今日、奥さんの弟―つまり、自分の義理の弟の結婚式があった。
不思議なものだが、たとえクリスチャンじゃなくても、結婚する2人は、必ず神様の前に永遠の愛を誓う。
それは、神式でも同じである。
そこには本当に犯しがたい、一種、神々しいまでの神聖な雰囲気がある。
「いやー、単なる形式だけでしょ?」
「かったりー・・」
・・なんて思いで、その場に臨む新郎・新婦は、まず、いないだろう。
これ以上ない、神妙な、嘘偽りない思いで、永遠を誓い合う。
しかし、いつしか、現実や日々の生活の中で、その思いを誰しも忘れてしまう・・。
―でなければ、浮気や離婚に至るはずがない。
2人が永遠の愛を約束した神様が、どっかにいってしまって、目の前の相手しか見えなくなってしまうコトが、問題なのだろう・・。
結婚式の時だけ引っ張り出された神様にとっては、いい迷惑ってもんである・・。
病める時も、健やかなる時も、貧しい時も、富める時も・・その時の思いを忘れずに、しあわせな家庭を築く努力をし続けるコトこそが、本当の”愛”なのだろう。
そうするコトで、赤の他人だった2人は”夫婦”になっていき、やがて本物の”家族”になっていく・・。
でも、この2人なら、きっと大丈夫・・と思わせてくれる、いい式だった。
弟くんの最後の挨拶は、本当に感動した。
なんにしろ、結婚おめでとー!
いつまでも、末永~く、おしあわせに・・。