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「ワルソー・コンチェルト」について。そして、そこから派生したさまざまの話題

2014年09月27日 15時14分12秒 | ディスコグラフィ的な話題



 先日、ひょんなことから「ワルソー・コンチェルト」(リチャード・アディンセル作曲、ロイ・ダグラス編曲)が話題になりました。翌日、すぐに、このブログ用に以下の文章をメモ書きしたのですが、いろいろと手の離せない仕事があって、仕上げと写真のUPに手間取ってしまい、本日の公開となりました。
 じつは、私、この妙に思い入れたっぷりのベタな音楽が耳に残ってしまって、いろいろ調べてみたことがあるのです。ですから、目に付いたときには購入するようにもしてきましたが、ビアンカ盤は見落としていました。この曲の録音としては、かなり初期のものだと思います。
 「ワルソー・コンチェルト」は、昔読んだことのある解説(岡俊雄さんだったと記憶しています)によれば、『危険な月光』という日本未公開映画の挿入曲だということです。その映画のビデオというかレーザーディスクというか、あるいはVHD、DVDと、新しいメディアが出てくるたびにチェックしているのですが、私は未だに観たことがありません。したがって、サウンド・トラックの音も耳にしていません。ネット情報では弾いているのはイギリスのピアニスト、ルイス・ケントナーだそうですが、画面クレジットを見ていないので鵜呑みにはできませんし、伴奏のオケと指揮者もわかりません。
 この曲を始めて耳にしたLPはコンサートホールの10インチ盤ですが、誰の演奏だったか、どこかに紛れてしまっていて、思い出せません。アントルモンだったかも知れません。また、私が所有しているCDは、下記の3点です。この映画について、あるいは他の録音について、何か情報がありましたら、お教えください。

●イサドール・グッドマン(ピアノ)
 パトリック・トーマス指揮メルボルン交響楽団
 独DGG 1981年録音 演奏時間:8分03秒
●クリスチーナ・オルティス(ピアノ)
 モーシェ・アツモン指揮ロイヤル・フィルハーモニー
 英DECCA 1984年録音 演奏時間:9分08秒
●ゲオルク・ライデル又はジョージ・ライダー(ピアノ)
 アントン・ナヌート指揮リューブリアナ放送交響楽団
 蘭Selcor(Grand Gala) 1990年頃録音 演奏時間:8分36秒

オルティス盤(冒頭写真)のしなやかな抒情味は、なかなか魅力的です。
その他の盤も、ご参考までに写真を掲出します。



右側のナヌートのものは、CD初期の廉価盤ワゴンセール物で、当時「石丸電気」が直輸入盤として日本語帯を巻いて販売していたものです。原盤ソースは違うはずですが、それは「ナヌート・マニア」にお任せしましょう。
 ちなみに、オルティス盤のカップリング内容がなかなか面白いので、ご紹介します。
 いずれもガーシュインの作品ですが、演奏者が変わっています。
●「キューバ」序曲
 ロリン・マゼール指揮クリーヴランド管弦楽団
●「ラプソディ・イン・ブルー」
●「パリのアメリカ人」
 スタンリー・ブラック指揮とピアノ
 ロンドン・フェスティヴァル管弦楽団
●「《アイ・ガット・リズム》変奏曲」
 ダヴィッド・パークハウス(ピアノ)
 バーナード・ハーマン指揮
 ロンドン・フェスティヴァル・レコーディング・アンサンブル

 マゼールは有名な録音ですが、こんなところで、スタンリー・ブラックやバーナード・ハーマンといった映画音楽畑、ポップス・コンサート系の演奏家のガーシュイン録音が手に入るとは、思ってもいませんでした。ちょっと興味深い演奏です。思わぬ副産物でした。





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またまた、ソンドラ・ピアンカにコメント情報が寄せられました!

2014年09月24日 11時58分17秒 | ディスコグラフィ的な話題
 どうも、こういう話題だと盛り上がるようです。久しぶりに、「瀕死の若様」からも、ソンドラ・ビアンカについてのコメントを戴きました。お馴染みの方です。ありがとうございました。コメント欄から引き出して、以下にも掲出しますので、お読みください。私の返信も添えました。

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コメント・タイトル:
ビアンカのワルシャワ・コンチェルト

送信者:瀕死の若様

2014-09-20 22:33:39

 多分見落としではないと思いますが、ビアンカのディスコグラフィーに以下の2枚が載っていないようです(手元の資料参照)。
1.米LION L70110(mono)1954年発売
Warsaw Concerto & Othrer Concertos for Loversというタイトルで伴奏は
 Robert Asheley and his Symphonic Orchestraです。
2.コンサート・ホール SMS976(STEREO)1963年発売
 リスト/ハンガリー幻想曲(カール・バンベルガー/ハンブルグ北ドイツ響)

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情報、ありがとうございます。 (竹内貴久雄)

2014-09-24 11:55:34

「瀕死の若様」というペンネームの方、久しぶりのコメントですね。ありがとうございます。
 ご指摘の2点のLP、どちらも知りませんでした。ビアンカが「ワルソー・コンチェルト」を録音しているのでしょうか? それとも、アルバム・タイトルに使われているだけで、ビアンカは「その他の協奏曲」なのでしょうか? あるいは、協奏曲の聴きどころを集めたものでしょうか? ちょっと怪しいタイトルですね。いずれにしても、ロバート・アシュレー(と発音するのでしょうか?)という指揮者との共演盤は初耳です。
 リストの曲は、ビアンカにとって得意曲、あるいは、話題曲なのかも知れませんね。マルティノン盤に次いで、二度目の録音ということになりますね。かなり、曲調に合っている感じの演奏でしたから、これも期待できますが、伴奏のレベルがどうでしょう。チャイコフスキーの協奏曲では、まあまあでしたけど。
 いずれにしても、ある意味では粗い弾き方をするビアンカの持ち味に合った曲だと思いますので、しばらく「探求盤」ということになりますね。



