ランタノイドlanthanoidはランタン57Laからルテチウム71Luまでの15元素の総称、またアクチノイドactinoidはアクチニウム89Acからローレンシウム103Lrまでの15元素の総称である。oidは「~のようなもの」を表し、「外観」(eidos、エイドス)に由来していて、それぞれランタンのような元素群、アクチニウムのような元素群である。
シーボーグは超ウラン元素の位置づけ(同定)の際に、アクチノイドとランタノイド並列関係を提起した。その関係は命名に強調されている。シーボーグは95番元素をアメリシウムAm、96番元素をキュリウムCmと命名したが、これはランタノイドの63番ユウロピウムEu(1896年発見)と64番ガドリニウムGd(1880年発見)と対応させたものである。大陸名と人名の韻を踏んだのである。
これは縦の関係である。
シーボーグはそれ以前に横の関係で韻を踏んでいた。マクミランが命名した93番Npネプツニウム(1940年)に対して94番をPuプルトニウムと命名した。これは太陽系の惑星名(当時)を踏まえたものだった。
『元素の名前辞典』(江頭和宏著、2017、九州大学出版会)参照
シーボーグは超ウラン元素の位置づけ(同定)の際に、アクチノイドとランタノイド並列関係を提起した。その関係は命名に強調されている。シーボーグは95番元素をアメリシウムAm、96番元素をキュリウムCmと命名したが、これはランタノイドの63番ユウロピウムEu(1896年発見)と64番ガドリニウムGd(1880年発見)と対応させたものである。大陸名と人名の韻を踏んだのである。
これは縦の関係である。
シーボーグはそれ以前に横の関係で韻を踏んでいた。マクミランが命名した93番Npネプツニウム(1940年)に対して94番をPuプルトニウムと命名した。これは太陽系の惑星名(当時)を踏まえたものだった。
『元素の名前辞典』(江頭和宏著、2017、九州大学出版会)参照
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