でした。小椋とはその3連戦の3戦目に対戦し打ち崩せなかったのですが、その時と今回では打線の状態が違うので期待を持って球場に行きました。
大沼は2回、先頭の小久保を四球で出塁を許し、これをきっかけにペタジーニの右犠飛と松田には2ラン本塁打を浴び、結局、2回終了自責点3で早々と2番手野上へと交代した。
SBも3点をリードしてことでこのまま勝ちパターンへと持っていきたかったのでしょうが、西武は3回裏、2死無走者から片岡の安打と栗山の2塁打で1点を返し2点差としてことで希望の灯が灯った。
4回裏、2死2塁で平尾は追い込まれながらも粘り、打った瞬間にそれと判る2ラン本塁打で遂に同点になった。これで球場のムードはホームの西武のものとなり、SBは折角の3点リードもフイとなり選手も下を向いてプレイしていた。
5回裏、3-3の同点から中島のタイムリーが飛び出し4-3と逆転に成功すると、球場は西武の勝利を信じて大いに盛り上がり選手を後押しする。大沼が2回で降板後は野上から土肥を挟んで岡本篤がSBの反撃を抑えていたことがこの逆転劇を引き起こした。

岡本篤.jpg

この1点リードで逃げ切りたかったが、8回表、読売時代の同僚対決となったペタジーニが工藤から2塁打を奪い同点としたが、逆転を狙った鈍足田上の本塁突入はアウトとなり同点のまま8回裏へと突入。
SBは6回から摂津を2イニングス、8回からはファルケンボーグを投入し必勝リレーを敷いてきた。その必勝リレーは8回に破られた。
ファルケンボーグ.jpg
先頭の栗山が2塁打で出塁、続く中島は球場全体及び全国のライオンズファンの願いを背負い、球審柳田の不可解な判定(この球審は西武嫌いで有名?)にも負けず、ファウルで粘った挙句、放った打球はライト線への2塁打となり勝越し点を奪う。ファルケンボーグは防御率「0.41」とリーグ屈指のセットアップ率を誇り、SBの勝利の方程式の一翼を担う投手が遂に打たれた。
これで気落ちしたのか、フェルとブラウンも続いて決定的な3点がこの回に入った。栗山からブラウンの4者連続安打は、いずれも逆方向に打った打球で選手たちの気持ちが乗り移った一気呵成の攻撃は見事だった。
これで最終回はシコースキーが気落ちしたSBを三者凡退で片付け、このカード3連勝で首位を奪い返した。敗れたSBは5連敗となったがそれでも負数は西武が「1」上回っており、次カードも勝ち越さないと再び2位転落もあり得るので安心は禁物だ。

クリと平尾.jpg

それにしてもこの3連戦、福岡での3連敗が悔しかったのか、選手たちの目の色が違った。直前の関西遠征はT-岡田と金子千に叩きのめされたが、そのオリはロッテに3連敗したので結果的にはイーブンである。
これからは石井一が10日にイースタンで5回を先発で投げて17日のSB戦で1軍復帰となるそうなので、次週からはローテが一枚戻ってくる。ただ、グラマンは相変わらず2軍調整中で、何が原因で1軍昇格が遅れているのか判らない。
2軍でも連投はしていないので、肩の回復が遅いのかも知れないが、正直、工藤も結果を残していないので、工藤との入れ替えの可能性も否定出来ない。
昂奮するナカジ.jpg

最後に、今週末は最高の気分で2試合観戦出来てホッとしました。これで良い気分で仕事に臨めますよ!!!

<ナベQ監督のインタビュー>
ゲーム前から今日は総力戦になるだろうなと予想をしていました。
早め早めの継投で何とか失点を防ぎ、打線もここのところ繋がりが出てきているので、ある程度のゲームプランを立てていました。同点にされた後に、何とかこのゲームをものにしようという選手の強い気持ちが出たと思います。
1試合1試合、大事に良いゲームをしていきたいと思います。


打線が帆足の力投に応え、首位に0.5差まで肉薄!!

