観るも八卦のバトルロイヤル

映画・ドラマを独断と偏見(?)で、
斬って斬って斬りまくる。
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「天知人」ラストワンになって。

2009年11月16日 | 映画・ドラマ
 いよいよ来週で最終回。「アッ」と言う間の1年だった。加藤清史郎君の可愛さが昨日のことのようだ。この加藤清史郎君、人気に応えて、後半も直江兼続(妻夫木聡)の息子役で出演してたけど、やはり与六の可愛さには及ばなかった。
 さてさて、直江兼続、そうとうの知将で人間も立派で、しかも当時182cmくらいの身長があったとされる、偉丈夫。正に非の打ち所の無い人物だったらしい。が、1年間の主役は厳しかった(ようだ)。
 これまで、彼が描かれなかったのは、「直江状」くらいしか史上に無かったからで、それをここまで良く掘り下げたとは思うが、今回の、大阪夏の陣はいただけない。
 「大河ドラマ」とは言え、飽くまでもフィクションだからそれでいのかも知れないが、ここまで史実を変えてまで主役を美化する必要があっただろうか?
 なんで、千姫を救出したのが直江兼続なんだー。あまりのことに唖然とした。しかも真田幸村からの知らせで…。「ありえねー」。
 上杉景勝の奥方・菊姫が景勝に側室を勧めたり、結核で死んだりは目をつむろう(景勝が側室を作り子どもが出来たことを憂いて自害)。
 「新選組」では、「近藤勇と維新の志士たちに交友関係があった訳が無い」とバッシングされたり、また、近藤勇を美化するために、近藤の行った悪い部分はドラマの内では土方歳三が受け持ったりもしていた。
 「黄金の日々」だってそうだ。石川五右衛門と豊臣秀吉が幼なじみなんだから。
 ある程度はドラマ性を考えて仕方なしとしても、千姫救出だけは…。こうでもしなければ、上杉軍が大坂の陣に絡んだって話しが作れなかったのかも知れないけれど。もはや話しも終盤、今更戦闘シーンで持たせる気も無かっただろうし。
 さて、最終回は、どのように話しをまとめてくるのか? 予告編では、隠居するらしいが、本当は、船さんは、兼続死後、後継者が無いため(息子も21歳で早生)、「高禄の直江家の知行を返上することで少しでも上杉家の財政を助けるため」録を返上するといった立派な裁断を下すんだよね。
 

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