観るも八卦のバトルロイヤル

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「審理 裁判員制度広報映画」。裁判員制度は我が国には不適格さ

2010年06月12日 | 映画・ドラマ
 裁判員導入に向けて、一般の市民が、裁判員候補者の通知を受け、殺人事件の裁判員裁判で判決を評議し、裁判が終了するまでの過程を、ドラマ風に描き、制度の理解を深めてもらうために制作された映画。
 主演尾の酒井法子を始め、星野真里、斉木しげる、岡本麗、相島一之、宮川一朗太などの顔ぶれ。
  家族3人で平穏な生活を送る主婦の奈緒子(酒井法子)は、東京都内の駅の構内でナイフによる刺殺事件の裁判員として参加することになった。
 奈緒子を通して、裁判上の主要争点、殺人を犯した被告人側に正当防衛がか否かなど裁判のしくみや、裁判員の行うべき事、心構えなどを示す、通達映画とでも言おうか。
 この作品を見て思い出したが、「私、裁判員に選ばれちゃったらどうしよー」と言っていたある女性の事。
 それまでは何も考えていなかったのだが、彼女は所謂、女同士でつるむ事が大好き。1人ではどこにも行けない、何もできない、しようともしない。発言は「私たち」で決して「私は」では無い。また、その場その場で自分の身の安全を考えているあまり、日によって言ってる事が全く違って来る。大勢の意見や、力のある人の意見、仲の良い人の意見に左右されるのだ。
 さらには、「○○さんが××って言ってたー」。「○○さんが××したいって」と、人のせいにする。
 とにかく保身主義で「1人にはなりたくない」だそうだから仕方ない。
 だが、我が同輩の日本人にこういうタイプは決して少なくない。むしろ、ほとんどの人がそうではないだろうか。
 沈没して行く船の話しで、中々ボートに乗り込まない日本人には、「みんな乗りました」と言えば、乗り込む。って笑い話にされるほどなのだ。
 そんな国民に公正な判断が出来るとは思えず、また前記の彼女のような人間に審議されるのなんかまっぴらだ。そういう意味では犯罪が減ればいいのだが。
 大体、裁判員制度、ヨーロッパ本国から新大陸への移民が始まった頃、しXTかりとした政治体制も無く、住民が自らの力で団結して生きて行かなくてはならなかった時代の名残だ。法律の専門家が居る現在ににおいて必要なことだろうか?
素人判断の怖さは最強だよ。
 また、欧米人の根底には宗教がある。何が何でも欧米をまねすればいいってもんじゃなくて、まずは国民性を考えるべきなんだけどね。
 と、この映画を観て感じ、怖くなった。もはや出演者は誰でもいい。

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