観るも八卦のバトルロイヤル

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「裸の大将~富士山にニセモノが現れたので~」ほろ苦くそして楽しい娯楽ドラマの決定版

2008年10月20日 | 映画・ドラマ
 塚地武雅が山下清を演じることになっての3作目は、富士山を背景に山梨県でブドウ園を営む家族たちとのふれあい、ニセ清を仕立てて詐欺を企むグループの出現、武田の埋蔵金探しなどの珍騒動。
 清は、ブドウ園を営む仲田春子(岸本加世子)、蝶子(山本ひかる)母子と知り合う。春子の夫、吾一(竹中直人)は多額の借金を残して放浪中。
 そんな時、町にニセ清(木村祐一)で一儲けたくらむ詐欺グループが、町をあげての「山下清まつり」を開くことに。そのまつりに、大好きなおむすびの大食い大会があることを知って清も参加するが…。
 とにかくコメディタッチで、笑いの中にドラマは進む。そそてほろりの人情も。
 岸本加世子、竹中直人、三浦浩一、木村祐一、石橋蓮司、生瀬勝久、水川あさみ、森本レオ、津川雅彦ら、脇を固める役者も面白い。これだけの顔ぶれで、楽しくない筈が無い。
 塚地武雅もすっかり清役者になってきた。特に、首を前に出した、立ち姿は芦屋雁之助そのもの。のどかで楽しく、かつ元気になれる。ダ・カーポの歌う主題歌に敢てこだわっているあたりが、またほのぼのとしている。

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