goo

『ギターと出会った日本人たち』が、再版決定しました。

2011年01月26日 14時00分39秒 | 「大正・昭和初期研究」関連



 昨年末に発売されたばかりの私の近著『ギターと出会った日本人たち――近代日本の西洋音楽受容史』(ヤマハミュージックメディア刊)が、1ヵ月足らずで、小部数ですが再版となりました。うれしいことです。
 既に、様々な方がブログやツイッタ―で関心を示してくださったり、お勧めくださったりしていて、いわゆるクラシック音楽評の文章を書いた時とは全く違う広がりに、「さすがはギターだ」と、改めてギターを愛好する人の層の厚さを実感していたところです。
 「まえがき」や「あとがき」にも書いたと思いますが(当ブログにて既報)、明治から大正、昭和初期の、いわゆる黎明期の日本のギターを取り巻く様々な出来事は、未だにまとまった記述の文献がほとんどなく、断片的な記載を総合して一冊にまとめた、ほとんど唯一の書を書きあげたという自負もありましたが、それと同時に、まだまだ足りない、とも思って、反省していた中での出版社担当者からの連絡でした。
 ご購読くださった多くの読者の皆さまからの、励ましのご発言には感謝しております。石を投げなければ波紋は広がりません。いつまでも調査・研究に明け暮れていてはいけないと思い、思い切って本にして仕舞ってよかったとは思っていますが、あの本は、「黎明期の日本のギター界」研究の、最初の一石に過ぎません。ともかく、私は石を投げ、波紋が広がりました。私自身は、あと5年先になるか10年先になるかわかりませんが、再び、このテーマを掘り下げた書を著わしたいと思っています。まだまだ、私の未知の資料があるはずです。日本のギター史研究は、ほんの入り口に立っているだけなのだと思っています。
 情報、ご意見などありましたら、出版元の「ヤマハミュージックメディア出版部、書籍編集チーム気付」で私宛にお送りください。お待ちしています。



goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。