対話とモノローグ

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半世紀前のマルクス『数学手稿』

2021-03-01 | 微分
マルクス『数学手稿』(菅原仰訳、大月書店)を読んでみようと思ってから、ずいぶんと時間が経っている。最寄りの図書館にあれば借りて読んだのだが、G県図書館にもA県図書館にもなかった。それで昨年12月にアマゾンで古本を買うことになった。

『数学手稿』は1973年に出版されている。この本をG大学のR寮で見かけたことがあったが、そのときはあまり関心がなかった。進学塾で理数を教えるようになってから興味をもつようになったように思う。しばらく前にマルクスがオイラーの『無限解析序説』を読んでいるという情報を見て、がぜん興味がわいてきた。1200円ほどだった(もっと高い値段のもあった)。「良」の評価だったが、届くまで少し心配はした。

届いた本は1973年の2刷。ほぼ半世紀前である。誰にも読まれず、開かれることもなく、50年経った本。

この2か月、細々と読んできた。これからマルクス微分論に関連した記事を投稿していこうと思う。

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