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JR北海道の「単独維持困難線区」への支援

2019年06月05日 | JR北海道 JR北
今朝の新聞報道に寄ると、JR北海道の「単独維持困難線区」8線区維持へ計2億円の支援を行う事について道と市町村の協議が決着した。

以下、朝日新聞デジタルからの引用。 
「JR北海道が「単独では維持困難」とする13線区のうち、宗谷線(名寄―稚内)や釧網線(東釧路―網走)など8線区について、沿線の全40市町村がJR北への財政支援を了承することが決まった。
 富良野市の北猛俊市長は取材に「本来なら国が全額支援をすべきという考えだが、致し方ない」と語った
これで沿線の全40市町村が了承したことになる。2019、20年度の2年間、「JRの利用促進のための設備投資」との名目で、道と自治体が合わせて年2億円を出す。負担割合は、道が1億4千万円、市町村が6千万円。緊急的かつ臨時的な支援」>と位置づけている。沿線自治体は、観光客の誘致や地域住民に鉄道利用を促すなどして8線区の収支改善に取り組むとしているが、さらなる財政支援には消極的だ。宗谷線(名寄―稚内)の関係市町村でつくる「宗谷本線活性化推進協議会」会長の加藤剛士・名寄市長も「路線維持のためには国の抜本的支援が必要だ」と指摘。鉄路存続の責任は国が負うべきだとの立場を強調する。道は引き続き、地方交付税などを活用して地方の負担を軽くする措置を国に求めていくが行方は見通せない。」

JRが求める支援とは桁が一桁違う。現在の北海道の市町村の財政状態からすれば、今回の金額が限界とはいわないものの、国を動かすには不足であるのは間違いない。
とはいえ各首長が求めるように、恒久的な国の支援が無ければ、北海道の鉄道の維持は困難であろう。
「地方創生」と言いながら目立った政策も見えない中、白老に観光施設を建設する資金があるなら、JRへの支援に回した方がよほど道民の理解を得られるだろうに。滝川・富良野間は負担額が500万円程度との報道もあるが、旧産炭地にとっては100万円でも大変な金額だし、昼間はほとんど列車が走っていない現状では負担したくないと言うのが本音だろう。






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