かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

伊予の麦味噌

2009-04-24 13:32:53 | 食材・食事
私の朝食は、ご飯に味噌汁が基本です。 
たまーに、パン食のこともありますが、それはあくまで たまーにです。
奥さんは朝はパン食です。パンが好きなようで、自分でもせっせとパンを作っています。

そして、愛媛で味噌と言えば、麦味噌です。 
全国的には米味噌が主流なのでしょうが。
愛媛の麦味噌は、塩分控えめで、やや甘く、麦の粒が少し残り、風味があります。


この味噌が我家で愛食しておる麦味噌です。
もともとは愛媛県人でなかった奥さんもこの味噌を気に入っております。
もちろん私も大好きです。
以前は、私の母がそうであったように、地区のどの家庭でも母親が毎年麦味噌を作っていましたが、現在はそういう家庭は非常に少なくなったのだろうと思われます。

この麦味噌は、味噌汁はもちろんのこと、いろんな料理を引き立てます。
たとえば「さつま汁」。 
アジやタチウオなどの魚を焼いて、白身をほぐし、それをすり鉢で麦味噌とすり合わせるという、簡単な工程で出来上がります。
 


 その際、すり鉢に入れた麦味噌を一度じんわり焦げ目をつけておくと、いい香りがします。
なお、身をほぐし取って残った骨は煮汁にして、これをすり合わせた白身+麦味噌にドボドボッと注いで、細切りこんにゃくなどを加えれば出来上がりです。
魚の身から小骨を取り除くのは少し手間がかかりますが、簡単ながら、素朴で風味豊かな、
究極の“ねこまんま”です。 
みかんの皮をみじん切りにして薬味にすれば、いっそう愛媛の香りが増します。
みなさんも、食欲の落ちる夏場などに、如何でしょうか?

 さつま汁の作り方は  こちら 「さつま汁」(2007年12月22日)

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