記念すべき中国映画第一作目は「鬼が来た!」。
「いいの?」。「中国でこれあり?」の、なんとセックスシーンからの始まり。そして女性が素っ裸ときた。
中華人民共和国のキャパシティに耐えられるのだろうか?
第2次世界大戦が終結に向かっていた1945年の旧正月直前華北の寒村、掛甲台(コアチアタイ)村。深夜、「私」と名乗る男がやって来て、マー・ターサン(姜鴻波)に拳銃を突きつけ、麻袋を2つ押しつける。まずここで、姜鴻波が主役だなんて知らなかったものだから、「この男殺されっちゃうよー」とはらはらどきどき。帰りそうで帰らない「私」にちょっといらつく。姜鴻波も「芙蓉鎮」の時はいい男だったけど、歳取ったもんだ。
麻袋の1つには日本兵・花屋小三郎(香川照之)が、もう1つには通訳の中国人・トン・ハンチェン(ユエン・ティン)が入れられていた。「私」は、それを晦日まで預かるよう脅し、供述書も取れと命じて去っていく。
なんで麻袋なのか、なんでこやつら捕まったのか、なんでこんな寒村に預けるのか、なんで晦日なのか? 最後まで分からなかった難解な映画。
ただ、香川照之の放送コードスレスレのよだれたらしまくりの迫真の演技と、寒村の貧乏くささと、そこのおやじたちの小汚さ、日本軍の嫌らしさ(小ずるいという意味)とかは、味わいたくもない臨場感でいっぱいだった。しかし、中国映画に出演しながらほとんどの衣装は麻袋でいいのかテリー香川。
軍隊でのいじめとか、日本人のからいばり、村人虐殺シーンははっきり言って一番嫌いな部類。戦争ものは好きなのだが、軍隊ものは苦手なのだ。
助命のために村人と話し合い、ついつい前に出て行き、「戻れ」と言われて一目散に後ずさりする場面とラストの姜鴻波の復讐シーンからの流れで逃げ回る場面は豊臣秀吉の香川照之だった。
米軍役のエキストラだろう白人2人に、常にガム噛ませてたのがおかしかった。これが中国人の描くアメリカ人。
首を斬られる姜鴻波の首筋に這う虫。それをりちぎにつまんで払う香川照之。こういうシーンが姜鴻波監督の見せ場なんだろうなー。しかし、姜鴻波監督、日本軍の軍服の下が褌だったってどうして知ってたのだろうか?
結局、日本人は駄目だということを言いたかったのか…。そう、大海を知らず、小さな島国でいい気になって活きて来たものだから、田舎もん丸出しで、弱い者に強く、強い者には弱くの典型的な犯罪者タイプなのです。我らが同胞は。
花屋の上官、酒塚隊長(澤田謙也)のマッチョすぎる躯、怖すぎる。
「いいの?」。「中国でこれあり?」の、なんとセックスシーンからの始まり。そして女性が素っ裸ときた。
中華人民共和国のキャパシティに耐えられるのだろうか?
第2次世界大戦が終結に向かっていた1945年の旧正月直前華北の寒村、掛甲台(コアチアタイ)村。深夜、「私」と名乗る男がやって来て、マー・ターサン(姜鴻波)に拳銃を突きつけ、麻袋を2つ押しつける。まずここで、姜鴻波が主役だなんて知らなかったものだから、「この男殺されっちゃうよー」とはらはらどきどき。帰りそうで帰らない「私」にちょっといらつく。姜鴻波も「芙蓉鎮」の時はいい男だったけど、歳取ったもんだ。
麻袋の1つには日本兵・花屋小三郎(香川照之)が、もう1つには通訳の中国人・トン・ハンチェン(ユエン・ティン)が入れられていた。「私」は、それを晦日まで預かるよう脅し、供述書も取れと命じて去っていく。
なんで麻袋なのか、なんでこやつら捕まったのか、なんでこんな寒村に預けるのか、なんで晦日なのか? 最後まで分からなかった難解な映画。
ただ、香川照之の放送コードスレスレのよだれたらしまくりの迫真の演技と、寒村の貧乏くささと、そこのおやじたちの小汚さ、日本軍の嫌らしさ(小ずるいという意味)とかは、味わいたくもない臨場感でいっぱいだった。しかし、中国映画に出演しながらほとんどの衣装は麻袋でいいのかテリー香川。
軍隊でのいじめとか、日本人のからいばり、村人虐殺シーンははっきり言って一番嫌いな部類。戦争ものは好きなのだが、軍隊ものは苦手なのだ。
助命のために村人と話し合い、ついつい前に出て行き、「戻れ」と言われて一目散に後ずさりする場面とラストの姜鴻波の復讐シーンからの流れで逃げ回る場面は豊臣秀吉の香川照之だった。
米軍役のエキストラだろう白人2人に、常にガム噛ませてたのがおかしかった。これが中国人の描くアメリカ人。
首を斬られる姜鴻波の首筋に這う虫。それをりちぎにつまんで払う香川照之。こういうシーンが姜鴻波監督の見せ場なんだろうなー。しかし、姜鴻波監督、日本軍の軍服の下が褌だったってどうして知ってたのだろうか?
結局、日本人は駄目だということを言いたかったのか…。そう、大海を知らず、小さな島国でいい気になって活きて来たものだから、田舎もん丸出しで、弱い者に強く、強い者には弱くの典型的な犯罪者タイプなのです。我らが同胞は。
花屋の上官、酒塚隊長(澤田謙也)のマッチョすぎる躯、怖すぎる。