2010-08-07 00:00:00 | 野球・埼玉西武ライオンズ2010

           2010プロ野球観戦記NO.34 
          ○埼玉西武 5-4 福岡ソフトバンク×


▼埼玉西武-福岡ソフトバンク 17回戦(埼玉西武11勝6敗) 観衆26,661人

チ  ー  ム 
福岡ソフトバンク

埼玉西武

【投手-捕手】
(ソ)杉内、甲藤、摂津-田上
(西)帆足、長田、シコースキー-上本、細川

【責任投手】
勝:帆足9勝7敗
S:シコースキー1勝2敗26S
負:杉内13勝5敗

【本塁打】
ペタジーニ7号(ソ)、李机浩4号(ソ)

【スタメン】福岡ソフトバンク
6川崎
4本多
7松中
3小久保
9多村
Dペタジーニ
5松田
8長谷川
2田上
------
1杉内

【スタメン】埼玉西武
4片岡
8栗山
6中島
3フェルナンデス
Dブラウン
9高山
5平尾
2上本
7佐藤
-----
1帆足
エモヤン始球式.jpg 

 【福岡での借りを還した!杉内に土をつけた】
球宴前からどうも夏バテ気味なのか勢いに乗れず、気が付いたら2位に転落し3位チームの足音まで聞こえてきて、ここらスパートを駈けたいですね。昨夜はエース涌井が先発投手として久し振りに勝ちが付いたので、今日の帆足も続いて欲しいと願っていました。その2戦目の先発は「背番号47対決」となる帆足とSBはエース杉内です。
杉内.jpg帆足.jpg

前回は福岡で杉内に完封されたので、今度は所沢で杉内の自信を砕いて気勢を上げたいですね。帆足は立ち上がりの1,2回に安打を許すが要所はゴロで打ち取り無失点に。
ところが3回に川崎への死球をきっかけに2死3塁で松中の3塁への強いゴロを平尾が弾いて無安打で1点を献上。4回にはペタジーニに甘く入った高目のカーブを叩かれソロ本塁打で0-2と劣勢に。
西武は1,4回とチャンスを掴むが杉内が得意とする追い込んでからのボールのチェンジアップを見極められず0点が続く。そして5回、遂に1死2,3塁から栗山の同点打で球場の雰囲気がガラッと変わり、6回には、2死満塁片岡の打席で杉内の投じた初球が暴投となり労せず1点を奪った。
結局、エース杉内が6回終了で降板し、7回は甲藤が登板、フェルナンデスの渋いタイムリーと代打石井義の犠牲飛球で2点を追加し5-2と安心出来る3点差になった。
こうなるとSB得意の3人必勝投手リレーも宝の持ち腐れである。SBは8回に小久保の犠牲飛球、9回には代打李机浩が2試合連続(2打席連続)ソロ本塁打をシコースキーから放ち1点差まで詰め寄られるが、最後は松中が倒れ試合終了。最近不調だった帆足は低目に変化球を集め、平尾に2度も守備で足を引っ張られたが9勝目。

これで首位へ0.5差と肉薄したが、8回に登板した長田は2/3回で1失点、シコースキーも李机浩に本塁打を浴びるなど不安材料も見え隠れした試合だった。
それでも相手エースの杉内に土を付け、勝ちパターンの投手リレーに持ち込ませずSBを4連敗で0.5差まで追いつめたことで、今日の試合に勝って3タテすれば首位奪回となる。
栗山と帆足.jpg

<ナベQ監督のインタビュー>
先発の帆足が辛抱強く最少失点でゲームを作ってくれました。
点を取られた後、味方が直ぐに逆転をしてくれたので、打線の方の繋がりが出たと思います。
スライダー、チェンジアップ、パームを低めに集め、帆足の持ち味である打たせて取るというピッチングが出来ていました。右バッターへのアウトコースのボールも精度が高かったです。
今先発ピッチャーが苦しい状況の中で、勝ち星というのがピッチャーにとって励みになるので今日は帆足に勝ち星が付いたので、まだまだ試合が続きますが、期待ができると思います。
これからは1試合1試合が大事な試合になってくると思いますので、明日は3タテを狙っていきたいです。暑い中、球場に来ていただいているファンの方の為にも良い試合をしたい(管理人:監督頼むよ!!)と思います。

 


中島6打点、栗山4打点で連敗は3でストップ

2010-08-06 00:00:00 | 野球・埼玉西武ライオンズ2010
チ  ー  ム 
福岡ソフトバンク

4
埼玉西武

10

【投手-捕手】
(ソ)山田、藤岡、金沢、水田、森福-田上
(西)涌井、長田-上本

【責任投手】

勝:涌井12勝6敗
負:山田2勝3敗

【本塁打】
中島13号(西)、多村18号(ソ)、栗山4号(西)、李机浩3号(ソ)

【戦評】
関西遠征でまさかの3連敗を喫してしまったのは、やはり、先発投手の不調が上げられます。
今日からのSBとの3連戦は地元での試合なので、ここで首位のSBを叩いて、出来れば一気に首位に返り咲きたいところです。先発はエース涌井と山田で始まりました。

