ベルママのリハビリ日記    

写真付きでリハビリの様子、リハビリ生活の喜怒哀楽、季節の愛する花々と生き物。

ワンステップ上がったのは、ほんとかな。信じていいの。

2016-07-27 19:45:58 | リハビリ生活、胡蝶蘭

  自分の持っている生命力を信じて、油断せずに前を向いて行こうと決めた。信じていれば道が開く、なんて呪文のように言い聞かせながらリハビリを行った。

月曜日は診察でリハビリを休んだので、ストレッチマッサージを予定していたが今日、出来ることになりました。

今迄は先生任せのマッサージでしたが今日は勇気を出して先生に前もって自分の希望を話しました。 「普通のマッサージではなく麻痺がある腕と足を中心に力が付くようにお願いします。」  「はい、申し送りがありましたのでわかっています。」 これで第一関門通過。

マッサージが始まった。いつもの手順と違う。確かに希望通りの様だ。もものコリをほぐす。「この位でどうですか、痛くないですか。」  「はい、大丈夫です。」  ももから始まり、次には足首を十分にほぐす。足裏をそりかえすように痛さの手前までぎゅーと反る。ももを胸に付くまで何回も上げる。

「先生、他で体験した時お尻の筋肉が付いていないから右側に体形が崩れてしまう。これから尻上げをしっかり練習するようにと言われました。」と話したら「特に弱い右側のお尻の筋肉が付いていないようです。  あとで尻上げをどの位上がるか見てみましょう。」

腕のマッサージになりました。指を4本持ち手首をそり返す。肩を回してくれるのはいいが回す度にコキ、コキと音がする。「すぐ音が出ますが気にしなくても大丈夫です。慣れていますから。」 腕の付け根から手の先まで力いっぱいに伸ばした。

肘が曲がったままなのに肘のところを持ちながら曲がった肘を伸ばした。伸びる、伸びる、一直線に伸びた。 「伸びましたよ、ほら、まっすぐでしょう。見てください。真っ直ぐに伸びるではないですか。」  ワー6年が過ぎて初めて伸ばせた私の腕。 痛みがあっても我慢していたら先生が伸ばしてくれた腕。 やってみると出来てしまうことがあるのですね。 もう嬉しくて嬉しくて、曲がったままの腕が真っ直ぐに伸びているなんて信じられない。今日こんなことが起きるなんて信じていなかったのにあっけなく出来てしまうなんて。奇跡は起こるのね。

最後にお尻上げを見てもらった。「大丈夫です、十分上がっています。」

第二関門通過。

伸びることが分かった腕。この感覚を忘れない様にチェストプレス(腕の曲げ伸ばし)に座り腕を伸ばしてみた。  まだ忘れていない。伸ばせる。まだ自然に伸ばしていられないが、伸ばせることが分かっただけでも進歩かな。

 

 

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