観るも八卦のバトルロイヤル

映画・ドラマを独断と偏見(?)で、
斬って斬って斬りまくる。
※無断転載は一切禁止。

「花のあと」。後味のいい仇討ち映画

2011年01月30日 | 映画・ドラマ
 藤沢周平原作、「たそがれ清兵衛」、「隠し剣 鬼の爪」、「蝉しぐれ」、「武士の一分」、「山桜」に続く映画可。ドラマでは、「花の誇り」など。このシリーズ、事件は陰惨だが、前向きに終わるのがが特徴だが、中でも「花のあと」は後味すっきり。
 ヒロインの以登(北川景子)の許嫁・片桐才助(甲本雅裕)がいい。それと以登の女心を如実に表している。冴えない大食漢の親の決めた許嫁、好きにはなれないながらも逆らえず、そんな中、江口孫四郎(宮尾俊太郎)にほのかに恋心を抱く、しかし、孫四郎はほかの家に婿養子に入り、その妻の不貞を知り心中穏やかでない。
 そんなある日、孫四郎は妻の不貞相手・藤井勘解由(市川亀治郎)の炸薬で失態を犯し、切腹して果てる。以登は真相解明のため、才助に協力を依頼する。ここからの才助への気持ちの変化が良く現れている。また、端から見て、「なんて素晴らしい男性だろう」と器量の大きさを感じさせる才助。次第に才助の人柄を認める以登。
 勘解由との太刀のシーンは、やはり、まだまだ。和えの巧さとカメラワークで何とか形にはなっているが、これはちょぅとねぇなのだが、まあ、まともに太刀が出来る女優さんなんかいないだろうかこれは良しとしよう。
 北川景子。この人、なんか悪そうで好きじゃないのだけれど、かなり綺麗。で、日本髪もよく似合う。時代劇の扮装をすると、上品に見えるのは瀬戸朝香同様。お目めでかでかのべったり可愛い子ちゃんじゃなくて、すっきり系美人は、時代劇がいい。そしてなぜか、歌舞伎役者を敵役に抜擢するのはなぜ?
 「必死剣 鳥刺し」、「小川の辺」が観たい!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。