北のとうさんの鉄道旅・アマチュア無線JA8HBO

札幌に住むおやじが北海道を中心に鉄道旅の話題や無線の話題も織り交ぜてぼやきます。アマ無線のコールサインJA8HBO

今年最後のカシオペアとご挨拶(*^。^*)

2016年12月30日 | JR北海道 JR北
秋でいったん終了したカシオペアが2月まで、週に1往復運航されます。
今日も、いつもの場所で回送便を見送りました。
次は1月2日です。天気が良ければ、また撮りたいと思います。


今年も拙いブログをご覧いただきありがとうございました。
 本来なら旅日記を書くために始めたブログでしたが、普通列車の便数減と
フリー切符の販売中止で、内容もJR北海道の経営問題に変わってしまいました。
当分はこんな状態が続くかもしれませんが、来年もお引き立ていただければ幸いです。

では、皆様良いお年をお迎えください。(*^。^*)


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北海道の鉄道の合理化の行方を占う

2016年12月29日 | JR北海道 JR北


(内容とは関係ありませんが、長万部のキハ150、山線に入ります)

年末という事で、今後のJR北海道を考えてみた。

先日、JR北は単独では維持できない路線と共に、バス転換、要するに廃線へ進めていく区間を3区間公表し。さらに日高線も廃止を表明した。

 JR北の営業路線の半分を超える区間について見直しをするという内容を北海道の多くの人が驚きを持って受け取ったのは間違いないだろう。

すでに自ら廃線を決定提案した夕張市は別として、当然のように多くの沿線自治体が反対の声を上げ、交渉にすら応じないとの態度表明をした自治体もあった。
現に、JRが廃線を通告した12月21日の日高本線についての協議会には出席しなかった自治体がある。

日高線については日高町がJR北に対して鵡川・日高門別間の復旧費用の算出を求め、復旧費用を負担する姿勢を示している。
しかし、復旧後の維持費用の負担については明確にしておらず、JR北としてはこのまま廃線にするという態度は翻さないと思われる。

 さて、1月には道が設置したワーキンググループが北海道の鉄道について一定のビジョンを示すことになっている。
この問題について、最近の新聞、地方経済誌に掲載された高橋知事の話をまとめると、現状維持はあり得ないとというのが知事のスタンスのようだ。

知事の考えを簡単にまとめてみた。(推測(*^。^*))
・上下分離は自治体の財政状況からして不可能である。
・JR北は私企業とはいえ、非常に公共性の高い事業であることを自覚して ほしい。
・結論を拙速にだすことなく、自治体と十分な話し合いを持つこと。企業と して、徹底したコストダウンに努めること。
・一定の路線の整理・合理化はやむを得ない。さまざま観点から必要と判断 できる路線だけを存続する。
・以上の手続きを踏んだうえで、国に対して支援を要請する。

最終的には国の支援で一定の路線だけが存続するという事になるだろう。上下分離は現状ではほぼありえない。
JR北が公表した資料に上下分離として例示した若桜鉄道は、条件が異なりすぎるし、厳しい経営状況を見る限りは、良い例示にはならなかった。

また、国(国交省)が石勝線と根室線の復旧費用の負担に関して、東鹿越・上落合間についてはは含めなかったことは、日高線を含めて被災した赤字路線についてはそのままの廃線を容認することを示唆したと受け止めることができる。
また、ある経済誌には国が廃線を要求していると受け取れる記載があった。

現在、メディアから得られる情報と高橋知事の動きからすると、思い切った路線見直しを伴う合理化をするのであれば、国がJR北を支援することを水面下では伝えているものと考えられる。

具体的にどの程度の合理化・廃線になるかは現時点では何とも言えないが、少なくとも、日高線、根室線の富良野・落合間、札沼線の非電化部分、留萌線の4つの区間については廃止、バス転換はほぼ免れないのではないかと思われる。ただし、あくまで私見であることを断っておく。


暗い話なので、以下にSLその他の観光列車の写真を上げておく。これらは富良野線と釧網線だが、観光路線として存続はあり得ると考える。ただし釧網線は一部廃線として半分程度に縮小される可能性が高いと考える。
現在残るのは、SL冬の湿原号だけだ。富良野にはSLは走っていない








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日高線、鵡川以南廃線へ

2016年12月15日 | JR北海道 JR北
今日12月15日朝のの朝日新聞北海道地域面によると、JR北海道は社長記者会見で日高線の鵡川・様似間のバス転換を、21日に地元自治体に通告するとした。

すでに地元自治体は一切の負担を拒否していることと、地元自治体の対応も分かれている現状を思えば致し方ないと考える。

日高自動車道の延伸で鉄道離れが進むのは間違いなく、復旧に100億円近くを投資するのは現実的ではないと思われる。

地元の住民も一部を除いてはあきらめるというより、自動車があるから困らないと考えているようだ。

この先、車離れと高齢化、過疎化が進んだ時、日高地区は町がどんどん消滅していくことになるのかもしれない。
中学校を卒業したら高校進学のために若者はどんどん日高を離れていくことだろう。
鉄道のない、街づくり計画を早急に打ち立てなければならない。


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期待外れのNHK討論番組

2016年12月04日 | JR北海道 JR北

12月2日夜、NHKは北海道地域を対象としたローカル番組でJR北海道の路線見直しに関する番組を放送した。
JR北海道の島田社長、石北線沿線の遠軽町長、北海道大学の吉見副学長、鉄道紀行家?の4名を招いて、視聴者からの投稿を交えながらの生放送だった。

前評判が高く、多くの投稿が紹介されていたが、その中では目新しい意見はなく、島田社長の説明と強気の弁明に終止して終わった。

1時間13分の番組中の内容は全く期待外れ。特に、ビデオでコメントした高橋知事は、相変わらず踏み込んだ意見も語れずにいた。
官僚出身知事の限界か、このままでは見直しの対象となった沿線住民の人心は完全に離れていくことだろう。

 唯一、興味深く観たのは、若桜鉄道の上下分離の実状だった。
同鉄道はJR北海道が上下分離の例として公開した資料に紹介していた路線だ。
若桜鉄道のルポでは経営の困難さが強調され、存続も厳しいという経営者や自治体の担当者の声が印象に残った。
JR北海道がなぜ山桜鉄道を例示したのかはわからないが、これでは逆効果だったろう。
上下分離は国土交通省が進めているらしく、JR北海道も仕方なく選択肢に挙げたとしか思えない。

島田社長ご自身、上下分離はあくまで選択肢の一つにしかすぎず、道民の支援を期待したいだけだと述べたのが印象的だった。
駅の除雪などの維持費用からだけでも援助してほしいと語ったのが、今のJR北海道が置かれた状況を表していた。
要するに「マイレール」という言葉で、「おらが町の鉄道」として利用し、支援してほしいという事なのだ。
廃線を最小限にとどめるのはお金だけではなく、道民の応援する気概が必要だという事だ。







昨日は増毛に多くの鉄道ファンが集まったようだが、普段から、もっと利用すれば廃線にはならなかったのは言うまでもない。夕日がきれいな路線に新鮮な海産物・・・・平素から行ってほしかった。

何度となく閑散としたキハ54で訪れた私は、お葬式で大騒ぎするだけ鉄道ファンとは一線を画したい。

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