ベルママのリハビリ日記    

写真付きでリハビリの様子、リハビリ生活の喜怒哀楽、季節の愛する花々と生き物。

好々爺が豪傑だったなんて

2015-12-02 19:47:19 | リハビリ生活、胡蝶蘭

  身体の不調をウイスキーでと起きてからリハビリに来る前にちょっと一杯ウイスキーで勢いをつけてなんて言っています。彼はリンパ癌から肝臓がんに転移してしばらくすると胃がんに転移がわかりました。医師からは部分切除でも良いと宣告されたがまたどこかへ転移があると痛い思いをしなければならないので全部切除をお願いしました。全部切除したのでそれからはいまだに転移がなくもう抗がん剤治療はしなくてもよくなったとカットバンで眉毛を抑えた顔で話してくれました。  初めて彼を見たとき、うつぶせに倒れて顔を怪我したのかと、「どうなさったの。」お聞きしたら眉毛が長くなって見にくくなって困ったのでこうしてカットバンで抑えているんだ。だいぶ前の元首相の眉毛のようになっているようです。やさしい好々爺の顔になっています。

時々お会いすると昔の頃の話もしてくれます。そうすると私の病気が始まり、それで、それで、ともっぱら聞き役。  そんな中でも一番の驚いた話はバブルに浮かれている頃のこと。麻雀をしようと集まると彼以外の人はバブルの真っただ中。  始まる前に籠に500万ずつ投げ込む。ヒエー、そんな世界があるの。  彼らは金なんかなんてね。麻雀をしている最中にも銀行から電話が入り、どこそこのビルが売りに出ている、そんな金は今は無いよと言うと銀行がいくらでも用立てると言ってそれでは買いにしておくかなんて、彼らはどれだけの金額になっていることはわからなくなっているようだった。  そうこうしているうちにバブル崩壊よ、3人ともとても返せないくらいに膨らみ、3人とも自殺してしまった。浮かれて、はやりに巻き込まれると怖いですね。又彼の体調の良い時に豪傑の話を聞きましょう。

 

 

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