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ソンドラ・ビアンカのディスコグラフィについて、久しぶりにコメントをいただきました。

2014年09月18日 13時16分14秒 | ディスコグラフィ的な話題

 当ブログの「ソンドラ・ビアンカ/ディスコグラフィ」に、鈴木さんという方から以下のコメントが寄せられました。私がそれに続けて入れたご返事のコメントが、その次にあるものです。コメント欄にまで辿り着かない方のために、ブログ本文にも掲載します。
 ビアンカは、データ情報の少ないアーテイストのひとりです。私の中間報告的なリストに漏れているものをご存知の方からの情報を、お待ちしています。
 私の作成したディスコグラフィは、ブログ内検索で「ソンドラ・ビアンカ」と入れるか、あるいは、以下二つのコメントのどちらかをコメント一覧からクリックすれば、現われます。


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コメント・タイトル:ビアンカさん
投稿者 (鈴木)

2014-09-17 20:38:11

はじめまして。ソンドラ・ビアンカさんの音源はピアノソロで三曲だけ所有してます。キングレコードから出たオムニバスのCDに収録されてました。
とても熱のある演奏で、オリジナルのLPを探してるけど見付からず。。他の演奏も聴いてみたいです。録音はモノラルなのか音がノイズだらけだけどそれが味があっていいなって思ってます。

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コメント・タイトル:鈴木さんへ
投稿者 (竹内貴久雄)

2014-09-18 13:14:42

コメント、拝見しました。キングレコードの「オムニバス」とは、どんなものでしょうか。私は、「母と子の~」とか「マタニティ・クラシック~」とかいったタイトルのものを、見かけたことがあって、LP、CDともいくつか所有していますが、キングレコードだったか? 今、すぐに出せないところにしまいこんでしまったので確認できませんが、ちょっと意外です。でも、CD初期には、さまざまなヨーロッパ音源が出回っていましたから、あり得ることではあります。少なくとも、MGMレコード時代のモノラル音源を、オムニバスCDに収録するというのは考えにくいので、たぶん、テイチクやコロムビアでLPレコードとして出ていたステレオ初期のマイナーレーベル音源だろうと思います。曲目や、オムニバスアルバムのタイトルが知りたいです。
演奏について、鈴木さんが「とても熱のある演奏」と書いていらっしゃるのは、その通りだろうなぁと、うれしく読みました。まさに、それが、ソンドラ・ビアンカの大きな特徴でしたから。
 「協奏曲」録音が多かったのも、うなづけます。大オーケストラを向こうに回して、一歩も引かずに弾いていますね。だからこそ、ブルーノ・ワルターが、「小さなからだいっぱいに、大きな音楽を持ったピアニスト」と評したのでしょうね。







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「唱歌・童謡100の真実」増補・改定版の準備に取り掛かりました。

2014年09月17日 15時35分44秒 | 「大正・昭和初期研究」関連


 「誕生秘話・謎解き伝説を追う」というサブタイトルを付して、2009年10月にヤマハミュージックメディアから刊行された『唱歌・童謡100の真実』は、多くの読者の関心を呼んで、おかげさまで再版も売り切れてしまいました。三版として増刷してくださるものとばかり思っていましたが、先日、編集の担当者から、増補・新版で出しませんかといううれしい打診がありました。私自身も、あの本は、「それなりにまとまっている完成されたもの」という自負と共に、もう少し別の角度から、もう一度捉え返してみたいという気持ちもありましたから、即座に承諾のお答えをしました。
 昨今の出版を取り巻く情勢には、相当に厳しいものがありますが、そのようななかで決定をしてくださったヤマハミュージックメディアの皆さんには、感謝しています。
 『唱歌・童謡100の真実』という書は、このブログにも以前掲載した同書の「あとがき」にあるとおり、私としては昭和30年代に小学校に通っていた私と同世代人の記憶や音楽体験を強く意識した語り口で執筆したつもりでしたが、編集担当者の話では、30代や40代からの読者ハガキの戻りが、ほかの同社の「唱歌・童謡」をテーマにした本よりも目立つそうです。
 それは、言ってみれば、私の息子の世代、すなわち、「団塊ジュニア」世代なのですね。これは、うれしい誤算です。
 ――というわけで、今回の増補に際しては、かねてから、このところの他の著作で深めている大正・昭和初期の文化史からの視点に加え、私の子育て時代の歌、たとえば、「犬のおまわりさん」「さっちゃん」など、テレビという新しいメデイアから生まれた歌などにも言及できたら……と、思っています。
 いつまでも「絶版・品切れ」状態で多くの方にご迷惑をかけ続けるわけにはいかないので、年内には発行の目処を付けたいと思って、構想を練り始め、執筆の準備を始めました。もちろん、初版発行後に判明した新事実なども踏まえて、既出の全100曲の記述も見直すつもりです。これまでも、全国の多くの読者の方々から、さまざまな情報を戴きましたが、何か、お気づきの点がありましたら、このブログへのコメント投稿で構いませんので、ご連絡ください。
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