何気ない風景とひとり言

寺社&石仏巡り、小さな旅、散策...ふと目に留まった何気ない風景...切り取って大切な想い出に!

西宮神社-(4) (西宮)

2024年04月06日 | 寺社巡り-兵庫

【兵庫・西宮市】太平洋戦争が終わる昭和二十年(1945)、連合国軍の都市無差別空襲で本殿等を焼失した(赤門は残る)。 同三十六年(1961)、桧皮葺から銅板葺に変わった他はほぼ元通りに復興された。 本殿は三連春日造と云う珍しい構造をしている。 西宮神社は「十日戎」での福男選びというイベントが有名で、毎年、TVニュースで紹介されている。

★拝殿の南側に広がる中世造営の神池の庭園に。 拝殿の真正面の池の端に石造りの太鼓橋が架かっている。 瑞寶橋という青銅製の擬宝珠欄干を備えた趣のある橋だが、神様だけが渡る橋だからか柵に注連縄が張られていて通行止めだ。
太鼓橋と並行に架けられた緩く湾曲した反橋を渡って中島へ。 石組護岸の神池に浮かぶ中島は3つの島からなり、ほぼ平らな石橋で繋がっている。 拝殿側の島には古い境内社の宇賀魂神社が鎮座し、石組の築山の上に伊勢鳥居が東面で建つ伊勢神宮遥拝所がある。

△社殿の南側に広がる庭園....南北朝時代~室町時代の造営で、神池を中心に中央に石組による築山を配した庭(「蓬莱山水式庭園」という)....石組護岸の神池に浮かぶ中島は3つの島からなる

△拝殿の真正面の神池に架かる瑞寶橋....明治四十年(1907)に奉納された石造り太鼓橋で擬宝珠欄干は青銅製

△瑞寶橋と並行に架けられた石造り反橋(通行可)

△中島から見た瑞寶橋....ちょうど拝殿の真正面に架かっている

△反橋を渡った直ぐの中島(北側の大きな島)に鎮座する宇賀魂神社

△流造銅板葺の宇賀魂神社....祭神・宇賀御魂命を祀る....文明年間(1469~1487)以前からこの地に祀られていた古い境内社

△神楽所の西側に広がる神池の「神池石垣寄進碑」....元禄九年(1696)に寄進された神池の石垣を記念した石碑で、長らく池畔に散在していた

△中島と神楽所の間に架かる反り橋

△宇賀魂神社の向かいに設けられた伊勢神宮遥拝所....石組みの築山の上に周囲を石で囲み、伊勢鳥居が東面で建つ

★遥かな伊勢神宮に向かって参拝した後、3つに分かれていて平らな石橋で繋がっている石組護岸の中島を時計回りに進む。 石組み築山の石の間から流れ落ちる段落の滝があるが、小さ過ぎて見落としそうだ。 鯉が優雅に泳いでいる3つの島の真ん中は、まるで池の中にもう一つの池があるようだ。 神池西側の境内にある「おかめ茶屋」に近い島には、江戸時代には弁才天として祀られていた市杵島神社が鎮座している。 西宮神社を参拝したのは4月20日だったが、偶然にも「旬祭」という祭典を拝観することができた。 厳かに行われている神事を拝殿からしばし眺め、これはゑびす様からのご利益の一つなのかなと思いながら表大門に向かった。

△伊勢神宮遥拝所の伊勢鳥居から眺めた庭園....奥の木々の中に見える寄棟造りの建物は六英堂

△伊勢神宮遥拝所の石組みの築山から流れ落ちる小さな段落の滝....松の木の奥の建物は社殿

△中島の松の古木と植栽の中に佇む雪見燈籠

△中島の南側から眺めた庭園....神池の東側に建つ建物は神楽所

△石垣で囲まれた3つの島の中島は石橋で繋がっていて、池の中に池がある景色

△中島の「おかめ茶屋」への反橋の近くに鎮座する市杵島神社

△流造銅板葺の市杵島神社...祭神・市杵島神を祀る....江戸時代には弁才天として祀られていた

△神池の西側の境内にある「おかめ茶屋」....神池に架かる反橋(反橋は中島に3つある)を渡った直ぐの所

△神明造屋根で吹き放しの祓所....大棟に内削ぎの千木と4本の堅魚木が乗る

△偶然にも4月20日の訪問だったので、「旬祭」の祭典(午前十時)に出くわした

△祭典が始まる十時前には多くの参詣者が拝殿に居並ぶ

△最初は神酒を供えるようだ

.△野菜を供える....すでに魚が供えられている

△リンゴだろうか果物を供える

△玉手箱のようなこれは何かな?




















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