立ち上がりに不安のある涌井ですが、初回を3人で乗り切ると味方が一気に先取点を奪いました。1回、四死球で無死1,2塁から3番中島の右中間席への3ラン本塁打で先制。
更に、2回にも栗山と中島の安打で2点。4回には満塁から中島の2点タイムリーで2点を追加した。ここまで中島の3打席はいずれも走者を置いての打点付き安打で6打点を荒稼ぎした。
西武は8回にも2死無走者から浅村への死球(SB投手陣は相変わらず多い!)を皮切りに栗山の3ランで遂に10点を奪う。
結局涌井は8回3失点で最終回は長田が登板。李机浩に代打本塁打を浴び1点を返されるが焼け石に水。10-4でSBに勝利し1.5ゲーム差となった。

オリ戦は投手陣の不調で試合を作れなかったが、今日はエースがしっかりと投げ、久し振りに先発投手に勝ちがついた。打線もオリ戦は不調だった栗山が4打点、3番に戻った中島が6打点と二人で全打点を叩きだした。
この調子で明日登板する杉内からも得点を奪って連勝したいですね。

<ナベQ監督のインタビュー>
大阪であまり良い形で試合ができなくて、今日地元に帰ってきたので選手は期する思いもあったと思います。
ワク(涌井投手)は今日は緩急を使えて、前回のホークス戦とは比べ物にならないくらい良かったと思います。
ずっと4番を打たせていたんですけど、3番に戻して本来のナカジ(中島選手)の姿が戻ってきましたね。
上位が機能してくれればこういう展開になりますし、今日は下位からのチャンスメイクを上位でしっかり返せられたのが大きかったと思います。
明日、ホークスはエースの杉内投手なので、今日の勝ちを良い弾みにして何とか明日も勝ちたいと思います。

 


ブラウンの連続本塁打も1点及ばず

2010-08-03 23:10:07 | 野球・埼玉西武ライオンズ2010
チ  ー  ム 
埼玉西武

オリックス

【投手-捕手】
(西)許、谷中、土肥、小野寺、藤田、工藤-細川、上本
(オ)金子千、平野、岸田-鈴木

【責任投手】
勝:金子千10勝7敗
負:許5勝8敗

【本塁打】
T-岡田25,26号(オ)、バルディリス7号(オ)、後藤10号(オ)、ブラウン20,21号(西)

【戦評】

帯広遠征を1-1で終えて関西での3連戦に臨んでいるライオンズ。4,5位との対戦なので3-2と確実に勝ち越して本拠地へ帰ってきたいですね。先発は許と苦手金子千でした。

許はオリックスに7安打を許し、4本塁打2三塁打1単打と長打攻勢にあって3回途中であえなく交代した。特に、T-岡田には逆方向に連続本塁打を浴びるなど疲労からか?球威不足で序盤から大量点を奪われては苦しい。許が降板後は5投手が何とか失点を防いだだけに序盤の大量失点は最後まで響いた。
3回終了で1-6、しかも苦手にしている金子千が先発だけにこの時点で勝敗の行方はオリに傾いていた。淡白な攻撃ばかりで7回にブラウンがセンターへ特大のソロ本塁打を放ち2-6に。
そして、最終回、オリは4点差ながら岸田を投入。簡単に2死無走者となり、ここでオリ応援団から岸田へ声援が送られるが、ここから意外な展開が待っていた。
勝利を意識した岸田は連続四球で2死1,2塁のピンチを招き、次打者はブラウン。これは、7月6日と全く同じ展開に。そうです、その時は2死2塁で1点差でしたが今日は4点差。

初球、甘めに入った外角寄りの直球を悔しそうに見逃した2球目、同じコースに来た直球をライナーで右翼席へ叩き込む3ランで5-6と1点差に。凍てついた京セラドーム。それでも上本は初球を見逃しストライク。この球はブラウンが初球に見逃したのと同じコース。上本はボールと判断したのか球審にコールを確認していたが、この瞬間「上本は打てない」と思った。
岸田-鈴木のバッテリーは被弾直後で動揺しているので、空振りでも良いから初球はスイングしてもらいたかった。そして私の嫌な予感通り上本は三振でゲームセット。

ブラウンの2発で試合にはなったが、やはり金子千を打てなかった。明日と明後日は2連勝するしかないよ!それにしても疲労なのか、先発投手が試合を作れないケースが続いているのと、打線の仕掛けが遅すぎる。
折角SBがデーゲームで大敗したのにお付き合いしていては首位奪回はしばらく難しそうだ。

<ナベQ監督のインタビュー>
先発がしっかりとゲームを作れないし、序盤の大量失点は致命的になる。
打線も金子君に何回もやられているしね。6点取られた後は何とか0点に抑えていて、1点差までいったけど仕掛けが遅いね。勝つには先発がまずゲームを作って、後ろは良いから何とか先発がゲームを作らないとね


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