観るも八卦のバトルロイヤル

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そりゃあ、神様は博打はしないでしょう。「神はサイコロをふらない」

2006年09月19日 | 映画・ドラマ
 10年前に消息を絶った旅客機がこつ然と姿を現し、またこつ然と消えるといったややこしいストーリー。主軸は10年前に恋人と親友がを同時にその航空機で失った主人公の黛ヤス子(小林聡美)のとまどいと、10年前の乗客が抱える問題解決といったところだが、とまどうよね。自分だけキッチリ10年歳取っていたら…。しかも、恋人がいきなり10歳若かったら、鏡を見て悲しくなるかも知れないね。
 しかし、この飛行機に乗っていた人ったらそろいもそろって訳あり。
 賢いんだか狂っているんだかの紙一重の教授、大杉漣がいい味出してました。小林聡美との掛け合いが凄くいい。
 自分が死んでるんだか生きてるんだか分からないのに、なぜか能天気な山本太郎(恋人)とともさかりえ(親友)が重くなりがちな話しをコメディタッチに仕上げて、ロマンさえ感じさせてくれた。
 遺族会会長の尾見としのり。小林聡美とのコンビは「転校生」。転校生も年を取りましたね。
 個人的にはこういう話し、好きです。
 でもタイトルの「神はサイコロをふらない」の意味が最後まで分からなかったのだけれど、どなたか教えてくださいな。