かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

ワカメvsヒジキ

2009-04-02 11:17:11 | 食材・食事
先日採ってきたワカメとヒジキ。
ワカメは、何度かやって勝手知ったる処理方法。 
メカブは切り離し、さらに大きなワカメは茎の部分を裂いて2つにしてから湯に入れます。
湯通しすればすぐに褐色からミネラルたっぷり誇示的緑色に変身です。

過去2年は、それを冷凍して生ワカメとして食したのですが、今回は冷凍庫のスペースの問題もあり、半分ほどは天日干し作戦としました。


【ワカメ乾燥中】

徐々に乾燥して硬くなってくると、風にあおられワカメとワカメがぶつかり合い、“カラ カラ”と軽やかな音が鳴りまする。 
オーイ ここまで乾いたぞ!」と。

一方ヒジキは、今までは磯で採ったものをそのまま天日干しして、乾燥後そのまま漁協経由で買い取ってもらっていました。
でも、茹でるのもやってみたい。
自分ちで食べるとなると、やはり茹でて干した方が良いのだろうか?
とはいえ、タイミングよく年配の方に教えてもらうことも出来ず、インターネットで調べてみることにしました。
ネットで見ると、「刈り取ったヒジキを水洗いして、真水で茹でたものを天日乾燥させた干しヒジキと、海水であらいそのまま浜辺などで乾燥させた素干しヒジキがあります」とある。

では茹でる場合、時間はどのくらいだろうか?
ワカメのようにさっと湯通しして緑色に変わればよいのだろうか?
10分20分、いや1時間だろうか?
と思い、再度ネットで見てみると、
えーっ! 
6時間とか10時間とある。
なんということでしょう!

そんなに長時間、「うーん」と思いあきらめかけたのですが、翌日これ幸いやや寒く、朝から石油ストーブをつけて、土鍋でグツグツ茹でました。
一瞬で緑色に変わったと思ったら、次第に茶色~褐色になってきます。
それと同時に煮汁がだんだん、黒褐色になっていきます。 



 ところで、このヒジキの煮汁は、沖縄県で石鹸として使われているらしいです。
ひじきの煮汁は、肌をすべすべにする効果があることから、各家庭で作られ、使われているのだそうです。

さて、鍋の中のヒジキをまぜては、水を継ぎ足しすること8時間。
随分と柔らかくなってきたので、
いよいよ火から下ろして水洗いです。 



当初より随分かさが減ったようです。
そして、翌日天日干ししました。
2日間でこんなになりました。 


【左:磯から採ってきてそのまま干したもの。 右:煮てから干したもの】

カラカラに乾燥すると、こんなに小さく・少なくなってしまいました。
これでは、わざわざ火をおこすのでは燃料代の方が高くつきそうです。
どうなのでしょう? 

「ヒジキを食べると長生きする」のだそうです。
でも、ヒジキには砒素が含まれているようなので、食べすぎは禁物でしょう。
といっても、毎週33グラム(乾燥時の重さ)食べ続けても、人体に影響はない、との報告があるようなので、神経質になることはないでしょう。


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