ヒバゴンは妖怪とゆーよりはUMA(未確認生物)・・といったほうが近いだろう。
広島県の中国山地にある比婆山中で目撃されたため、比婆山(ひばやま)からとって「ヒバゴン」と名づけられた。
そのネーミング法は、ネス湖のネッシーと同じで、たいがい、UMAはこうしたネーミングになるコトが多い・・。
騒動になったのは1970年代。
最初に目撃されたのが1970年7月、広島県比婆郡(現・庄原市)で、翌年4月には地元の自治体(広島県比婆郡西城町役場)に類人猿相談係が創設されたという。
しかし、その後、1974年10月に目撃されたのを最後に消息が途絶え、1975年3月には類人猿相談係も廃止、同時に、自治体による「ヒバゴン騒動終息宣言」が出されたそうだ。
ヒバゴンの特徴は、二足歩行の類人猿型、身長1.5mほどで、小柄な大人くらい。
ずんぐりむっくりした体型で、黒もしくは濃い茶色の毛で全身が覆われている。
頭は逆三角形、目はギョロ目で大きくつりあがり、歩く際に、鳴き声と思われる音を発するコトがある・・と、その目撃情報は、なかなか具体的。
目撃されたのは同一個体らしく、片足を引きずっていた・・という目撃証言も一致する。
ニホンザルかツキノワグマの見間違いではないか?・・とも言われているが、これほど大きなサルはいないし、地元の人間によると、クマはもっと山奥に棲み、ヒバゴンが目撃された地点にクマの餌はないという・・。
しかし、最近は森林伐採や異常気象で山も餌がなくなり、人里に降りてきたクマやサルの騒動をニュースでよく耳にする。
昨日も広島市中区にイノシシが出た・・というニュースがあって驚いたものだが・・。
まあ、動物も妖怪も、棲みにくい時代になった・・とゆーコトだろう。
ヒバゴン騒動をモチーフにした重松清の小説『いとしのヒナゴン』は、2005年に「ヒナゴン」として映画化された。
主題歌はユニコーンの「すばらしい日々」というご当地映画だ。
最近の”ゆるキャラ”ブームにのってか、庄原市のマスコットキャラクターとして、現在もヒバゴンは愛され続けている。
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