かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

僕の心細道(56:ネパール再び編-第十五章)

2009-04-04 11:22:06 | 旅行
サボっていたアンナプルナ・トレッキングの続きをUPです。 
前回記事は  こちら 「僕の心細道(55:ネパール再び編-第十四章)」(2009年3月7日)

-ネパール9日目のつづき-
6日間かけてたどり着いたアンナプルナ・ベースキャンプ(内院)。
でも、予定変更で1日早く帰路につくことになりました。
本当にいい天気だし、絶景だし、名残惜しいです。
午前9時ベースキャンプを後にします。

「さようなら! アンナプルナ・サウス」 

【相棒とガイドのランバートルさん.背景はアンナプルナ・サウス】


さようならアンナプルナⅠ峰

しだいに下っていくと周りの山々もすこしずつ違って見えてきます。


【左の尖った山がガンダルバ・チュリ(6,248m)】


【ガンダルバ・チュリをズームイン.ヒマラヤヒダがよく見えます】

アンナプルナ・サウスもⅠ峰もだんだん遠ざかっていきます。


とうとうほとんどが隠れて、上の方がちょこっと見えるだけになりました。

 
U字谷のような深い渓谷を歩いて下ります。

 
右手は高~い大絶壁で、いくつか滝が出来ています。 


昼食はバガールのロッジ裏で摂ることになりました(11:40頃着)。
本日の昼食メニューは、チャパティ、ジャガイモ油炒め、いわし缶詰です。
食事を始めた頃に、2組の日本人親子連れが上がってきました。
子供の頃に、こんな素晴らしいトレッキングが経験できるとは、羨ましいです。  
この後のコースは往路では、渓谷沿いのモレーンの上を歩き、橋を2つ渡ったのですが、下りはガイドに内緒でこっそり、
危険だという右岸の絶壁下の道を歩いてみることにしました。 
途中雪の箇所があり、ちと歩きにくかったのですが、なんとかクリアーです。
後ろを振り返ると、絶壁の合間からガスでかすみながらマチャプチャレが見えます。



【雪の上をこわごわ歩きながら相棒が下りてきます。】
 
やっと雪の箇所を下りきったと思ったら、後方からガイドのランバートルさん達がついてきました。 
我々二人の姿を見て、危険だと思い急いで追ってきたとのことでした。
危険な箇所を通り終え、一昨日昼食を摂ったデウラリでしばし休憩となりました。
往路の時と同様、この日も下からガスが上がってきて見通しが悪くなっていきます。
デウラリを後にして、ヒンコ・ケイブへと向かいます。
途中の沢(ガレ場)は、一昨日通った時よりも増水していて、ちと歩きにくいです。
2日間で雪解け水がかなり増えたようです。
再びヒンコ・ケイブで休憩となり、定番のレモンティーを注文です。 
次第に標高を下げているのですが、ちと肌寒くなりました。
そして、周りはガスで全く景色を楽しめなくなりました。

一休みの後、本日の宿泊地ヒマラヤ・ホテルへ向かいます。
いきなり急な石段が続き、ずっと下り坂です。
こうして、3時少し過ぎにヒマラヤ・ホテル到着です。
アンナプルナBCから一日で約1,400mほど下ったのでしょうか。 

到着後、ロッジのテーブルで紅茶を飲みながら休みます。
そのうち、ガスが出てきてちと寒くなったので、テントの中に入って休むことにしました。
とはいえ、今日もビールを飲みます。
山の中で飲むビールは旨いです!

6時過ぎに夕食が運ばれてきました。
ドライカレー、マカロニ(ちと甘すぎた)、ミルク入りスープ(キャベツ含む)です。
トレッキング中は毎夜のことながら、夕食が終わるとやることも、楽しみも何~んもないのです。
横になってウトウトしていると、近くを流れるモディ・コーラが滝のような音を立てて流れているのが聞こえてきます。
その他はひたすら静かです。
9時ころ眠りにつきました。 


【地図:本日のルート】

  ≪つづく≫