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何気ない風景とひとり言

寺社&石仏巡り、小さな旅、散策...ふと目に留まった何気ない風景...切り取って大切な想い出に!

斑鳩寺-(3) (太子)

2025年03月11日 | 寺社巡り-兵庫

【兵庫・揖保郡・太子町】その後、楽々山円勝寺の円光院昌仙が中興し、龍野城主の赤松下野守政秀らの寄進を得て講堂、三重塔、太子御堂(聖徳殿)、仁王門などの堂宇が復興され、現在に至っている。 斑鳩寺は太子創建後の一千余年間は奈良法隆寺の別院だったが、復興を機に法隆寺の別院を脱し、聖徳宗から天台宗に改宗された。 豊臣秀吉から300石が寄進され、江戸時代には歴代将軍の御朱印地となった。

◆講堂手前の西側に建つ、聖徳太子の愛馬「黒駒」を鎮座する旧太子堂の聖徳殿前殿に。 一見するとひとまわり小さい講堂のような造りに見えるが、脇間に禅宗様の花頭窓が設えられていて講堂とは違う味わいがある。 殿内は奥行の前一間が外陣で内陣とは腰高格子戸で仕切られていて、講堂と同じご本尊は拝観できず。 聖徳殿のご本尊は聖徳太子十六歳孝養像だが、奥殿と呼ばれる後殿に安置されているのかな。 聖徳殿は、江戸期建立の前殿と、大正期建立の中殿及び後殿が一体に構成されたかなり特異な形の建物。 特に後殿は法隆寺の夢殿を模したとされ、三重に見える裳階付八角二重円堂だ。

△境内の西側に建つ聖徳院....前殿・中殿・後殿で構成され、前殿は江戸期(再建)で、中殿と後堂は大正期の建立....近世(江戸時代)には太子殿と呼ばれていた

△聖徳院の左前の基壇上に鎮座する合掌する聖徳太子御二歳尊像

△入母屋造本瓦葺の聖徳院(前殿)....天文二十年(1551)の再建で、聖徳太子十六歳孝養像を安置....堂前左右に鎮座する馬像は太子の愛馬「黒駒」

△正面五間で中央間三間は両折両開の桟唐戸で講堂と同じ....桟唐戸上部に2つの格狭間を配した連子の意匠

△外陣と内陣は中三間の格子窓と両側に引き違いの格子戸で仕切られている

△中央間三間に上部に格狭間を配した両折両開の桟唐戸、両脇間に花頭窓....母屋と向拝柱を繋ぐ海老虹梁がない

△周囲に切目縁を巡らすが、正面の縁のみに擬宝珠高欄を設けている

△軒廻りは二軒繁垂木、組物は木鼻付き出組で中備は脚間に彫刻を施した本蟇股、軒支輪がある

△奥行の前一間が外陣で、両側の壁に花頭窓を設えている....内陣とは格子戸で仕切られている

△聖徳殿前殿の南側の小さな入母屋屋根の御堂は護摩堂か?....三方にそれぞれ2つの花頭窓、羽目板の腰壁にクロスに吹き寄せ連子を設えている

△聖徳院殿中殿 ....大正五年(1916)の建立

△南側の築地塀に2つの門があり奥が仁王門....境内掲示の伽藍配置図は「徳川初期の境内図」で、手前の門(聖徳殿後殿の位置)はない

△南側の築地塀に設けられた門を通して眺めた明治~大正にかけて増築された聖徳殿の中殿と後殿

△聖徳殿はかなり特異な形の建物で、入母屋造の前殿、両下造の中殿そして八角円堂の後殿(奥殿)が東西に連なる

△後殿は三重に見える裳階付八角二重円堂....法隆寺の夢殿を模した建物とされる

◆講堂の西側の境内に、瑞垣に囲まれた天神社、経蔵(と思う)そして聖宝殿が建つ。 経蔵は瓦葺の”置き屋根”を乗せた造りで、豪農の古民家でよく見られる土蔵だ。 朱塗りの聖宝殿は、外壁が下見板張り風のデザインで窓が無い。 境内の北東に鎮座する聖霊権現社に向かう。 聖霊権現社は、石造瑞垣に囲まれた本殿に聖徳太子像が祀られている。 拝殿の前に姿勢のよい狛犬が鎮座し、少し離れて「下宮 稗田神社御旅所」と彫られた石柱が建つ。 稗田神社は法隆寺領鵤荘の総鎮守社で、稗田阿礼を祀っている。 凛々しい姿の狛犬だが、左の吽形像の頭上に小さな角があるように見えるが....気のせいか。

△講堂の西側....講堂から聖徳殿前殿に繋がる渡り廊下、左手の小さな建物は天神社

△入母屋造銅板葺で三間社の天神社....天保六年(1835)の再建

△正面三間はいずれも桟唐戸、側面一間で横羽目板....正面のみに切目縁

△軒廻りは二軒繁垂木、柱上に木鼻付き出組が乗り軒支輪がある

△講堂に向かって西側に建つ土蔵造りの経蔵(と思う)....最近の建築のようだ

△切妻造りで瓦葺きの置き屋根を乗せた造り.....豪農の古民家に見られる土蔵のようだ

△寄棟造銅板葺の聖宝殿(宝物館)....外壁は下見板張り風のデザインで確か窓が無い

△乱積みの基壇の上に鎮座する供養塔....2基の石燈籠と五重石塔そして丸石を積み重ねた六重石塔(でいいのかな?)が建つ

△入母屋造銅板葺でコンクリート造り(と思う)の聖霊権現社拝殿....社頭に一対の狛犬が鎮座 、前右に建つ「下宮 稗田神社御旅所」の石柱...稗田神社は法隆寺領鵤荘の総鎮守社

△社頭に鎮座する長い前足の一対の狛犬....安政四年(1857)の造立....左は頭頂に小さな角があるので雌の吽形狛犬、右は雄の阿形獅子(と思う)

△聖霊権現社は本殿・幣殿(と思う)・拝殿が連なる....瑞垣に囲まれた本殿に稗田阿礼を祀る(現在も旧荘域の氏神)

△入母屋造本瓦葺の聖霊権現社本殿....文政十年(1827)の再建

△白壁の築地塀に囲まれた斑鳩寺庫裡(宝勝院(本坊)旧保性院).... 慶安二年(1649)建立で、門は塔頭旧保性院の表門

△唐破風屋根の玄関がある入り母屋造本瓦葺の庫裡....17もの部屋がある

△本瓦葺築地塀に設けられた東門

△東門(赤門)前の堀に架かる石造り反橋

△「赤門」と呼ばれる東門を通して眺めた袴腰造りの鐘楼












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